25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、『これぞ最強!』と云える無料駐車場と無料キャンプ場に隣接し、日帰り温泉まで併設している徳島自動車道「吉野川ハイウェイオアシス」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
スマートICのある吉野川ハイウェイオアシスは、あらゆる選択肢に対応できるマルチな車中泊スポット
吉野川ハイウェイオアシス DATA
吉野川ハイウェイオアシス
〒771-2502
徳島県三好郡東みよし町足代1650
☎0883-79-5858
10時~18時(施設によって異なる)
無休
駐車台数:普通車200台(高速側100台・一般100台)
「吉野川ハイウェイオアシス」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2018.05.02
2022.04.28
2025.02.11
「吉野川ハイウェイオアシス」での現地調査は、2025年2月が最新です。
吉野川ハイウェイオアシス

「吉野川ハイウェイオアシス」のロケーション
「吉野川ハイウェイオアシス」は、「徳島自動車道」上の「吉野川SA」に隣接している、大規模な公園型の道路休憩施設だ。
車中泊旅行者にとって、敷地内に日帰り温泉があるのはもちろんだが、スマートICがある「吉野川ハイウェイオアシス」最大のメリットは、高速道路料金所の中または外で、その時々のニーズに応じた利用ができる点にある。
ゆえに大事なのは、その”使い道”というか、四国を車中泊でめぐる旅人が、どのようにここを利用するのが”もっとも効果的なのか”を具体的に知ることだ。
まず京阪神とのアクセスを考えるなら、ETC割引が適用される高速道路内での車中泊がお勧めだ。
中国自動車道「吹田インター」から「吉野川ハイウェイオアシス」までは、約220キロ・3時間ほど。通常料金は9,190円だが、ETCの深夜割引と休日割引が合算される金曜の深夜なら5,110円になる。
併設している「美濃田の湯」の受付最終時間が20時30分なので、さすがに現役世代が金曜日に仕事から帰り、そのまま「吉野川ハイウェイオアシス」まで直行しても、入浴時間には間に合わないかもしれない。
しかし20時30分までに到着できるのなら、「吉野川ハイウェイオアシス」まで来て入浴と食事を済ませて車中泊し、翌朝再び高速で道後温泉や高知市内に向かえば、高速料金はさらに大幅に節約できる。
また、「祖谷渓」や「讃岐エリア」を観光した後、スマートインターで「吉野川ハイウェイオアシス」に入場して泊まり、翌朝「淡路島」まで移動するのも悪くない。
いっぽう自炊がしたい人には、「吉野川ハイウェイオアシス」のすぐ近くに無料でオートキャンプができる「美濃田の渕キャンプ場」もある。
ややこしいが「美濃田の淵キャンプ村」のほうは有料になるのでご注意を。
なお約5キロほど東には「道の駅 三野」があるが、規模が小さいうえに、最寄りの温泉が「吉野川ハイウェイオアシス」に隣接する「美濃部の湯」なので、それなら「吉野川ハイウェイオアシス」の高速道路外に設けられた一般駐車場で車中泊するほうが楽だろう。
「吉野川ハイウェイオアシス」の施設
こちらが「吉野川ハイウェイオアシス」のレイアウト図になる。車中泊に利用できる駐車場は全部で5ヶ所あるので、順を追って説明しよう。
❶のハイウェイオアシス上り線(徳島方面行き)の駐車場。ここは高松方面から来た人だけが利用できる。
施設に近いハイエースの駐車エリアは前後に傾斜しているが、敷地は広くフラットな場所もある。
❷のハイウェイオアシス下り線(松山方面行き)の駐車場。ここは徳島方面から来た人だけが利用できる。
路面は全体的にフラットだ。
❸一般道からアクセスできる無料の駐車場で、NEXCO中日本では「ぷらっとパーク」と呼んでいるスペース。
路面はフラットで、温泉利用者があまり利用しないと思うので、出入りも少なくもっとも静かだと思う。また隣には「ファミリーロッジ・旅籠屋」がある。
❹❺こちらも一般道からアクセスできる無料の駐車場で、主に温泉利用者とアスレチック遊具がある「ふるさとゾーン」の利用者が使用している。
開放感はあるが傾斜している場所が多いので、夜に来て利用するのは勧めない。
なお、写真右端の白いキャンピングカーが停まっている位置がマップの❺だ。
続いては施設の案内を。
「吉野川ハイウェイオアシス」の施設は、大きく「ふれあい館」と「美濃田の湯」で構成され、「ふれあい館」の中に農産物直売所と売店、さらに食事処と2階にはテレワークオフィスが用意されている。
こちらが日帰り温泉「美濃田の湯」。
隣の巨大なドームの下では「阿波おどり」のイベントも行われるようだ。
美濃田の湯
☎0883-76-5226
おとな700円
10時~21時(受付最終20時30分)
不定休
「ふれあい館」1階の様子。
館内にある「食事処つむぎ」の営業時間は、11時~21時(LO/20時30分)なので、夕食も食べられる。
施設の詳細はこちらで。
ちなみにコンビニは、「吉野川サービスエリア・下り線」にセブンイレブンがあるが、ハイウェイオアシスから歩くとけっこう遠いと思う。
料金所の外では、ローソンが約2.4キロのところに、またスーパーマーケットは「マルヨシセンター 三加茂店 」が約3.4キロのところにある。
いっぽう24時間トイレは、「せせらぎゾーン」側の展望デッキの1階にある。
もちろん中はウォシュレット。
ただサービスエリアと違って、可燃物用のゴミ箱は見当たらず。ここでは飲物の容器しか捨てられないようだ。
なお「せせらぎゾーン」には遊歩道が設けられており、いちばん下まで降りたところに「ドックグラン」がある。
さて。
最後は吉野川サービスエリアに」ついて記そう。
高速道路からアクセスすると、駐車場はSA・ハイウェイオアシスともに上下線のどちらかしか選べないが、利便性から云うと24時間営業のセブンイレブンがある、この「下り線のSA」がいちばん便利だろう。
ただしコンビニのある駐車場には、トラックも多く集まる傾向がある。
こちらは上り線の駐車場。
どちらも平坦で車中泊に支障はない。ハイウェイオアシスよりは静寂性に欠けるが、食事を重視するならSAの駐車場を選ぼう。ただ温泉には歩いて行けるが、思っているより遠いかも。
ちなみにスナックコーナー・フードコートは、上り線は7時~22時、下り線は8時~21時までとなっている。
施設詳細ページはこちら。
いずれにしても、車中泊のあらゆるニーズに対応できる「吉野川サービスエリア&ハイウェイオアシス」は、徳島県はもとより四国でも最強で、日本国内を見渡してもトップクラスの車中泊スポットであることに間違いはないだろう。
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