この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
上下線ともにシャワーステーションがあるPA
ここでは、草津PAにおけるその実態と賢者の利用法について言及しよう。
結論は車中泊地と分けて利用する
理由は明快。
「シャワーステーション」の前は大型トラックに占拠されている。
草津パーキングエリアの場合、上下線のいずれにも「シャワーステーション」が設けられているが、ともにトラッククレーンのそばにある。
その意図は聞かなくても分かるが、こうなったらお手上げだ(笑)。
NEXCOに云わせば、「だからサービスエリアではなくパーキングエリアに作っている」ということなのだろう。
であれば、云うとおりにすればいい。
大阪方面行き(下り線)
こちらの「シャワーステーション」は、PAに入ったすぐのメインのスペースではなく、隣接する「第2駐車場」のガソリンスタンドの手前にある。
したがってそこまでクルマで行ってしまうと、小型車の駐車場があるメインのスペースに行くには「逆行」となり、容易には戻れなくなる。
もっともここで車中泊をせず、シャワーを浴びるだけなら、それでもまったくかまわない。
なお下り線の草津パーキングエリアは、名古方面から名神高速道路で来る人に加え、北陸自動車道と新名神高速道路の利用者が合流してくるため、上り線側よりも混雑しやすい。
筆者なら、ここでシャワーを浴びたら、小型車専用の駐車場がある次の「大津サービスエリア」に移動して車中泊をする。
名古屋方面行き(上り線)
こちらは下り線と違い、メインのスペースの写真の右端に用意されている。
シャワーステーション前はトラッククレーンだが、小型車用の駐車エリアは敷地の逆サイドのコンビニ側なので、そこまで離れれば車中泊は辛くない。
利用する際は先に静かそうな場所を見つけてクルマを停め、そこから歩いてシャワーステーションまで行こう。
それでも気になる人のために「とっておきの場所」をご紹介。
写真は草津PAから東に向かって次の休憩所になる「菩提寺パーキングエリア」だが、上り線側には離れ小島のようになった小型車専用の駐車スペースがある。
ここは、金曜日の夜から関東方面に出かける際に筆者が使う定宿だ。