25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、本州及び四国から瀬戸内海に浮かぶ香川県の「小豆島」に通じる、カーフェリーの航路を詳しく紹介しています。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
小豆島へのフェリー航路

出典:離島ガイド
「小豆島」は本州とも四国とも橋では繋がっていないため、車中泊で行くにはカーフェリーに乗船する必要がある。
2025年1月現在、本州からは「神戸新港」「姫路港」「新岡山港」「宇野港」の4つの港から、四国からは「高松港」「高松東港」の2つの港から、合計7航路の「小豆島」行きのフェリーが発着している。
なお、岡山県の「日生(ひなせ)港」と小豆島の「大部港」を結ぶ「瀬戸内関西汽船」のフェリーは、2023年12月以降、利用客減少により運航を休止している。
ここでは『京阪神からのアクセス』を念頭に入れ、発着港別に紹介していこう。
【本州~小豆島】
【四国~小豆島】

神戸新港~坂手港/ジャンボフェリー
新神戸港から、朝便(AM8:15発)・昼便(PM13:00発)・夜行便(AM1:00発)の基本1日3便(土休日は夜便19:20発を加えた4便)が運航しており、所要時間は深夜便以外が約3時間20分、深夜便は6時間30分で朝7時30分に到着する。
車両運賃
6m未満車 7,990円
※「燃油サーチャージ」が別途必要
旅客運賃
おとな1,990円
小豆島発の時刻表を含めた詳細は、こちらの公式サイトで確認を。
京阪神からはもっとも走行距離が短くて済む航路で、小豆島から四国の高松に渡る便との共通割引チケット・「瀬戸内マイカーするーきっぷ」が使える。
「瀬戸内マイカーするーきっぷ」を利用すると、2025年1月現在で6m未満の車両と夫婦2人の乗船料金は12,180円。
経費と労力を考えれば、利用価値はかなり高いといえそうだ。
ただし深夜便・土休日ダイヤを利用する場合、それぞれ大人500円の追加料金が別途必要。つまり、土休日ダイヤかつ深夜便だと1,000円アップになる。
「瀬戸内マイカーするーきっぷ」の詳細は、こちらのサイトで確認を。
ちなみに「三宮フェリーターミナル」のある場所は、幕末に「勝海舟」が開いた「海軍操練所」の跡地。 当時は「坂本龍馬」もこのあたりを闊歩していたはずだ。
姫路港~福田港/小豆島フェリー

出典:小豆島フェリー株式会社
1日7便が就航しており、所要時間は約1時間40分。
車両運賃
5m未満車 9,850円
旅客運賃
おとな1,710円
プリントアウト、または窓口でモバイル端末の画面を提示すると適用される。
姫路港~福田港、土庄港~高松港のスルーキップ(5メートル未満車15,000円)あり。詳細は窓口で確認を。
日生港~大部港/瀬戸内観光汽船
「日生(ひなせ)港」は岡山県にある港で、「瀬戸内観光汽船」のフェリーが島北部の大部(おおべ)港まで1日5便運航していたが、2023年12月以降、利用客減少により操業を休止している。
新岡山港~土庄港/国際両備フェリー
1日8便が就航しており、所要時間は約1時間10分。
「土庄港」は小豆島の中心地で、宿泊施設や飲食店も多く観光の拠点に便利。
車両運賃
5m未満車 9,460円
旅客運賃
おとな1,200円
宇野港~土庄港/小豆島豊島フェリー

出典:小豆島BASE
1日3便が就航しており、所要時間は約1時間30分。
車両運賃
6m未満車 6,330円
旅客運賃
おとな700円

高松港~土庄港/小豆島フェリー
1日15便が就航しており、所要時間は約1時間。
車両運賃
5m未満車6,330円
旅客運賃
おとな700円
高松港~池田港/国際両備フェリー

出典:小豆島BASE
1日11便が就航しており、所要時間は約1時間。
池田港からは、エンジェルロードやオリーブ園までクルマで約10分、二十四の瞳の映画村や寒霞渓には約30分で行ける。
車両運賃
5m未満車6,330 円
旅客運賃
おとな700円
高松東港~坂手/ジャンボフェリー(小豆島ライン)

出典:ジャンボフェリー
1日3便が就航しており、所要時間は約1時間15分。
車両運賃
6m未満車6,330 円
旅客運賃
おとな700円
小豆島 車中泊旅行ガイド
車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門

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