25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、土佐清水の絶景スポット「竜串・見残し奇岩パーク」の見どころと車中泊事情の紹介です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
「竜串・見残し奇岩パーク」は、「足摺岬」に勝る土佐清水のベストビュースポット
「竜串・見残し奇岩パーク」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.02
2016.01.01
2018.05.11
「竜串・見残し奇岩パーク」での現地調査は2018年5月が最新で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2024年11月に作成しています。
「竜串・見残し奇岩パーク」の見どころと車中泊事情

「竜串・見残し奇岩パーク」のロケーションと概要
筆者イチオシの土佐清水の絶景スポット「竜串・見残し奇岩パーク」は、足摺岬の入口にある「海の駅あしずり(ジョン万ハウス)」から、国道321号を西に約9キロ・クルマで15分ほど進んだところにある。
2023年4月に全面リニューアルされた「道の駅 めじかの里土佐清水」からなら、約3キロとすぐそこだ。
砂岩が波や風に侵食された海食台地にある「竜串・見残し奇岩パーク」は、大きく「竜串海岸」「見残し海岸」「足摺海底館遊歩道」の3 つゾーンに分かれており、「見残し海岸」へは、サンゴ礁が観賞できるグラスボートでアクセスする。
竜串海岸
竜串海岸は臥竜山に沿ってできた侵食海岸で、奇勝奇岩の壮大な景観と出会える、土佐清水はおろか、高知随一と云っても過言ではない海の景勝地だ。
一直線上に丸みを帯びた節理が見られる「大竹小竹」は、竜串海岸を象徴する代表的なもの。
他にもしぼり幕、欄間石、蛙の千匹連れ、千畳敷などの名称で呼ばれる奇岩・奇勝が点在し、地学教材の宝庫といわれている。
見残し海岸
土佐を訪れた「空海」が、あまりの難所のために見残したことから、その名がついたと伝わる絶景地。
今でも陸路は整備されておらず、海上からしかアクセスできないが、船からは海中のサンゴ礁に加えて、「竜串・見残し奇岩パーク」の全景が眺められるのでお勧めだ。
グラスボートは竜串観光汽船(竜串発)と、たつくし海中観光(レスト竜串発)の2社が運行。乗船料はともに大人往復2000円(2024年11月現在)。
乗船したグラスボート(竜串観光汽船)の床から見えたシコロサンゴ群体は、国内最大級のもので、高知県の天然記念物に指定されている。
「見残し海岸」にわたると、海の透明度がさらに一段と高くなる。
足摺海底館遊歩道
「足摺海底館」は、レスト竜串に隣接する駐車場から約500メートル。
階段を降りれば丸窓からメジナやハリセンボン、さらに色鮮やかな熱帯魚や回遊魚の群れも見られる。
大人 900円
9時~17時(受付最終16時30分)
無休
竜串・見残し奇岩パークの車中泊事情
竜串海岸周辺には、無料の車中泊スポットが揃っている。
「竜串観光案内所」前の広い駐車場は、少し離れたところにトイレがあるので、車中泊をしようと思えばできると思う。
ただ、近くに「道の駅めじかの里土佐清水」があるので、あえて波風の立ちそうな場所で泊まる必要性は感じない。
なお、かつては1泊300円で利用できた、すぐ近くにある「爪白キャンプ場」は、2019年4月に「スノーピーク土佐清水キャンプフィールド」 にリューアルされている。
料金は、フリーオートサイト4800円(電源なし)から。
筆者は昔からのスノーピークファンだが、さすがにここは、昔の「爪白キャンプ場」のままのほうがよかった!
いくら冠がついたとはいえ、10倍以上値上げするなんて、やりすぎだろ。株式上場じゃないんだから(笑)。
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