この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
山陽自動車道下り線の「宮島サービスエリア」は、宮島のフェリー乗り場まで約15分の車中泊好適地。
「宮島SA・下り線」のロケーション
中国自動車道の「吹田インター」から、山陽自動車道の「宮島サービスエリア」までは約380キロ。中高年でも、休憩込みで4時間~5時間あれば到着できるところにある。
ここまでくれば、もう目指す宮島口までは約12キロ、15分ほどしかかからない。
下り線の敷地内には、旅行気分を高めてくれる朱色の鳥居が立ち、その向こうに世界遺産の島が堂々たる姿を横たえている。
このページをご覧の方は、宮島の周辺に道の駅がないことは周知だろう。
ゆえに慣れ親しんだ車中泊スポットの、残る唯一の選択肢として、この下り線にある「宮島サービスエリア」がどんなものかを確かめに来られたはずだ。
であるなら、最初に結論をお伝えしよう。
あなたの選択は正しい。
下り線の「宮島サービスエリア」は広々していて、まるで公園のようだ。
なによりトラッククレーンから離れたところに、フラットな普通車用の駐車スペースがあるのがいい。
だがそれは、山陽自動車道で広島市内よりも東からアクセスする人に限っての話になる。
「宮島SA・下り線」のスマートインターから入場すると、駐車場や商業施設は利用できない。
これもご承知だと思うが、「宮島サービスエリア」は上下線ともに「スマートインター」が設置されており、ETCを搭載していればそこから出入りができる。
だが記載の通り、「宮島サービスエリアの下り線側」にあるスマートインターから入場すると、そのままサービスエリアをスルーして本線に合流する構造になっているため、施設も駐車場も利用できない。
逆に岩国方面から「宮島サービスエリアの上り線側」を利用すると、今度はスマートインターから外に出ることができない。
なんてこった!
♪ぼ~く、ぼ~く、笑っちゃます~♪
詳細は廿日市(はつかいち)市が用意した、以下のページにわかりやすく記されている。
ただこれはスマートインターではよくある話。利用時は先にこういうことを確認しておくほうがいい。
だが、ここで話が終わらないのがプロだ。