「のどぐろ」と、その美味しい食べ方をご紹介。

島根県の名物・特産品・地酒ほか
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
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刺し身もいいが、イチオシは干物。

ノドグロ

関東では「アカムツ」、関西では「のどぐろ」と呼ばれるこの高級魚は、「白身のトロ」と称されるほど脂のノリがよく、生でも干物でも美味しいことで知られてきた。

基本的に日本海沿岸ならどこでも穫れるというが、水深100メートル〜200メートルの深い場所に棲むため、船でなければ釣るのは難しく、今のところ養殖もされていないようだ。

そのため山陰や北陸の観光市場に行けば、大きいものなら1匹3,000円前後で店頭に並び、高級料亭で提供されるものには、1万円を超えるものもあるという。

その「のどぐろ」がブレークしたのは2014年9月。

テニスの全米オープンで準優勝した錦織圭が、帰国後「ノドグロがあったら食べたい」と語り、さらにそれがジャックスのテレビCMにもなって、全国のお茶の間に流れた。

おかげで一時は、島根県内の鮮魚店に問い合わせが殺到したという(笑)。

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確かに「のどぐろ」は安い魚ではない。

ノドグロ刺し身

だが、観光市場ではなくローカルスーパーに足を運べば、こういうラッキーに恵まれることもある。

ノドグロ

これなら無理なく車中泊でもありつける(笑)。

ただし中高年にとって、刺身は美味いが、脂が濃いためそんなに多くは食べられない。また日本酒との相性も今ひとつ。

そのあたりは噂通り、マグロのトロとよく似ている。

日本酒にはフグやヒラメのような淡白な魚のほうが合う。ノドグロには口直しが効くワインのほうが良さそうだ。

ノドグロ 塩焼き

いっぽう、地元の割烹やちょっとした食事処に行くと、「塩焼き」や「煮付け」を勧められる。

これも確かに美味いといえばその通りだが、店にとっても「まる一匹」出せるわけで、やっぱり「美味しい話」に違いない(笑)。

ノドグロ干物

さて、筆者のお勧めは「干物」。

島根では浜田で穫れる「のどぐろ」が最高級品といわれているが、確かにそれは北海道・羅臼産のホッケに匹敵するほど脂がのっていてウマかった。

ノドグロ干物

「干物」ならキャンプサイトに行けば炭火で焼くこともできるし、生よりは日持ちがするので、お土産にもしやすい利点がある。

しかも「のどぐろ」は「アジ」と違って小さくても脂はしっかりノッている。

そのうえサイズを選ばなければ、どこでもこのくらいの値段で手に入る。

のどぐろ

まさに、清貧なる車中泊の旅人にはベストな選択肢では(笑)。

もちろん魚を焼く時は、キャンプ場でね!

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