道の駅 藤樹の里あどがわ 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2022年9月更新

道の駅安曇川 滋賀県の道の駅
【2022年9月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 藤樹の里あどがわ」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
スポンサード・リンク

琵琶湖・湖西のなかほどに位置する、コンビニ併設の利便性に富んだ道の駅

道の駅 藤樹の里あどがわ

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第21回
登録日/2005年8月10日
開駅日/2006年6月16日

筆者の歴訪記録

※記録が残る2006年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2006.12.15
2008.04.09
2008.05.15
2013.01.27

2017.10.27
2018.04.28
2019.07.13
2022.07.21
2022.09.12

道の駅 藤樹の里あどがわ【目次】

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の
ロケーション

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の施設

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の
車中泊好適度

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の
最寄りの温泉&買物施設

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の
アクセスマップ

スポンサード・リンク

「道の駅 藤樹の里あどがわ」のロケーション

「道の駅 藤樹の里あどがわ」は、名神高速道路の京都東インターから、無料化された湖西道路に乗って、マキノ高原方面に向かう途中にある大きな道の駅だ。

湖西道路

湖西道路はハイシーズンの週末になると、湖北方面向きの車線が、朝からキャンプやバス釣りなどのアウトドアに出かける人々で渋滞する。

そのため京阪神在住でも車中泊ができる人は、金曜のうちに「道の駅 藤樹の里あどがわ」を目指してやってくる。

また湖西道路から続く国道161号は福井県の敦賀に通じているため、北陸方面に出かける人も「道の駅 藤樹の里あどがわ」に集結する。

地図を見れば分かるように、名神高速と北陸道で湖東沿いを走るより、近いうえに無料なのだから当然だ。

それはすなわち、「道の駅 藤樹の里あどがわ」が夜間も混まないはずがないということを意味している(笑)。

道の駅藤樹の里あどがわ 積雪

ただし、冬の琵琶湖は「雪国」だ。

厳冬期にはこういうことがあるだけに、スタッドレスタイヤはもちろん、ゲレンデで使う雪かきや小物を持参するほうがいい。

また迂闊に湖岸の無料駐車場では寝ないこと。ここなら水も食糧も手に入るし、除雪も優先的に行われる。

道の駅 しんあさひ風車村

ちなみに、「道の駅 藤樹の里あどがわ」から約6キロ・クルマで10分ほどのところにある「道の駅 しんあさひ風車村」は、2018年7月にグランピング施設の「ステージクス高島」にリニューアルされ、道の駅はその隣に移動している。

道の駅 しんあさひ風車村

ただし、道の駅にあるのは駐車場と24時間トイレだけで、売店も食堂も駅舎さえもない(笑)。そのうえトイレには、ウォシュレットすらもついていない。

近隣の道の駅を統廃合し、片方の敷地を有効活用しているところまではいいと思うが、この状態で道の駅のままにしているというのでは、「補助金泥棒」と呼ばれても仕方あるまい。

