車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2024年4月現在の「伏見港公園」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
京阪電車の「中書島駅」に隣接する「伏見港公園」には、トイレ付きのリーズナブルな駐車場がある。
「伏見港公園駐車場」DATA
〒612-8225
京都府京都市伏見区葭島金井戸町
☎075-611-7081
24時間出入り可能
1時間まで300円
以降1時間毎に100円 ※最初の30分無料
「伏見港公園駐車場」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2019.12.29
2021.03.23
2024.04.07
※「伏見港公園駐車場」での現地調査は2024年4月が最終になります。
伏見港公園【目次】
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集
伏見港公園のロケーション
「伏見港公園」は京阪電車の中書島駅・南口から徒歩1分。しかも駐車場は信号を渡ったすぐ前にある。
それもあって、車中泊うんぬんの前に、この駐車場がもっとも威力を発揮するイベントの話をしておきたい。
そのイベントとは、「中書島駅」から2駅離れた「岩清水八幡宮駅(旧八幡市駅)」の近くにある、淀川河川公園で開催される「背割堤さくらまつり」のこと。
詳しくは上記のページをご覧いただければわかるが、2019年から「背割堤さくらまつり」の開催中は、淀川河川公園の無料駐車場が閉鎖されるようになり、クルマでアクセスできなくなっている。
そのため観光客は「岩清水八幡宮駅」周辺の駐車場にクルマを置き、そこから背割堤まで徒歩でアクセスしている。
もちろん想像通り、駅付近の駐車場は満車必至。そのうえキャンピングカーが停められるパーキングは無に等しい…
しかし、ここならそんな思いはせずとも済むし、背割堤と合わせて伏見の主だった観光スポットを周ることも可能だ。
ということで、
伏見の見どころと楽しみ方は、以下の記事にしっかりとまとめている。
また、伏見といえばやっぱり「お酒」。
そこで飲兵衛殿には、とっておきの話をちゃんと用意している(笑)。
伏見には他にも利き酒ができるミュージアムや店がたくさんあるのだが、ハンドルキーパーのいない我々は、ただ指を加えて見ているしかなく、それを打開するには電車でアクセスするか、徒歩圏にある車中泊スポットを見つけるしかなかった。
そこで現地を隈なく歩き、トイレがあって伏見の繁華街まで徒歩でアクセスできる車中泊スポットを、自力で探してきたのがこの「伏見港公園」だ。
伏見港公園の施設
伏見港は、もともと豊臣秀吉による伏見城の築城以降に栄えた淀川水運の拠点だ。
その舟溜りを埋めたてて作られた「伏見港公園」は、テニスコート・体育館・温水プールを併設している大きなスポーツ公園で、市民の憩いの場になっている。
それもあって、約200台の収容台数を誇る駐車場が完備している。
出入口の屋根は高く、ジルクラスのキャブコンでも利用できる。
最大料金設定がないのは残念だが、料金は1時間以内300円で、以降1時間毎に100円が加算される。
それでも12時間換算すると1400円で、むしろ最大料金設定がないぶん出入りがしやすく、気楽にお風呂にも出かけられる。
ただし利用時間は24時間ではなく、7時~23時30分までとなっており、それ以外の時間帯はゲートが開かない。
偶然かもしれないが、筆者はここで3度車中泊をしているが、深夜に注意されたり職務質問を受けたことはない。ちなみにすぐ近くには交番がある(笑)。
それでも「車中泊OK」のお墨付きを、市から得ているわけではないので、絶対大丈夫とは言い切れないし、誰かが常識外れなことをやらかせば、即「車中泊禁止」の看板が立てられる可能性は否定できない。
そういうのが煩わしい人は、少し離れたRVパークを利用するほうが安心だ。
さて。
さきほどのマップを見ればわかる通り、「伏見港公園」の駐車場はL字型になっており、このトイレに近いスペースには10台ほどしか停められない。
だが奥には静かなスペースが広がっており、いずれも路面はフラットで、車中泊に支障はない。
筆者はむしろ車中泊には、こちらのほうが静かで適しているように感じた。
また、トイレには公園の中を横切って行くことができる。
ちなみに洋式になっているのは多目的トイレのみで、ウォシュレットはない。
なお「伏見港公園」の近くには、最大料金設定があるコインパーキングが何軒かあり、中には24時間営業のコンビニまで歩いて行けるところもある。
その意味から云うと、伏見は京都の中で、もっとも車中泊の旅がしやすいところかもしれない。
伏見港公園の最寄りの入浴施設と周辺買い物施設
約500メートルのところに銭湯の「新地湯」がある。
☎075-611-1652
おとな450円
16時~22時・日曜・月曜定休
駐車場2台
ただ「伏見港公園」には最大料金設定がないので、約4キロ・10分ほどのところにある、スーパー銭湯の「力の湯」に出かけてもいいだろう。
京都伏見のスーパー銭湯 力の湯
☎075-645-4126
平日おとな750円(土日祝850円)
10時~23時(最終受付22時30分)・無休
※ここはCarstayに加盟しており車中泊も可能だが、収容数は3台で1,500円。また夜間はトイレが閉まるようだ。
コンビニ
ファミリーマートまで約500メートル
スーパーマーケット
「西友 下鳥羽店」まで約3キロ
伏見港公園のアクセスマップ
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Pro 大容量 768Wh 70分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 6倍長寿命 高耐...