この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 北の関宿・安芸高田」は、毛利元就ゆかりの「吉田郡山城」に最寄りの中国自動車道「高田IC」近くにある道の駅
「道の駅 北の関宿・安芸高田」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回 /第19回
登録日/ 2003年8月8日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2022.04.26
道の駅 北の関宿・安芸高田【目次】
「道の駅 北の関宿・安芸高田」のロケーション
中国自動車道「高田IC」に隣接する「道の駅 北の関宿・安芸高田」は、戦国時代に中国地方を支配していた、毛利元就の居城「吉田郡山城跡」までは約10キロ・15分のところにある。
そのため、かつてはここで車中泊をして、日本100名城に数えられる本格的な山城を散策する歴史ファンも多かったと思うが、2020年に「吉田郡山城」を挟んで13キロほど離れたところに、「道の駅 三矢の里あきたかた」ができ、状況は大きく変わっている。
そりゃ~誰だって、同じ車中泊をするなら新しい道の駅のほうがいい(笑)。
そんなわけで「毛利元就と吉田郡山城」についても、「道の駅 三矢の里あきたかた」のほうで詳しく触れている。
それにしても「道の駅 北の関宿・安芸高田」では、今や当たり前ともいえる「ETC2.0の料金据え置きサービス」を受けることができないのには驚いた。
「ETC2.0の料金据え置きサービス」には3時間以内という時間制限があるので、直接車中泊に関係しないが、あれば立ち寄ってみようという気にはなる。
「道の駅 北の関宿・安芸高田」の施設
「道の駅 北の関宿・安芸高田」の駅舎はレトロ感に満ちた空間で、モダンな「道の駅 三矢の里あきたかた」とは対照的だ。
確かに今時、テレビに新聞・漫画が置かれた休憩室がある道の駅に出くわすのは、なかなか難しい。
しかも休憩室は朝の7時から開いているので、テレビを持参していなくても、昨日のプロ野球の結果と朝ドラを見ることができる(笑)。
一見古風に思える「道の駅 北の関宿・安芸高田」だが、敷地の一画にはコンビニを併設している。
しかも道の駅で24時間営業というのは、これまた珍しい話だ。
珍しいついでに書くと、「山の市・海の市」の名前がつけられた物産販売館は、天井から漁網や大漁旗が吊り下げられ、まるで漁港近くにある道の駅のような演出が施されている。
だが、やはりこれには違和感があったね。
こちらは「うこん」を練りこんだ麺が売り物という「ながいきラーメン食堂」。
バラエティー豊かなと云えば聞こえはいいが、それは「支離滅裂」とも云えるわけで、しっかりしたコンセプトを軸に展開されている「道の駅 三矢の里あきたかた」との違いは、ここでもまた明らかだった。
ちなみに駐車場はフラットだが、大型車との距離が近く、夜間の静寂性はあまり期待できないかもしれない。
またトイレは改修されて洋式になっているものの、ウォームレットだけでウォシュレットにはなっていない。
ただ可燃物のゴミ箱は大きく、よく分かるところに置いてあった。
「道の駅 北の関宿・安芸高田」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
トイレさえ気にならなければ車中泊環境は中の上クラス。
むしろ「道の駅 三矢の里あきたかた」よりも温泉が近いので、こちらのほうがゆっくりできていいという人もあるだろう。
道の駅 北の関宿・安芸高田 オフィシャルサイト
「道の駅 北の関宿・安芸高田」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
天然ラドン温泉 岩戸屋
道の駅から約6.6キロ・10分
☎0826-54-0888
おとな700円
10時~21時30分(受付最終21時)・第3水曜・木曜定休
コンビニ
ポプラ・ローソン(24H営業)が敷地の中にある。
スーパーマーケット
約2.5キロのところに「Aコープみどり店」がある。
「道の駅 北の関宿・安芸高田」のアクセスマップ
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