25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、2015年夏に出かけた「東北 太平洋沿岸の旅」の足跡を旅行記にまとめています。
なおこの記事は、2025年5月に一部情報をアップデートしてお届けしています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行記
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、これまでの中で特に印象に残った旅の足跡をまとめた旅行記です。

~ここから本編が始まります。~
杜の都で、「おひとり様」を満喫

7月10日。杜の都・仙台に入った。
ここから先は青森県の大間まで、既に何度か訪れているため、気持ちの上ではかなり楽な旅になる。
仙台は今回が通算4度目で、青葉城にも何度も足を運んできた。

しかし、江戸城に次ぐ広さを誇ったという青葉城跡には、まだまだ知らない場所がたくさんある。
例えば、この伊達政宗の胸像がどこにあるかを知っている人は、仙台市民でもそう多くはないだろう。
伊達政宗といえば、ハリウッドスターとしての地位を築いたケン・ワタナベの出世作となった大河ドラマ「独眼竜政宗」が懐かしく思い出されるが、それもそのはず。ドラマは今から28年前の1987年に放送されている。
仙台に立ち寄った一番の目的は、やっぱり「牛タン」だ(笑)。

奈良、京都、大阪と日本の牛肉消費ランキングのトップ3が居並ぶ紀伊半島でも、このような分厚くて柔らかい牛タン焼きに出会えることは少ない。
もちろんそれなりに値も張るわけだが、今回はラッキーなことに「おひとり様」だ。もっとも、一人で食べたからといって家内はちっとも怒らない。なぜなら彼女は、この手の食材がどちらかいえば苦手。
ゆえにWinWinだ(笑)。

ただし出かけた場所が悪かった。
仙台駅のエキナカに「牛たん通り」があるというので、深く考えずにそこを目指したのだが、駅だけに人の数が多いのは当たり前…。利久はチェーン店なので、クルマが必要な店に行けば並ぶことはなかったと思う。お腹が減ると、テキメンに頭も回らなくなる。

ところで、気になる写真の二人の美女だが、伊達政宗公を祀る霊廟の瑞鳳殿で出会い、しばしの時間を共にした。
首から一眼レフをぶら下げて歩けば、ごく稀にこういうこともある(笑)。

この日の仙台は気温が上がり、昼過ぎには35度近い真夏日となった。
おかげで取材の意欲は減退し、仙台を離れて塩釜まで来たものの、この段階で体力・気力ともにエンプティ―。
そのまま石巻の道の駅上品の郷まで走り、早めの切り上げとなった。
さて。

実は筆者は既に北海道に上陸している。
ブログは1話仕上げるのに多大な時間を要すため、現行とタイムラグが生じるのは致し方がない。
今日と明日はカーネル執筆のためにニセコに滞在し、20日から北上を開始する予定だ。天気次第だが、できれば利尻島まで足を延ばしたいと思っている。
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