道の駅 湯の川 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2023年4月

道の駅湯の川 島根県の可燃物用ゴミ箱を置いていない道の駅

車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年4月現在の「道の駅 湯の川」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
なお、道の駅での車中泊の可否については以下の記事を参照に。もちろん結論は「可能」です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
スポンサード・リンク

「道の駅 湯の川」は、松江城と出雲大社のほぼ中間地点に位置する利便性の高い道の駅

道の駅湯の川

「道の駅 湯の川」 DATA

道の駅 湯の川
〒699-0501
出雲市斐川町学頭825-2
0853-73-9327
営業時間
9時~18時
不定休

「道の駅 湯の川」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第14回
登録日/1998年4月17日

「道の駅 湯の川」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2008.06.22
2009.03.28
2011.03.20
2011.07.30
2013.02.24
2017.03.09
2017.11.03
2018.03.17
2022.05.06

※「道の駅 湯の川」での現地調査は2022年5月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年4月に更新しています。

道の駅 湯の川【目次】

湯の川温泉

「道の駅 湯の川」のロケーション

「道の駅 湯の川」の施設

「道の駅 湯の川」の車中泊好適度チェック!

「道の駅 湯の川」の最寄りの温泉&買物施設

「道の駅 湯の川」のアクセスマップ

スポンサード・リンク

「道の駅 湯の川」のロケーション

「道の駅 湯の川」は、宍道湖畔を走る国道9号沿いの、松江と出雲のちょうど中間付近にあり、昔から島根半島を訪れる車中泊の旅人に親しまれてきた道の駅だ。

訪問回数の多さに驚かれた方もあると思うが、この道の駅は家内の実家の近くにあるため、筆者はオープン当初からその変遷をつぶさに見ている。

「道の駅 湯の川」のすぐ近くには、和歌山県の龍神温泉、群馬県の川中温泉と並んで、「日本三美人の湯」のひとつに数えられる湯の川温泉があり、道の駅の名前はそれに由来している。

ただ、少し松江寄りのところにある「玉造温泉」を含めて、日帰り入浴施設のお湯は、たぶんその期待に応えられるクオリティーを持ち合わせていないと思う。

行かれるなら、自家源泉を持つ温泉宿がお勧めだ。

道の駅湯の川

かつては関西方面から出雲大社に行くには有料・無料の高規格道路を松江で降りて、以降は国道9号でアクセスしなければならなかったため、嫌でも「道の駅 湯の川」の前を通る必要があった。

山陰自動車道

しかし今は高規格道路の延伸が進み、一気に出雲まで行く人が増えている。

加えて2018年にリニューアルされた「道の駅 大社ご縁広場」の評判は高く、そちらで車中泊をする人のほうが多いし、筆者もそれを勧めている。

だが、「道の駅 湯の川には行く価値なし」とは云ってない(笑)。

宍道湖 夕陽

もし松江を観光したあと、宍道湖の夕陽を見てから車中泊がしたいのなら、「道の駅 湯の川」はちょうどいい車中泊スポットになる。

また翌日に出雲大社ではなく、雲南・奥出雲方面に向かう人にも、この道の駅はフィットする。

ヤマタノオロチ

古代出雲の謎解きにハマったら、世間一般のガイドに書かれた内容が世俗的に思え、当面この地にリピートしたくなるに違いない(笑)。

スポンサード・リンク

「道の駅 湯の川」の施設

道の駅湯の川

さて。

こちらが「道の駅 湯の川」のレイアウトだが、まず24時間利用できるトイレは館内にある。

道の駅湯の川

そのためベンチとテーブルのある休憩所も終日開いており、ハイシーズンはここで一夜を過ごすライダーも見かける。

道の駅湯の川 トイレ

便座はウォシュレットに改修されている。

道の駅湯の川

駐車場は大きく3ヶ所に分かれているが、車中泊に適しているのは比較的フラットでトイレにも近いAだ。ただし館内の入口は写真のハイエース側にある。

道の駅湯の川

こちらはマップのBにあたる駐車スペース。Aに比べると少し傾斜はあるが、駐められる台数が多いこともあり、特にキャンピングカーの車中泊旅行者が目立つ。

コロナ禍の時期はレストランのメニューは軽食が中心だったが、現在は品数は少ないが定食も食べられるようだ。

こちらがメニューのページ

真面目さは伝わってくるのだが、残念ながら「道の駅 湯の川」の公式サイトには、営業時間や定休日など、施設として明示すべき”常識”が抜けている。

ロケーションと歴史から見て、「道の駅 湯の川」には県外からの観光客も足を運ぶと思うが、これではホームページを見てもストレスがたまるばかり…

施設の老朽化も目立つ中で、「道の駅 湯の川」は今一度”立ち位置”を見直さないと、お客はどんどん東京のコンサルにテコ入れされた「道の駅 大社ご縁広場」へと流れてしまうことだろう。

その中でコストをかけずに効果が期待できる改善策が、ホームページなのでは?