ここで男らしくスパっと道の駅を返上してしまえば、補助金ではおぼつかないほど行政の株は上がったであろうに…

後述するが、この2つの道の駅を持つ高島市の行政は、残念ながらそういうことが平気でできる「自分たちファースト」の体質だったということ。

そしてその体質は、「道の駅 藤樹の里あどがわ」でもいよいよ本領を発揮しようとしているようだ。

スポンサード・リンク

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の施設

道の駅藤樹の里あどがわ 駐車場

まず駐車場だが、平地にあるのでどこでも平坦性は保たれている。

ただ24時間使えるトイレは、トラックスペースの近くにあるため、トイレ側は比較的騒々しい。

道の駅 藤樹の里あどがわ トイレ

もちろん、トイレはウォシュレットを完備している。

道の駅 藤樹の里あどがわ

また駐車場は幹線道路にも面しているので、駅舎の近くで駐車場のなかほどに駐めている、筆者のハイエースのあたりが車中泊には適している。

道の駅藤樹の里あどがわ ローソン

さて。

なんといっても車中泊でありがたいのは、敷地内に24時間営業のコンビニを併設していることだ。

ただし今はもう、店頭にゴミ箱は置かれていない。

道の駅藤樹の里あどがわ 直売所

広くて品揃えの豊かな売店は、大盛況。

鮒寿司

琵琶湖の特産品である「鮒寿司」の品揃えは、筆者が知る限り琵琶湖で一番。

まさに「そのまんま」で売っているのには驚いた(笑)。

焼き鯖寿司

それ以外にも地域性豊かな食品がずらりと並ぶが、鯖寿司にも「焼き」と「シメ」が揃っており、なかなかのこだわりぶりだ。

うなぎ弁当

筆者が買ったのは、このうなぎ弁当690円。置いてある電子レンジでチンして食べたが、ご飯に染み込んだタレの味もまずまずで、コスパはいいと思う。

うなぎは国産ではないと思うが、それは吉野家もくら寿司も同じだろう(笑)。

道の駅藤樹の里あどがわ フードコート

また、隣接するフードコートでは9時から朝食も食べられる。

また別にレストランも入店しており、店揃えもサービスエリア並みだ。

道の駅藤樹の里あどがわ 平和堂

さらに国道161号を挟んだ、歩いて行ける向かいには、大きなスーパーの平和堂があり、こちらは8時から朝マックが食べられる(笑)。

道の駅藤樹の里あどがわ 休憩室

いっぽう、こちらは情報コーナーを兼ねた休憩室。コンビニやスーパーで買った軽食は、ここで食べることもできる。

ここまでいろいろ紹介してきたが、何より筆者が感心したのは、インフォメーションの観光ガイドだ。

道の駅藤樹の里あどがわ インフォメーション

ちょうど訪ねた時は、安曇川から少し北にある桜の名所、「海津大崎」の満開時だったが、規制場所を写真付きできちんと掲示してあった。

こうなると、もはや「道の駅の鏡」。

ここに研修を受けに来たほうがいい施設が全国にはたくさんある。

と、評価していたのに…(笑)

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の車中泊好適度チェック!

営業時間
9時~18時
第2水曜定休(4月と8月は無休)・元日は休館
☎0740-32-8460
駐車場の平坦性=○

駐車場のキャパシティー=○
普通車:97台

ゴミ箱の有無=可燃物用なし
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=△

「道の駅 藤樹の里あどがわ」のゴミに対する対応

道の駅 藤樹の里あどがわ

可燃ゴミ:なし ※館内は未確認
缶・ビン・ペットボトル:館外に設置

かつて情報コーナーの前に置かれていた可燃物のゴミ箱が、2022年6月の訪問時に撤去されていることに気がついた。

道の駅藤樹の里あどがわ ゴミ箱

最初から置いてなかったのなら腹も立たないが、あったものを撤去するというのは、サービスでは改善ではなく改悪だ。

しかも、撤去した理由がいただけない。

カラスがいたずらをするのはどこの道の駅でも同じだろうし、その対策を講じている道の駅は県外に行けば既にたくさんあるので、ゴミ箱を置かない理由にはならない。

【プロの寸評】

筆者でなくても、そういうことを知っている車中泊の旅人は星の数ほどいるわけで、こういう詭弁を平気で書くようになった道の駅は、もはや信用ならない。

ここに前述した「自分たちファースト」の体質が顔を出しているわけだ。

ちなみに同じ湖西道路沿いにある「道の駅 妹子の郷」では、今も館外に大きなゴミ箱を置いている。

大津市のカラスは、お行儀がよろしいのかな~(爆)

「道の駅 藤樹の里あどがわ」の最寄りの温泉&買物施設

比良とぴあ

比良とぴあ
クルマで約16キロ・20分
☎077-596-8388
おとな620円
10時~21時(受付最終20時30分)・不定休(年末年始は休業)

コンビニ
ローソンを併設。

スーパーマーケット
道路の向かい側に「平和堂」がある。

「道の駅 藤樹の里あどがわ」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
普通車で扇風機・電気毛布はもちろん、電子レンジも冷蔵庫も使える、現代の車中泊に最適なポータブル電源は、EcoFlow RIVER 2 Pro!
スポンサード・リンク

全国の道の駅 車中泊好適度チェック!

道の駅 車中泊好適度チェック

琵琶湖 車中泊旅行ガイド

琵琶湖踏襲

琵琶湖の朝日 高木浜
琵琶湖 車中泊旅行ガイド
関西在住のクルマ旅のプロがまとめた、琵琶湖の車中泊旅行ガイドです。
琵琶湖・湖北 関連記事一覧
琵琶湖・湖北 関連記事一覧
取材してきた琵琶湖の湖北エリアの全ての記事の一覧です。
琵琶湖・湖西 関連記事一覧
琵琶湖・湖西 関連記事一覧
取材してきた琵琶湖の湖西エリアの全ての記事の一覧です。
琵琶湖・湖東 関連記事一覧
琵琶湖・湖東 関連記事一覧
取材してきた琵琶湖の湖東エリアの全ての記事の一覧です。
琵琶湖・湖南 関連記事一覧
琵琶湖・湖南 関連記事一覧
取材してきた琵琶湖の湖南エリアの全ての記事の一覧です。
滋賀県の車中泊スポット 一覧
滋賀県の車中泊スポット 一覧
取材してきた滋賀県各地の車中泊スポットを、一覧でご覧いただけます。

日本全国 車中泊旅行ガイド

車中泊でクルマ旅

大人のための車中泊入門サイト

フェイスブック
インスタグラム

この記事がよく読まれています。

車中泊のクルマ旅は、日本の新しい「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話 2023年5月
この道25年の現役のクルマ旅専門家が提唱する、「車中泊の本質」「車中泊の流儀」「車中泊の定義」の3つの話を、分かりやすくまとめてご紹介。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
RENOGY(レノジー)リチウムイオン・サブバッテリーの取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先
この道25年の現役クルマ旅専門家がまとめた、RENOGY(レノジー)のリチウムイオン・サブバッテリーの、取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先の情報です。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。
タイトルとURLをコピーしました