和歌山城 歴史・見どころ・駐車場【クルマ旅のプロが解説!】

和歌山城 史跡

車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の和歌山城の見どころと車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊歴史旅行ガイド

巌流島

この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」がまとめた、「一度は訪ねてみたい日本の歴史舞台」を車中泊で旅するためのガイドです。

※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

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~ここから本編が始まります。~

和歌山城は8代将軍・徳川吉宗、14代将軍・家茂を輩出した徳川御三家・紀州藩の居城

和歌山城

和歌山城 DATA

和歌山城
 〒640-8146
和歌山県和歌山市1番丁3
☎073-422-8979(和歌山城天守閣)
天守閣入場料 :おとな410円
開館時間:9時〜17時30分(受付最終17時)
12月29日から12月31日 休館

和歌山城の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2012.12.22
2016.11.01

※和歌山城での現地調査は2016年11月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年9月に更新しています。

和歌山城【目次】

和歌山城

和歌山城の歴史

和歌山城の見どころはココ!

5代目城主・徳川吉宗は、
徳川幕府の救世主

和歌山城を見渡す、
極上の展望スポット

和歌山城 駐車場&アクセスマップ

和歌山城 周辺の車中泊スポット

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和歌山城の歴史

和歌山城

日本100名城に名を連ねる和歌山城の歴史は、豊臣秀吉の弟・秀長が、1585年(天正13年)の紀州征伐の副将として参陣し、平定後に紀伊・和泉の2ヶ国を加増されたことから始まる。

和歌山城

秀吉は築城の名手で知られる藤堂高虎を普請奉行に任命し、当時「若山」と呼ばれた標高約50メートルの虎伏山(とらふすやま)の山頂に、わずか1年で城を完成させたという。もちろん築城当時の天守は、黒壁だったとされている。

またその際に、「若山」は「和歌山」と改められた。

それから時は流れ、関が原の合戦後に浅野幸長が37万6千石で紀伊に入国し、和歌山城主となる。

和歌山城

浅野氏は連立式天守を建て、現在の本丸・二の丸・西の丸に屋敷を造営し、城下町を整備した。

家康の10男・徳川頼宣が入城し、55万5千石を拝領したのはその後で、以降、水戸、尾張とともに徳川御三家として君臨する。

和歌山城

頼宣はさらに城の大改修と城下町の拡張を重ね、明治維新後も和歌山城の本丸・天守・櫓群は残された。

おかげで1935年(昭和10年)には国宝に指定されるが、惜しくも太平洋戦争末期の和歌山大空襲で焼失。

城跡として現存しているのは、最盛期の4分の1ほどだという。

和歌山城

現在の天守は、1958年(昭和33年)に再建された鉄筋コンクリート製で、本丸と二の丸が市立和歌山城公園として整備されている。

和歌山城の見どころはココ!

御橋廊下

2006年に復元された西の丸と二の丸を結ぶ御橋廊下(おはしろうか)。

御橋廊下

藩主とその付き人のみだけが渡ることができ、その姿が見えないように屋根を付けていたという。

御橋廊下

中は誰でも無料で歩くことができる。

和歌山城

さて。今度は和歌山城内の見学についてだが、入場券は「わかやま歴史館 2階展示室」との共通券になっている。

和歌山城

天守は前述した通り昭和の再建で、中は博物館のようになっているが、今となってはいささか古めかしい(笑)。

和歌山城

ただし紀の川の河口まで見渡せる眺めは抜群だ。

和歌山歴史館

それよりお勧めなのは、別棟で市内名所・旧跡への観光案内、和歌山のお土産物の販売等をしている総合ガイダンス施設の「わかやま歴史館」のほうだろう。

全館を観るにはプラス100円が必要だが、「2階展示室」は天守との共通券になっており、和歌山城の豊富な史資料の展示と、江戸時代の和歌山城をVRで再現した「よみがえる和歌山城」を観ることができる。

わかやま歴史館 オフィシャルサイト

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5代目城主・徳川吉宗は、徳川幕府の救世主 

出典:時代劇専用チャンネル

さて。時代劇「暴れん坊将軍」でお馴染みの徳川吉宗は、家康のひ孫にあたる紀州藩の5代目藩主だ。

徳川吉宗

33歳の時に江戸幕府の8代将軍に就任後、「享保の改革」で財政を立て直した江戸時代を代表する名君のひとりとされ、「幕府中興の祖」とも呼ばれている。

大河ドラマでは「八代将軍 吉宗」のタイトルで、1994年に西田敏行が吉宗役を演じている。

和歌山城

吉宗は母が側室だったため、徳川家の菩提寺・報恩寺のすぐ西にある吹上邸で誕生したが、今は生誕地に石碑がある。

もしかすると、これは大河ドラマにあわせて立てられたのかもしれない。

和歌山城を見渡す、極上の展望スポット

和歌山城

標高約50メートルの虎伏山山頂に建つ和歌山城は、近づいてもその全容を見ることはできない。

和歌山城

しかし現代には江戸時代には存在しなかった、和歌山城をはるか高台から眺望できる極上の展望スポットがある。

和歌山市役所

それがこちら。

和歌山市役所

和歌山市役所は14階が和歌山城の展望フロアになっており、食堂「十四階農園」は約50品目あるメニューのバッフェ(バイキング)形式になっている。

もちろん県民以外の観光客でも、ここから目の前に広がる和歌山城を眺めながら、ランチ(1496円)を食べることが可能だ。

平日
午前10時から午後3時まで(O.S.午後2時30分)/ランチタイム:午前11時30分から午後1時30分まで (注)ランチタイム以外の時間は軽食メニューのみ

土曜日、日曜日、祝日
午前11時から午後2時まで(O.S.午後1時30分)(注)バッフェ(バイキング)のみ

和歌山城 駐車場&アクセスマップ

和歌山城の駐車場

和歌山城にもっとも近いのは、24時間出入りが可能で58台を収容できる「和歌山公園駐車場」。車高制限は2.6メートルなので、ハイエースまではラクに入庫できる。

料金は1時間まで200円 2時間まで360円 以降1時間毎200円となっている。

グーグルナビに早変わり!
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」の文字をタップし、続けて画面下の経路をタップ、さらに画面上の「出発地を入力」の欄をタップして「現在地」を選択し、一番下の開始をタップすれば、画面がそのままグーグルナビに切り替わります。

和歌山城 周辺の車中泊スポット

道の駅 四季の郷公園

和歌山県内で最寄りにあたる道の駅は、約12キロ・クルマで30分ほどのところにある「四季の郷公園」だが、この施設は”旅の宿”としては利用しづらいと思う。

道の駅海南サクアス

そのため車中泊には、16キロ・クルマで40分ほどかかるが、2023年9月にできた「道の駅海南サクアス」のほうがお勧めだ。

また10キロ・20分ほどのところには、1泊1000円で温泉にも黒潮市場にも歩いて行ける、「和歌山マリーナシティ」に隣接する「県営公共マリーナ駐車場」もある。

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