車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年10月現在の「道の駅 一枚岩 モノリス」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 一枚岩 モノリス」は、串本に近い古座川町の観光名所にある、アウトドアフィールドを兼ねた道の駅。
道の駅 一枚岩 モノリス DATA
道の駅 一枚岩 モノリス
〒649-4235
和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬290-2
☎0735-78-0244
営業時間
平日:9時30分~17時
土日祝:8時30分~17時
年中無休
「道の駅 一枚岩 モノリス」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第30回
登録日/2009年3月12日
2020年6月、新たな愛称「monolith(モノリス)」を掲げてリニューアル
「道の駅 一枚岩 モノリス」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.01.17
2021.02.11
※「道の駅 一枚岩 モノリス」での現地調査は2021年11月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年9月に更新しています。
道の駅 一枚岩 モノリス【目次】
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「道の駅 一枚岩 モノリス」のロケーション
「道の駅 一枚岩 モノリス」は、和歌山県の最南端に近い「JR串本駅」から、約15キロほど内陸部に入った古座川町にある国道371号の道の駅。
国道371号は、大阪府の「河内長野市」から和歌山県の「串本町」に至る、紀伊半島を縦断している国道で、山岳観光道路の「高野龍神スカイライン」がその一部区間であるいっぽう、「田辺」から「古座川」までの間は、地元の人も通るのを避けるほどの”酷道”として知られている。
そのため、「紀勢自動車道」を走って「すさみ」から「串本」経由で北上する、こちらの整備された道を走ってアクセスしてくる人が大半だ。
だがここで「道の駅 一枚岩 モノリス」を目指すのは、カヌーか釣りを目的にする人がほとんどで、観光客は逆に「潮岬」に向かうか、そのまま海岸沿いに「橋杭岩」方面に進んで行く。
近畿在住の旅人でも「串本」まで度々足を運ぶ人は稀だが、「串本」から「古座川町」方面に行くのは、筆者のように本気で和歌山を探訪しようとしている人か、道の駅のスタンプラリーに参加している人くらいのものだろう(笑)。
然るに「道の駅 一枚岩 モノリス」は、”できた当初”から道路利用者の休憩施設”というわけではなかった。
この道の駅の看板は、まさに日本の”エアーズロック”と呼ぶべき「一枚岩」だ。
高さ100m・幅500mを誇る「一枚岩」は「古座川弧状岩脈」の一部で、「国の天然記念物」「日本の地質百選」「南紀熊野ジオパーク」のジオサイトに選ばれている。
中でも興味深いのは、和歌山県の新宮市・白浜町・上富田町・すさみ町・那智勝浦町・太地町・古座川町・北山村・串本町、そして奈良県十津川村の一部を含めた10市町村に及ぶ「南紀熊野ジオパーク」だ。
ここではプレートの沈み込みに伴って生み出された独特の景観と、そこから生まれた「熊野信仰」や「筏流し」といった、”南紀固有の文化”が体感できる。
なお、「道の駅 一枚岩 モノリス」から約12キロ、クルマで10分ほどのところにも、同じ「南紀熊野ジオパーク」に登録されている「道の駅 虫喰岩」があるので、合わせて紹介しておこう。
「道の駅 虫喰岩」
2014年4月に開業した「道の駅 虫喰岩」は、国指定の天然記念物「虫喰岩」の目の前を通る、県道227号沿いに建つ。
「虫喰岩」は、約1500万年前にできた「古座川弧状岩脈」の一部が風化・浸食されたもので、「一枚岩」とともに「日本の地質百選」に選ばれている。
道の駅の施設は新しく、路面もフラットで、車中泊そのものに支障はないが、串本まで来て、あえて不便なここで泊まる必要性は感じない。
〒649-4103
和歌山県東牟婁郡古座川町池野山705-1
☎0735-72-0015
営業時間
観光案内:9時~17時
物品販売:10時~16時
火曜・水曜定休
駐車台数:32台
「道の駅 一枚岩 モノリス」の施設
「道の駅 一枚岩 モノリス」は、古座川に沿って”うなぎの寝床”のように長細くレイアウトされた道の駅で、駐車場の中央に24時間トイレがある。
駐車場は国道371号が目の前を通っているだけでなく、傾斜もあって、車中泊には適していない。
こちらが24時間トイレ。
外見はかなり老朽化しているが、中はウォシュレットに改修されている。
駅舎の中は、手前が売店で奥がレストランになっており、ジビエやゆずなどの特産品を使ったランチ・カフェメニューに力を入れているようだ。
さて。
かつては「道の駅 一枚岩 」の下の河原が、オートキャンプ場になっていた。
ただし2023年10月現在は、オートキャンプ場としての営業はしておらず、河原でのキャンプは無料だが、かつての区画サイトだった場所は、駐車場としてBBQをする人に開放している。
前述した「虫喰岩」も含めて…
観光地と見れば、串本から寄り道のできる範囲内にあるので、行く価値はあると思うが、相変わらず「道の駅」としての適性と自覚が感じられない「道の駅 一枚岩 モノリス」を、”旅の宿”にしたいとは思わない。
串本界隈で車中泊をするのなら、やはりこの道の駅がお勧めだ。
「道の駅 一枚岩はかる モノリス」の車中泊好適度
「道の駅 一枚岩 モノリス」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置
「道の駅 一枚岩 モノリス」の最寄りの温泉&買い物施設
美女湯(みめゆ)温泉
道の駅から約7キロ・10分
☎0735-75-0505
おとな300円
14時~20時(受付最終19時30分)
月・水・金 定休
こちらが休館の場合は、
串本温泉サンゴの湯
道の駅から約2キロ
☎ 0735-62-2001
おとな500円
11時〜21時・月曜定休
コンビニ
ローソンまで約10キロ。
スーパーマーケット
「Aコープ紀南 VASEO」まで約14キロ。
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