そのことと連動するが、「道の駅 湯の川」には知る人ぞ知る名物がある。

それは往年の人気料理番組「どっちの料理ショー」でも取り上げられた、「斐川のてづくりトマトケチャップ」だ。

かつては生産が間に合わず、通販では入手困難とされていたが、地元だけにここでは手に入る。

冗談抜きに、一度食べるとカゴメやデルモントが食べれなくなるほど濃厚で、そりゃ~うまかった。製造業者は変わったと聞くが、原材料と方法が同じなら、味はそう違ってはいないだろう。

なお、場内には温泉スタンドと無料の足湯が併設されているが、温泉施設はない。

また以前は足湯は毎日ではなく休日のみの営業だったが、こちらも現在はどうなっているのかわからない。

結論から云うと、運営はすべてが中途半端で、その責任は間違いなく「指定管理業者」にあるはずだ。

「道の駅 湯の川」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=○
普通車:101台

ゴミ箱の有無=なし
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

「道の駅 湯の川」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置

道の駅湯の川

なお、かつては駅舎の外に可燃物のゴミ箱が置かれていたが、現在は見当たらない。

ここも「道の駅 大社ご縁広場」と同じで、以前は置いてあったが現在は撤廃されている。「指定管理業者が変わったので…」で納得する利用客などいないだろう。

いずれも島根県観光の中心と呼べる場所にありながら、全国の道の駅をよく知るベテランの車中泊の旅人に、いい印象を与えていないのは間違いない。

昔から日本では、こういう時に「ツラ汚し」という言葉を使う。

理由は「道の駅あらエッサ」の記事に詳しく記載しているので、興味があれば一度目を通してみていただきたい。

参考までに…

車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 湯の川」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

イリスの丘

出雲いりすの丘 ひかわ美人の湯
道の駅から約1.5キロ
☎0853-72-5526
10:00〜21:30・不定休
おとな600円

コンビニ
ローソンまで約500メートル。

スーパーマーケット
約700メートルのところに「PLANT 斐川店」がある。

「道の駅 湯の川」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
普通車で扇風機・電気毛布はもちろん、電子レンジも冷蔵庫も使える、現代の車中泊に最適なポータブル電源は、EcoFlow RIVER 2 Pro!
スポンサード・リンク

島根県の道の駅
車中泊好適度チェック!

島根半島 車中泊旅行ガイド

宍道湖
島根半島 車中泊旅行ガイド トップページ
松江・出雲から雲南にいたる島根半島の見どころをダイジェストでご紹介。
境港周辺の見どころ・食べどころ
境港周辺の見どころ・食べどころ
安来・米子・境港の見どころ・食べどころに関する記事の一覧です。
松江城と周辺の見どころ・食べどころ
松江城と周辺の見どころ・食べどころ
松江城と周辺の見どころ・食べどころに関する記事の一覧です。
出雲大社と周辺の見どころ・食べどころ
出雲大社と周辺の見どころ・食べどころ
出雲大社と周辺の見どころ・食べどころに関する記事の一覧です。
雲南の見どころ・食べどころ
雲南の見どころ・食べどころ
雲南の見どころ・食べどころに関する記事の一覧です。
島根半島の車中泊スポット 一覧
島根半島の車中泊スポット 一覧
これまでに取材してきた、島根半島の車中泊スポットの一覧です。
島根半島の記事一覧
島根半島の記事一覧
これまで取材してきた、松江・出雲を含む、島根半島のすべての記事の一覧です。

日本全国 車中泊旅行ガイド

車中泊でクルマ旅

大人のための車中泊入門サイト

フェイスブック
インスタグラム

この記事がよく読まれています。

車中泊のクルマ旅は、日本の新しい「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話 2023年5月
この道25年の現役のクルマ旅専門家が提唱する、「車中泊の本質」「車中泊の流儀」「車中泊の定義」の3つの話を、分かりやすくまとめてご紹介。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
RENOGY(レノジー)リチウムイオン・サブバッテリーの取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先
この道25年の現役クルマ旅専門家がまとめた、RENOGY(レノジー)のリチウムイオン・サブバッテリーの、取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先の情報です。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。
スポンサード・リンク
タイトルとURLをコピーしました