この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 フレッシュあさご」は、播但連絡道路の朝来サービスエリアとの共用施設
「道の駅 フレッシュあさご」の車中泊環境
「道の駅フレッシュあさご」は、播但連絡道路の「朝来サービスエリア」を兼ねており、道の駅よりもサービスエリアとしての利用者が多いと思う。
近畿圏外の旅人に馴染みの薄い「播但連絡道路」とは、兵庫県姫路市の姫路JCTから同県朝来市の和田山JCTに至る有料道路で、略称は播但道。
手っ取り早く云うなら、世界遺産の姫路城を見たあと、雲海に浮かぶ竹田城に向かう際に利用すると便利な道で、「朝来サービスエリア」はそのトイレ休憩にちょうどいいところにある。
施設が整っているのは、姫路方面行きの車線側。もちろん道の駅なので、国道312号からも市道を経由してアクセスできる。
和田山方面側には自動販売機コーナーとトイレだけしかないのだが、南側と歩道橋で接続されており、そこからレストランや売店に行くことができる。
「道の駅 フレッシュあさご」の施設
「道の駅フレッシュあさご」のお勧め品は岩津ねぎ。
岩津ねぎは、関東の根深ねぎ(白ねぎ)と関西の葉ねぎ(青ねぎ)の中間種で、青葉の部分から白根まで柔らかく、余すところなく食べられる。
冬の冷え込みが厳しくなると、甘さと軟らかさが一段と増し、鍋物に入れると味が引き立つ。販売期間は11月下旬から3月中旬までなので、名産のカキやカニと一緒にいだだくといい。
なお岩津ねぎはここだけでなく、但馬エリアの他の道の駅や大きなスーパーに行けば手に入る。
筆者はポップの名セリフに負けて、この玉子も購入(笑)。残りを但馬牛のすき焼きに入れていただいた。
そりゃ牛との組み合わせだけに、「モー、たまらん(卵)!」(笑)。
「道の駅 フレッシュあさご」での車中泊について
当たり前だが、高速道路上にある「朝来サービスエリア」の駐車場で車中泊をするとお風呂には行けない。それを承知であれば、ここは路面もフラットで食堂も20時まで営業しているため、悪くない選択肢だと思う。
道の駅フレッシュあさご オフィシャルサイト
道の駅あさご
ちなみに、ここから約12キロ・クルマで15分ほど離れたところにも「道の駅あさご」がある。
「道の駅あさご」は大きなスーパーと隣接しており、日帰りの「よふど温泉」まで約10キロ・クルマで15分ほどで行ける、利便性の高い穴場の道の駅だ。
目的に応じて使い分けるといいだろう。
道の駅あさご オフィシャルサイト
「道の駅 フレッシュあさご」周辺の観光スポット
「道の駅フレッシュあさご」に近い観光地でお勧めなのは、生野銀山と竹田城だろう。
生野銀山は、佐渡金山、石見(いわみ)銀山と並ぶ天領として、徳川幕府の財政を支えてきた由緒ある鉱山で、坑道の中も見学できる。
生野銀山 オフィシャルサイト