25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、城下町・松江の名物「堀川めぐり」を、朝ドラ「ばけばけ」のロケ地めぐりと合わせて楽しむ秘訣をご紹介。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
裏技は、カラコロ広場で途中下船すること。

堀川めぐり DATA
堀川遊覧船
〒690-0876
島根県松江市黒田町507-1
☎0852-27-0417
おとな2000円
3月~ 9月:9時~17時
10月~ 2月は16時最終
ふれあい広場
20分~30分間隔で出航
大手前広場
15分~20分間隔で出航
松江の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.03.29
2013.02.25
「松江」での現地調査は2013年2月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2026年4月に更新しています。
「堀川めぐり」を2倍楽しむ裏技

堀川めぐりの概要

各地に残る「お掘り」というのは、名城と云えども現代はその大半が埋めたてられ、断続的な「池」の状態で残されているのがほとんどだ。

だが「松江城」のお堀は、1611年の築城と同時に造営され、現在もほぼ当時の姿を残している。
つまり城を囲む「お堀」が、つながったまま現存するだけでも特筆に値する。

加えて松江は、その「水郷」と「町割り」が、ほとんど江戸時代の城下町のまま保たれているという。
城下町研究家にとって、貴重な都市といわれる所以はそこにある。

松江の「堀川めぐり」は、そんな松江の城下町を、小舟のうえからのんびり眺めながら一周するアトラクションで、基本の遊覧コースは所要時間約50分、1日乗船券が2000円で、その日であれば何回でも乗り降りが可能だ(ただし夜間運航は除く)。
とはいえ、普通は乗ったまま1周する人が大半だろう。
ただし
NHKの朝ドラ「ばけばけ」をご覧になっていた方には、それはちょっともったいない話だと思う。
途中下船して、「ばけばけ」ゆかりの地へ

出典:NHK
視聴者ならこの写真でもうおわかりだと思うが、「ばけばけ」松江編前半の大半に登場する「松江大橋」と、その袂にあった「花田旅館」の界隈は、「堀川めぐり」の船着き場がある「カラコロ広場」のすぐ近くにある。

つまり、「堀川めぐり」のついでにここまで運んでもらい、途中下船して「ばけばけ」ゆかりの地を散策後、再び遊覧船に乗船して戻るという、まさに”ひと粒で2度おいしい”「堀川めぐり」の楽しみ方ができるというわけだ。

出典:松江ナビ
その「カラコロ広場」界隈の「ばけばけ」ゆかりの地に関する詳しい情報は、別途こちらの記事にまとめている。
「堀川めぐり」の留意点

冷静に考えると、そもそもお堀は、鯉を飼うためでもボートを浮かべるためでもなく、「防御」のために作られたものだ。
すなわち見てもおもしろいはずはなく、「おとき」のおじじ様に云わせれば、「お主は忍びか」という話になる(笑)。

しかも遊覧の後半は、お堀を離れ、町中を流れる京橋川と米子川の狭い水路を進むため、前半ほどの風情は感じない。
この低い橋の下を、首をすぼめて通るのがスリリングと云う人もあるが、シニア世代の筆者には面倒くさいだけだった。
ゆえに「カラコロ広場」で下船し、そこから駐車場に歩いて戻っても「損」ではないと思う。
2000円の価値は、乗船時間の長さではなく満足度にある。
加えて筆者は、「堀川めぐり」は松江観光の最後にすることを勧めている。

まずは「松江歴史館」をじっくり観て、それから城下町のメインスポット「塩見縄手」を経て「松江城」に登城し、「松江全体の基礎知識」を仕込んでから「堀川めぐり」に臨むと、天守や武家屋敷の前から見た水郷が、一味違って見えてくる。

最後に。
「堀川めぐり」が、松江独特の城下町めぐりであることは確かだが、本質的には「おまけ」的な観光要素の域を出るものではないと思う。
ただ「ばけばけ」のおかげで、新たな利用価値が付加されたのは何よりだ。
でも、公式サイトにはそういうことは書かれていない(笑)。
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