25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 かわうその里すさき」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 かわうその里すさき」は、藁焼きのかつおたたき作りを眼の前で見られる道の駅
道の駅 かわうその里すさき DATA
道の駅 かわうその里すさき
〒785-0022
高知県須崎市下分甲263番地3
☎0889-40-0004
売店:9時~18時
※4〜10月の土・日・祝日は19時まで
無休
「道の駅 かわうその里すさき」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 かわうその里すさき」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.01
2018.05.12
2020.06.22
2024.11.22
※「道の駅 かわうその里すさき」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 かわうその里すさき

「道の駅 かわうその里すさき」のロケーション
「高知市内」から高速道路の「高知自動車道」を使えば、約37キロ・45分ほどで到着できる「道の駅 かわうその里すさき」は、「高知自動車道」が「須崎中央インター」までしかなかった時代は、観光客に人気の休憩&車中泊スポットだった。
しかし、2012年に「高知自動車道・無料区間」が「須崎西インター」から「四万十町中央インター」まで延伸して以降、そこからわずか400メートルほどの好立地に建つ「道の駅 あぐり窪川(くぼかわ)」に、その座を奪われた。
今でも高知市内から国道56号で土佐方面に向かうドライバーは、「道の駅 かわうその里すさき」を利用しているようだが、車中泊を含めてトラックが多いのは頷ける。
ただ2023年、「道の駅 かわうその里すさき」に明るい光が見えてきた。
それは、「高知自動車道・無料区間」及び国道56号に並行するように内陸部を走る、国道33号沿いの佐川町に、新しく「まきのさんの道の駅・佐川」がオープンしたことによる。

出典:NHK
この朝ドラ「らんまん」の恩恵を受けた道の駅は好評を博しているが、駐車場全体が傾斜しており、車中泊には適していない。
そのため高知市内から国道33号で佐川町に向かい、「まきのさんの道の駅・佐川」を見た後、国道56号に出て「道の駅 かわうその里すさき」で車中泊をする旅人が増えつつある。
このままだと、「道の駅 かわうその里すさき」にとって「まきのさんの道の駅・佐川」は、「救世主」になるだろう(笑)。
「道の駅 かわうその里すさき」の施設
「道の駅 かわうその里すさき」は、国道56号と高速道路の「高知自動車道」に挟まれた細長い敷地の中にあり、駐車場は❶の駅舎の前と、県道388号を挟んだ❷の第二駐車場に分かれている。
これを見ても分かる通り、夜間に静寂性を期待できる環境ではない。
こちらが❷の第二駐車場。
営業時間中は停まっているクルマを見かけるが、24時間トイレまでは相当離れているため、夜間利用する人はほとんどいない。
こちらが駅舎のある❶の駐車場。左に見える茶色の建物が24時間トイレで、車中泊にはトイレに近くて、比較的路面の平坦なクルマの停まっているあたりが適している。
24時間トイレの外観は少し古びているが、中にはウォシュレットが完備している。
さて。
「道の駅かわうその里すさき」の人気を支えているのは、館内にある「多田水産」による『わら焼き・かつおたたき作り』の実演だろう。
焼きたての「かつおのたたき」は一人前600円。さらにプラス300円で一節(約3人前)から「体験受付」してくれるとのことで、カップル以上の人数ならぜひトライしてみるといい。
他にも館内は「カツオ」三昧で、『いよいよ土佐まで来た!感が満載』(笑)。
妙に垢抜けした店作りより、ノスタルジックな看板を掲げた「市場」的雰囲気に旅情を覚える人も多いと思う。
ちなみに「道の駅 かわうその里すさき」の館内は、何件かのテナントで構成されており、それもまた昔のドライブインみたいで懐かしい。
なおレストラン「とれた亭」は2階にあり、営業時間は11時~19時で、4〜10月の土・日・祝日は20時まで(LO閉店30分前)となっている。
詳しいメニューはこちら。
さらに加えると
「道の駅 かわうその里すさき」から約550メートル、「須崎西インター」を少し超えたところに、昭和48年創業でおむすび・玉子焼きを中心に、弁当や総菜を幅広く取り扱っている老舗がある。
地元民だけでなく、県外から高知にサーフィンやダイビングに訪れる人々からも愛されてきた、その店の名は「ショップたけざき須崎本店」で、名物は秘伝のダシがしっかり効いたこの卵焼きだ。
いわゆる「だし巻き卵」とは違って歯応えがあり、長距離運転で疲れたドライバーの胃袋だけでなく、ココロにもやさしい癒しを与えてくれる…
そんな昔懐かしい昭和の味が込められた逸品は、おにぎりとセットで売っていて、筆者も取材の合間によく食べた。
今は「道の駅 あぐり窪川」でも買うことができるが、本店ではおにぎりのバリエーションが選べるし、ほかのメニューも見ることができる。
【ショップたけざき須崎本店】
〒785-0023
高知県須崎市下分乙819−1
☎0889-42-4871
営業時間:4時~19時
※12月~2月は18時まで)
水曜定休
駐車場:10台
「道の駅 かわうその里すさき」の車中泊好適度
「道の駅 かわうその里すさき」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:同上。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 かわうその里すさき」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
そうだ山温泉 和
道の駅から約8キロ・15分
☎0889-45-0055
おとな700円
9時~21時(受付最終20時30分)
不定休
コンビニ
国道56号を挟んだ向かいにローソンがある。
スーパーマーケット
「フジ 須崎店」まで約450メートル。