東北・仙台への車中泊旅行にお勧めの「太平洋フェリー」【クルマ旅のプロが解説】

太平洋フェリー 仙台

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、名古屋~仙台~苫小牧を就航している太平洋フェリーを利用した仙台アクセスの詳細情報です。

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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

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車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
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~ここから本編が始まります。~

東海以西の旅人にお勧めしたい、片道にフェリーを使う北海道・東北車中泊の旅

太平洋フェリー

太平洋フェリー DATA

太平洋フェリー
名古屋~仙台間
所要時間:約19時間
名古屋19時発、仙台翌日16時40分着
仙台12時50分発、名古屋翌日10時50分着
※隔日運行
運賃:27,300円
5メートル未満車/S寝台利用/A期間(最安値)/インターネット割引適用

太平洋フェリーの筆者の利用記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2017.10.09
2024.10.22
2025.06.06
※名古屋~仙台間のみの利用日

太平洋フェリーの乗船は、2025年6月が最新です。

東北・仙台への車中泊旅行にお勧めの「太平洋フェリー」

太平洋フェリー

「太平洋フェリー」の航路と船内

「太平洋フェリー」のお勧め活用法

1.北海道の帰りに、東北に立ち寄る

2.仙台をゴールにする東北クルマ旅

3.仙台の見どころ

「太平洋フェリー 仙台港のりば」
アクセスマップ

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この厚みがあれば、普通車でもマットだけでシートの凹凸を吸収し、快適な寝心地が得られます。

 

「太平洋フェリー」の航路と船内

出典:太平洋フェリー

「太平洋フェリー」は、名古屋と北海道の苫小牧を結ぶ大型のカーフェリーで、往復ともに途中で仙台に寄港する。

仙台では乗船・下船も可能で、今回はそのいわば”ハーフ航路”の紹介になる。

太平洋フェリー

ちなみに筆者は、「太平洋フェリー」で北海道にも4度渡っている。

そのため船内の様子については、北海道編の記事で詳しく紹介しているので、ぜひあわせて参考にしていただきたい。

「太平洋フェリー」のお勧め活用法

ファーム富田

1.北海道の帰りに、東北に立ち寄る

もっともポピュラーなのは、やはり北海道との抱合せだと思う。

誰でも最初は、自宅に最寄りのフェリーターミナルから北海道を往復するだけで、十分お釣りがくるほどの満足を得られるものだが、何度かそれを繰り返すうちに、だんだん東北が気になってくる(笑)。

とはいえ、行きに東北で体力を消耗するのは躊躇する。

料理に例えれば、東北を「前菜」にするには、ボリュームがありすぎるわけだ。

かといって、北海道での長旅を堪能した後で、函館から「津軽海峡フェリー」で大間か青森に渡り、そこから大阪まででも1200キロ近い道のりを自走するのは、想像しただけでも辛い(笑)。

出典:あるくあるけるMAP&NEWS.net

だが、青森から仙台までだけ”付け足して”、仙台から名古屋までの約700キロを再びフェリーで移動するなら悪くない。

ねぶたの家ワ・ラッセ

典型的な利用法は、7月中に北海道を周り、8月初旬に開催される「青森ねぷた祭り」を観るために津軽海峡を渡ることだ。

2.仙台をゴールにする東北クルマ旅

龍泊ライン

今度は北海道に渡らず、東北だけを旅する場合の話だが、東海以西から来る人は逆に往路を自走するのがいいと思う。

そのいちばんの理由は、東北地方へのアクセスルートにある。

都内渋滞

冷静に考えれば簡単な話だが、太平洋岸を西から東北に向けて移動するには、「首都圏」を通過しなければならず、多かれ少なかれ渋滞を覚悟しなければならない。

だが、「北陸自動車道」で新潟まで北上すれば、そこからは国道で直進して山形・秋田・青森へと進んで行けるし、「磐越自動車道」に乗って内陸に切り込めば、ほとんど渋滞することなく、福島県の会津若松に辿り着ける。

三陸道

会津若松からも国道で、山形・秋田・青森へと北上することは可能で、いずれにしても「三陸海岸」と呼ばれる東北の太平洋側を最後に南下して、フェリーターミナルのある仙台をゴールにセットすれば、きれいに東北を周ることができるだろう。

3.仙台の見どころ

伊達政宗 騎馬像

なお、仙台市内の見どころは以下の記事にまとめているが、大半の人は「仙台城(青葉城)跡」で「伊達政宗」の騎馬像をスマホに収めた後、同じ本丸跡から

この1994年にリリースされた、「さとう宗幸」の名曲「青葉城恋唄」に唄われた景色をひととおり眺め、それから名の通った店に移動し、名物の牛タンを食べれば満足しているようだ(笑)。

それでよければ、「太平洋フェリー」は昼の12時50分発なので、午前中をあてがえれば十分間に合う。

たんや善治郎

しかもフェリーターミナルまでクルマで5分もかからない場所に、地元でも有名な牛タン専門店「たんや善治郎」がある。

青葉山公園仙臺緑彩館 駐車場

また2023年に、仙台城の麓に24時間トイレがあって車中泊可能な「青葉山公園仙臺緑彩館駐車場」ができたことで、しっかり仙台を観光できる環境も整った。

秋田港

最後に。

東北地方へは「太平洋フェリー」のほかに、「新日本海フェリー」が福井県の敦賀~秋田便を運行しているが、時間帯は往復ともに朝早い時間で、途中に新潟へも寄港するなど、明らかに使いづらいと思う。

「太平洋フェリー 仙台港のりば」アクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。

 

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