この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

「道の駅 瑞穂の里・さらびき」は、秋に丹波黒枝豆が買える道の駅
「道の駅 瑞穂の里・さらびき」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回 /第14回
登録日/ 1998年4月17日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2006.10.15
2010.02.20
2021.10.09
道の駅 瑞穂の里・さらびき【目次】
「道の駅 瑞穂の里・さらびき」のロケーション
1998年にオープンした「道の駅 瑞穂の里・さらびき」は、京丹波町にある国道173号の道の駅で、名称は合併前の所在地が瑞穂町であったことに由来する。
日本100名城に登録された、兵庫県の丹波篠山市にある「篠山城跡」から、約22キロ・30分。京都府との県境を跨ぐものの、最寄りの道の駅になる。
ただ2015年に、わずか6キロほどのところに「道の駅 京丹波 味夢の里」ができたため、今はそちらで車中泊をする旅人のほうが多そうだ。
それにしても… 京丹波市はあまりにも密集して道の駅を作りすぎ。
この馬鹿げた事実を、全国の旅人に教えてあげたい(笑)。
「道の駅 瑞穂の里・さらびき」の施設
さて。
「道の駅 瑞穂の里さらびき」は、「グリーンランドみずほ」と名付けられた多目的グランド、ホッケー場、テニスコート、グラウンドゴルフ場、プールなどがある広大なスポーツ施設の一部になっている。
宿泊可能なロッジやコテージも併設されており、どちらかといえば滞在型といえる。
休日は直売所に並ぶ新鮮な野菜を求めて多くの人がやってくるが、性質上、「道の駅 京丹波 味夢の里」よりは落ち着ける(笑)。
「さすがは丹波」と感心させられたのが、黒枝豆の品揃えだった。
枝付きもあるが、きれいな豆だけが選別された袋入りは、飛ぶように売れていた。
値段は多少高いが、房を切るのはかなり手間なので、都会人には袋入りのほうが楽でいい(笑)。
なお黒枝豆については、以下の記事に「なぜ人気なのか」をまとめている。
また、ぼたん鍋がソウルフードの丹波だけあって、ジビエも充実している。
加えて食堂のメニューも、今時の道の駅にしてはリーズナブルで馴染みやすい。
筆者はおいしいものが食べたい時は、ちゃんとしたシェフか料理人のいる店に行きたいので、「道の駅グルメ」には基本的に興味がない。
ゆえに、こういう食堂のほうが好きだ。
ごちゃごちゃ云わず、わかりやすい場所に可燃物のゴミ箱もきちんと置いてあるのもいい(笑)。
真ん中にポールの影が写り込んでいるため、多少みずらくなってしまったが、「道の駅 瑞穂の里・さらびき」の普通車駐車場は大きく2ヶ所に分かれている。
その中で、トイレが近くて大型車から離れて寝られる位置がマップ①のここだ。若干国道に近いものの、地面もフラットで車中泊には問題ない。
1998年オープンのわりには、驚くほどきれいなトイレ。もちろん個室にはウォシュレットがつけられている。
真ん中の芝生は「ドッグラン」ではなく「ホッケー体験フィールド」。そりゃ、みんなが間違うのは当然だ(笑)。
こちらが②。日中は普通車に開放しているが、夜間は大型車がやってくるので車中泊には適さない。
「道の駅 瑞穂の里・さらびき」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
大阪の池田に通じる国道173号沿いにあり、下道で丹波を目指す人にはありがたい休憩地になっている。
ここは「道の駅丹波マーケス」と同様に、1998年に登録された「丹波の老舗」的な道の駅だが、施設はよく改修されており、古さはほとんど感じない。
ただ入浴施設が遠いのが難点だ。
道の駅 瑞穂の里さらびき オフィシャルサイト
「道の駅 瑞穂の里・さらびき」の最寄りの温泉&買物施設
やまもりの湯
約14キロ・20分
☎079-592-0211
大人550円
土曜日・日曜日・祝日:11時―21時(受付最終20時30分)
月曜日・金曜日:15時―21時(受付最終20時30分)
火曜日・水曜日・木曜日 定休
駐車場150台
コンビニ
ローソンまで約2.2キロ
スーパーマーケット
「サンダイコー瑞穂店」まで約2.4キロ
「道の駅 瑞穂の里・さらびき」のアクセスマップ
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
丹波 車中泊旅行ガイド
「アラ還」からの車中泊


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