25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」の車中泊に関する情報です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」は、奥入瀬渓流散策後の「後泊」に適した道の駅

道の駅 奥入瀬ろまんパーク DATA
道の駅 奥入瀬ろまんパーク
〒034-0301
青森県十和田市奥瀬堰道39-1
☎0176-72-3201
9時~17時
12/31・1/1 定休
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第8回
登録日/1995年4月11日
2022年に物販飲食施設をリニューアル
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.19
2011.10.21
2015.07.15
2024.10.21
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」での現地調査は2024年10月が最新です。
道の駅 奥入瀬ろまんパーク
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」のロケーション

「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」は、青森県十和田市の国道102号線沿いにある道の駅で、奥入瀬渓流の「石ヶ戸休憩所」から約19キロ・20分のところにある。

ただし、下の記事で詳しく解説しているように、ハイシーズンの「奥入瀬渓流」を散策する際の「前泊地」にするには、いささか遠すぎるため、その時期は「後泊地」として利用するのがお勧めだ。
また「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」は、「奥入瀬渓流」だけでなく、「黒石」や「八戸」へのアクセスにも恵まれており、勝手知ったる道の駅で車中泊をしながら、のんびり青森県を旅したい人にとっては、都合のいい車中泊スポットといえそうだ。
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」の施設

出典:道の駅 奥入瀬ろまんパーク
広大な敷地を有するだけあって、「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」は充実した施設が揃う、東北地方でもトップクラスの道の駅になっている。

まず350台を収容できる広大な駐車場は、総じてフラットで車中泊に支障はない。

24時間トイレは独立して建っている。
ただしトイレは階段の上にあるため、クルマを道路側に停めるとかなり遠くなる。

道の駅は1995年開業だが、中は抜かりなくウォシュレットに改修されている。

いっぽう物販飲食施設のうち、旧「味蕾館」と旧「奥入瀬麦酒館」は、2022年5月のリニューアルオープンで、地ビールを提供する「OIRASE BEER Brewery & Restaurant」と、大阪・神戸・青森にも店舗を構える、りんご専門のカフェ「あら、りんご。青森ファクトリーショップ」に生まれ変わっていた。

「奥入瀬の源流水」を使って作られる「奥入瀬ビール」は、もともと1997年にこの地で誕生しており、リニューアル後はブルワリに石窯レストランが加わり、ピザやパンのほかにスキレット料理も食べられるようになっている。
ただ、旧「奥入瀬麦酒館」は19時まで営業していたが、現在は16時までとなっているので、夕食には間に合わない。
なお、ここは水曜が定休日になる。

2022年に新設された「あら、りんご。」青森ファクトリー。
到着したのが閉店間際だったため、店内は見れなかったが、自慢のアップルパイは食べてみたかった。
どちらかといえば、「奥入瀬ビール」よりもこっちのほうが残念だ(笑)。

こちらは以前から八角形のカナディアン・ログ・ハウスで親しまれてきた、観光物産館「四季彩館」になる。

開放感のある店内には、県内の特産品・名産品と農産品が並んでいる。
また道の駅には欠かせないソフトクリームは、地元で生産・飼育される生乳を使用した乳製品を製造販売している「手作りハウス味楽工房」で手に入る。
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

「奥入瀬渓流」の散策後に来ると、飲食施設の閉店直後に到着する人も多いと思うが、こうして可燃物のゴミ箱が用意されていると、スーパーなどでお弁当や惣菜類を安心して買ってくることができる。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」 最寄りの温泉&周辺買い物施設
ホテル ポニー温泉
道の駅から約6キロ・クルマで約5分
☎0176-23-4836
大浴場 大人 450円
石鹸・シャンプーなし
5時~22時
年中無休
コンビニ
ローソンまで約200メートル
スーパーマーケット
「マックスバリュ十和田南店」まで約10キロ
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」のアクセスマップ
十和田・奥入瀬・八甲田山
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