車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年10月現在の那智大社に通じる熊野古道「大門坂」の、無料駐車場での車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「大門坂駐車場」は、那智の滝と熊野那智大社に一番近い無料の車中泊スポット。
「大門坂駐車場」 DATA
大門坂駐車場
〒649-5302
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町市野々3034-2
現地電話なし
無料
収容台数 約100台
「大門坂駐車場」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.01.16
2012.12.06
2013.12.16
2018.12.25
2023.02.18
※「大門坂駐車場」での現地調査は2023年2月が最新になります。
大門坂駐車場【目次】
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集
大門坂駐車場のロケーション
「大門坂」は「熊野那智大社」に通じる参道で、熊野詣が栄えた当時の面影がほぼそのまま残っていることから、熊野古道の中でも屈指の人気を誇る散策コースだ。
冒頭の平安衣装に記憶のある人も多いと思うが、実はこの衣装は「大門坂」の途中にある「大門坂茶屋」でレンタルできる。
国道42号から「大門坂」の入口に至る道はよく整備されており、観光バスが駐められる無料駐車場が用意されている。
ゆえにハイシーズンともなれば「大門坂」に人が溢れ、風情も何もあったもんじゃない、災難な日に当たりかねない(笑)。
つまり、ここで車中泊をするメリットは、観光客の少ない早朝に「大門坂」や「那智の滝」を撮影できることにある。
ただ日光が正面から指すのは、朝ではなく夕方前で、リンクの記事の写真は10月の15時40分頃に撮影している。
「大門坂駐車場」の施設
「大門坂駐車場」は観光バス以外に、普通車約100台を収容できる広さを持ち、路面は概ねフラットで車中泊に支障はないが、灯もない。
敷地の中には、24時間利用できる公衆トイレと自動販売機がある。
中にはウォシュレットが完備していた。
ただし市街地からは離れているので、食べるものは持参しよう。
以前は約700メートルのところにある「やたがらす(旧:熊野の郷)」で、食事と入浴ができたのだが、現在休業中だ。
なお「大門坂駐車場」から、約5キロ・クルマで10分のろころに、日帰り温泉を併設する「道の駅 なち」があり、そちらでも車中泊は可能だが、ハイシーズンは夜間も混んでいるようだ。
入浴と買物を済ませて、「大門坂駐車場」に移動するほうが落ち着けると思う。
大門坂駐車場の最寄りの温泉と周辺買い物施設
丹敷(にしき)の湯
道の駅 なちに併設
駐車場から約5キロ・クルマで10分
☎0735-52-9201
入浴料 600円
10時~22時(最終受付21時)
月曜定休
※農産物直売所で1,000円以上お買い上げで当日1回大人1名170円引き、子ども80円引き(何人でも)
情報元:那智勝浦町
コンビニ
ローソンまで約5キロ。
スーパーマーケット
約5.5キロのところに「Aコープなち店」がある。
大門坂駐車場のアクセスマップ
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※記事は外部リンクではなく、すべてオリジナルの書き下ろしです。
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