25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、例年5月中旬から6月上旬に、秋田県と岩手県にまたがって広がる八幡平の山頂付近で見られる「ドラゴンアイ」の、アクセスと見学に関する『出かける前に知っておきたい情報』です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
「ドラゴンアイ」が見られる「鏡沼」は、「八幡平アスピーテライン」の「八幡平山頂見返峠駐車場」から、徒歩約20分のところにある。

筆者の八幡平ドラゴンアイの歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2025.05.29
「八幡平ドラゴンアイ」の現地調査は2025年5月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2026年4月に更新しています。
八幡平ドラゴンアイ アクセス&見学時の留意点

駐車場から「八幡平ドラゴンアイ」までの徒歩アクセスと見学時の留意点
「ドラゴンアイ」とは…

「ドラゴンアイ」は、冬に積もった湖沼周辺の雪が、春を迎えて溶け始める際に湖沼へと流れ込み、比較的軽い中央付近の氷だけを浮かび上がらせながら、その周りにリング状に染み出す現象のことで、まるで「竜の目」のように見えることから、そう呼ばれている。

出典:中日新聞
有名なのは、秋田県と岩手県の県境付近に位置する「八幡平(はちまんたい)・鏡沼」の「ドラゴンアイ」だが、実際に似たような現象は、写真の「御嶽山・三ノ池」や、「大雪山」「月山」「立山」などの湖沼でも確認されている。

その中で「八幡平ドラゴンアイ」は、何よりカタチが美しいこと、駐車場から徒歩20分ほどでアクセスできること、そしてほぼ毎年安定した姿を見せるという3つの理由から有名になり、今では『ドラゴンアイの代名詞』として、毎年のようにマスコミで取り上げられている。
さて。

例年「八幡平ドラゴンアイ」が見られるのは、5月中旬から6月初旬にかけてだ。
早めに行くと、この写真のような”まつ毛”を見ることができるが、”瞳”の部分は白いまま。それが後半になると雪が黒ずみ、よりいっそう”竜の目”のようになる。
なお「八幡平ドラゴンアイ」の雪解け最新状況は、以下のサイトで確認できる。
「八幡平ドラゴンアイ」へのマイカーアクセスルート

「鏡沼」は標高約1600メートルの「八幡平(はちまんたい)」山頂付近にある。
バスとマイカーアクセスのゴールとなる「八幡平山頂見返峠駐車場」は、「鏡沼」から徒歩で20分ほど下にあるので、まずはそこを目指して進もう。

その際に走る無料の山岳観光道路が、「八幡平アスピーテライン」だ。

出典:八幡平市観光協会
全長約35キロの「八幡平アスピーテライン」は、秋田県と岩手県にまたがって広がる「十和田八幡平国立公園」の一部で、「日本百名山」にも選ばれている「八幡平」の中腹を縫うように走っている。
ただし冬季は通行止めになるため、秋田県側と岩手県側にゲートが設けられている。
グリーンシーズンはゲートが24時間解放されるが、「ドラゴンアイ」が見られる時期は、冬期の通行止め解除直後の『夜間のみ通行止め期間』にかかる場合が多いため、行く前に通行可能な時間帯を、以下のサイトで確認しておく必要がある。
続いては、「八幡平山頂見返峠駐車場」利用時の留意点について。

「八幡平山頂見返峠駐車場」は、「鏡沼」を含む八幡平山頂エリアのハイキングの起点になっているため、「八幡平・山頂レストハウス」と隣接しており、駐車場の奥には素晴らしい眺望を誇る展望台がある。

普通車の駐車台数:200台ほど
駐車料金:1回500円
ただし、レストハウスの営業時間は8時30分から17時までで、夜間は駐車場も閉鎖されるため、ここでの車中泊はできない。

しかし、そこから岩手県側に200メートルほど下ったところに無料の駐車場があり、そこは24時間利用できる。
「八幡平山頂見返峠駐車場」の詳細と、「八幡平アスピーテライン」の車中泊スポットと見どころは、長くなりすぎるので以下の別記事に分かりやすくまとめている。
ちなみに「ドラゴンアイ」のピーク時は、朝からゲート前にクルマの列ができることが多く、土日や晴天の日中は「八幡平山頂見返峠駐車場」の空き待ちの渋滞が、最大で3時間近く続くこともあるという。
東北だからとナメてかかると、とんでもないことになるのでご注意を。ここに書いているくらいの情報を持って臨んで、ちょうどいいくらいだと思う(笑)。
なお、その時期はもう路面に雪はなく、ノーマルタイヤでも心配はなさそうだ。
駐車場から「八幡平ドラゴンアイ」までの徒歩アクセスと見学時の留意点

出典:八幡平ビジターセンター
「八幡平山頂見返峠駐車場」から、「ドラゴンアイ」が見られる「鏡沼」までは約1キロ。このマップにブルーで示したラインを辿るだけで、普通に歩けば20分ほどしかかからない。

だが道中はこういう感じなので、足元と服装にはそれに応じた準備が必要だ。
「鏡沼」の手前にはこの時期でも雪が多く残っており、道は踏み固められていて、滑りやすくなっている。
かといって足跡のない場所を進めば、今度は足が埋まって靴の中に雪が染み込み、靴下まで濡れてしまうため、スニーカー程度では到底太刀打ちできない。

そのため、こういうハイカットのトレッキングシューズがあればベストで、スパッツ代わりに裾が絞れるパンツを履けばよりグッドだ。

「八幡平山頂見返峠駐車場」にある「八幡平パークサービスセンター」では、長靴をレンタルしているので、最悪はそれを借りることだが、往路はこの滑る雪道を踏ん張って登る必要があるので、長靴ではかなり疲れると思う。

さらに標高約1600メートルの「鏡沼」付近は、平地よりも気温が低いうえに風が強い日が多く、5月でも気温が10度前後まで下がることも珍しくはないので、ウインドブレーカーやダウンジャケットなどの防寒対策も忘れずに。

もちろん山なのでクマはつきもの(笑)。

なお「鏡沼」までは一本道だが、足跡が分散していて人が少ない日は迷うと思う。
その際には、木に結びつけてあるピンクのリボンを辿りながら進もう。
短い距離でも迷って登り降りしていたら、かなりくたびれることになる。
最後に。
ご承知の方もあると思うが、近年は地球温暖化の影響か、「八幡平ドラゴンアイ」にも異変が生じている。

2026年には“瞳”の部分に亀裂が入っただけでなく、シーズン後半には、まわりの水が抜けてなくなる「ドライアイ」状態になってしまった。
自然現象なので予測がつかないのだが、できれば早いうちに見に行くほうがいいのかもしれない。
もし他に疑問点があれば、下記のサイトでご確認を。
八幡平 車中泊旅行ガイド
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