25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 田野駅屋」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
「道の駅 田野駅屋」は、日帰り温泉が約1キロのところにある、利便性の高い室戸半島西岸の「旅の宿」
道の駅 田野駅屋 DATA
道の駅 田野駅屋
〒781-6410
高知県安芸郡田野町1431番地1
☎0887-32-1077
7時30分~17時30分
年末年始以外は無休
「道の駅 田野駅屋」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第19回
登録日/2003年8月8日
「道の駅 田野駅屋」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.05.04
2018.05.12
2024.11.22
※「道の駅 田野駅屋」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 田野駅屋

「道の駅 田野駅屋」のロケーション
「道の駅 田野駅屋」は、室戸半島西岸の中ほどに位置するように見える国道55号沿いの道の駅だが、「室戸岬」から約30キロ・クルマで40分、いっぽう高知市内からだと約56キロ・クルマで1時間20分のところにある。
「室戸半島」というのは、朝どこをスタート地点にするかにもよるが、さすがに鳴門市から高知市までを、ワンデイで見て周るのは時間的にタイトすぎる。
要所をそれなりに観光するなら、どこかで車中泊を入れるべきだが、徳島側の「道の駅 日和佐」をスタート地点にすると、室戸岬を昼食後に経ち、それから「モネの池」や「中岡慎太郎 生家」を見て、温泉で汗を流せば、冬季は「道の駅 田野駅屋」に着く頃にちょうど日暮れを迎える。
有名な「だるま夕日」も近くで見られるようなので、町中が苦にならなければ、ここが室戸半島ではいちばん時間を有効に使える「旅の宿」になるかもしれない。
その室戸半島の主な見どころは、こちらの記事にまとめている。
「道の駅 大山」の車中泊事情
状況によっては、約9キロ・クルマで10分ほど高知市寄りにある「道の駅 大山」を「旅の宿」にしてもいいと思うが、利便性は町の中にある「道の駅 田野駅屋」のほうがはるかに高い。
ただ2024年2月10日に、まるでカフェのように生まれ変わったばかりの「道の駅 大山」は、ロケーションも海に近く、小さいながら寝心地はけして悪くない。

ウォシュレット完備の「道の駅 大山」の24時間トイレ
ただし入浴施設は「道の駅 田野駅屋」から1キロほどの「たのたの温泉」が最寄りになるので、室戸岬から来る場合は車中泊をする前に立ち寄って行こう。
「道の駅 田野駅屋」の施設
「道の駅 田野駅屋」は、土佐くろしお鉄道・ごめん・なはり線の「田野駅」と隣接し、鉄道駅と道の駅が合体したような構造になっている。
駅名の由来は「田野へ来ぃや!」。
それを文字って「田野駅屋」にしているのだが、なんとも人を喰ったようで、よくお役所が許可したものだと感心した(笑)。
ボックス型の駐車場は総じてフラットで、車中泊に支障はない。
24時間トイレは、電車の乗客も利用しやすいよう、ホームに近いローソン側の端に設けられている。
中にはウォシュレットが完備。
物販飲食で目を引いたのは、お惣菜やお寿司、お弁当などの「ご当地グルメ」だ。
これは「道の駅 田野駅屋」の自慢らしく、朝・昼前・午後の1日3度、商品の追加をしているとのこと。
しかも開店時間は朝7時30分というからありがたい。まさに電車駅に隣接している恩恵といえる。
詳しいラインナップがホームページに書かれているが、なかなかいいね。
ただし食堂はうどん・そばなどの軽食のみのようだ。
「道の駅 田野駅屋」は、2011年に一度リニューアルを受けているようだが、駅前にしてはちょっと物販飲食は物足りない。
とはいえ、
コンビニ・ドラッグストア・スーパーは徒歩圏内、さらに日帰り温泉も近くにあることからすると、「旅の宿」としての利便性は高知県下でも際立っている。
最後に、
「道の駅 田野駅屋」では、敷地を駅の裏側に拡張する、2028年の大掛かりなリニューアルオープンに向けた具体的な計画が進行している。
「道の駅キラメッセ」が今のままで、ここが大きく変われば、室戸岬の車中泊スポットの主役が入れ変わる日がたぶん訪れるだろう。
「道の駅 田野駅屋」の車中泊好適度
「道の駅 田野駅屋」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 田野駅屋」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
たのたの温泉
道の駅から約1キロ・クルマで約3分
☎0887-38-3566
おとな700円
12時~21時(受付最終20時30分)
※土日祝は10時~
木曜定休
コンビニ
ローソンと隣接
スーパーマーケット
「サンシャイン ゆい店」まで約160メートル
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