京都北山にある世界遺産街道「きぬかけの路」ガイド

きぬかけの路 京都市内
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「日本クルマ旅先100選」 ~テーマはディスカヴァー・ジャパン~
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。
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金閣寺・龍安寺・仁和寺を結ぶ散歩路。

「きぬかけの路」は、衣笠山の麓を走る「市道衣笠宇多野線」のうち、金閣寺から龍安寺を経て、仁和寺へと至る約2.5キロの区間の愛称だ。

その謂れは、第59代宇多天皇が真夏に雪見をしたいと思い、衣笠山に絹を掛けたと伝わる故事にある。

「市道衣笠宇多野線」は、1963年(昭和38年)に開通して以来、長きにわたり「観光道路」の名で親しまれてきたが、1991年(平成3年)に地元の運動により愛称を公募した結果、「きぬかけの路」と命名され今日に至っている。

ただ実態は「観光道路」と呼ばれてきたことでも明らかなように、観光地の間をつなぐ連絡道路の域を出ない。

「遊歩道」というより、金閣寺・龍安寺・仁和寺の「3つの世界遺産を徒歩で訪ねることができるルート」と思ったほうがいいだろう。

仁和寺駐車場

もちろん、それぞれの寺院には駐車場が完備されている。

しかし行楽シーズンは一度駐車場を出てしまうと、次の目的地でも停められるどうかは分からない。

そのため、旅行者はこの道を歩いて3つの名刹をまわるようになったのだろう。 たしかに嵯峨野や貴船に比べれば、2.5キロなど全くたいした距離ではない。しかも帰路は市バスを使えばいい。

「きぬかけの路」オフィシャルサイト

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金閣寺

逆さ金閣

舎利殿の「金閣」が有名なため、一般的には「金閣寺」と呼ばれているが、鹿苑寺(ろくおんじ)という正式名を持つ禅宗の寺院。
金閣寺の見どころ&撮影ポイントガイド
足利義満が建立した金閣寺に関する記述です。

龍安寺

龍安寺の石庭

「龍安寺の石庭」で知られる臨済宗の禅寺は、室町幕府の管領で、応仁の乱の東軍総帥であった細川勝元が、1450年(宝徳2年)に創建したと伝わる。
枯山水の石庭で有名な、世界遺産「竜安寺」
きぬかけの路沿いにある、世界遺産「竜安寺」の石庭と紅葉に関する記述です。

仁和寺

仁和寺

光孝天皇の勅願により創建され、その後宇多天皇が落髪入寺し、寺内に御室(御座所)を設けたことから、御室御所とも呼ばれる。
写真好きにお勧めのお寺 仁和寺(にんなじ) 
御室桜と紅葉が国宝に映える世界遺産「仁和寺」に関する記述です。

もうひとつの見どころ 「北野天満宮」

北野天満宮

きぬかけの路を観光した後、時間が余るようなら「学問の神様」を祀る北野天満宮へ足を運ぼう。金閣寺・仁和寺のどちらからでも、クルマなら10分以内の場所にあって、駐車場も完備している。
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