車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の車中泊に関する記述です。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」は、奥琵琶湖パークウェイに近くて、食堂と売店が充実している湖北の道の駅
道の駅 塩津海道あぢかまの里 DATA
道の駅 塩津海道あぢかまの里
529-0701
滋賀県長浜市西浅井町塩津浜1765
☎0749-88-0848
営業時間
3月~11月:9時~17時(土日祝日は18:00まで)
12月~2月:9時~16時(土日祝日は17:00まで)
火曜(祝日の場合は営業)及び年末年始(12/31~1/6)休業
☎0749-88-0848
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第32回
登録日/2009年7月31日
開駅日/2010年3月13日
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2006年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
道の駅登録前
2006.12.16
道の駅登録以降
2010.08.01
2011.02.20
2016.01.11
2019.01.20
2022.06.12
2022.09.12
道の駅 塩津海道あぢかまの里
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」のロケーション
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」があるのは、国道8号が走る湖東と湖西のちょうど分かれ目のあたりだが、京阪神在住の旅人でも「塩津」が琵琶湖のどのあたりにあるかを、すぐに答えられる人は少ないと思う。
ただ奥琵琶湖を旅するのなら、この道の駅を無視するのはもったいない。
なぜなら「道の駅 塩津海道あぢかまの里」は、広大な琵琶湖を一望できる無料の絶景スポット「つづら尾崎展望台」へと通じる、「奥琵琶湖ドライブウェイ」の登り口のすぐ近くにある。
「つづら尾崎展望台」から見た湖東方面。奥に霞んで見えるのは伊吹山だ。
夕暮れ時には、まるで金箔のような琵琶湖が見られる日もある。
そして春は、お馴染みのこちらの景観。
満開の海津大崎を狙うなら、「道の駅 塩津海道あぢかまの里」での前泊が、朝から来る観光客を出し抜く大きな武器になる。
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の施設
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」は、既存の特産品直売施設「奥びわ湖 水の駅 あぢかまの里 」を拡張したもので、マキノ側の端に写真の「「道の駅情報館」と24時間トイレを増設し、さらに裏にも駐車場を増やすことで、2010年3月に新たに道の駅として登録された。
それまでは屋外にトイレがなく、車中泊はできなかったのだが、今は奥琵琶湖や余呉湖を観光する人々にとっては、ベスト車中泊スポットになっている。
朝8時から夕方5時までしか使えないものの、「道の駅情報館」にはイスとテーブルのほかにゴミ箱も用意されており、ゆっくり休める休憩室を兼ねている。
もちろん24時間トイレにはウォシュレットを完備している。このあたりは冬になると雪が積もる寒冷地なので、暖房便座は必須といえる。
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の駐車場は、AとBの大きく2ヵ所に分かれている。
駐車場はAB総じて平坦だが、車中泊には上の航空写真のBにあたる「情報館」右手のスペースが、道路から離れていてお勧めだ。
ただしそれはトラックが来なければ… の話(笑)。
無難なのは、Bエリアの駅舎の前から少し離れた、筆者がハイエースを駐めているあたりになるだろう。
さて。
それにしても「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の食堂と売店は、湖北にある道の駅の中では群を抜いていい。
奥のレストラン魚助では、郷土料理をリーズナブルなランチでいただける。
駅名にも使われている 「あぢかま」は、塩津を指す枕詞で、琵琶湖の水辺で越冬する鴨に由来している。
それもあって、構内には大きな鴨そばの看板が掛かっている。
ただここで使用しているのは、野生ではなく食用に飼育されている鴨だ(笑)。
また売店には「鮒寿司」などの加工品、お土産、旬の野菜など、湖国ならではのアイテムがよく揃っている。
生のビワマスを見たのはここだけだ。
パンも安くて美味。そりゃ人気商品なのも頷ける。
この道の駅の使い勝手をよく知っているリピーターは多い。極端な話「道の駅 マキノ追坂峠」で車中泊をしている人は”いきあたりばっ旅”の人、ここで車中泊をしている人はベテランもしくは、あなたのようによく予習をしている人だ(笑)。
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の車中泊好適度
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」の最寄りの温泉&買物施設
北近江の湯(北近江リゾート)
道の駅から約9キロ・クルマで15分ほど
おとな平日800円、土日祝980円(入浴のみ90分まで)
24時間営業
22時~23時、5時~6時はメンテナンス作業のため利用不可。
年中無休(メンテナンスのため不定休あり)
コンビニ
ローソンとセブンイレブンが徒歩圏内にある。
スーパーマーケット
「平和堂 木之本店」が約7キロのところにある。
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」のアクセスマップ
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