この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
島根と山口の県境にある「道の駅 ゆとりパークたまがわ」は、日帰り温泉・RVパーク・キャンプ場と隣接した、多様なニーズに対応できる車中泊スポット
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第10回
登録日/1996年4月16日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.09
2011.04.23
2015.05.06
2022.04.23
道の駅 ゆとりパークたまがわ【目次】
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」のロケーション
島根県と山口県の県境近くに位置する「道の駅 ゆとりパークたまがわ」は、日本海に沿って走る国道191号線沿いにある。
萩方面に約11キロ・クルマで15分ほど行ったところには、約1400万年前のマグマの熱の影響を受けて誕生した、「日本の地質百選」「21世紀に残す日本の風景遺産100選」に選ばれている、国の指定名勝「須佐ホルンフェルス」がある。
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」の周辺は、地元では昔から海が美しいことで知られており、「瀬越(せごえ)海水浴場」から徒歩約3分、道の駅からは田万川を渡って650メートルほどのところに「田万川キャンプ場」がある。
しかも日帰り入浴ができる「田万川温泉」はすぐ隣。
クルマの乗り入れはできないものの、2022年5月現在でも、1泊2日1,000円(4~5人)、ソロキャンプなら500円という北海道並みのリーズナブルな料金でキャンプが楽しめるとあって、週末は大盛況。
筆者は2015年に友人夫婦とここで合流し、キャンプ料金を支払って写真の駐車場で車中泊をしたことがあるが、当時はガラ空きだった。
有料キャンプ場のくせに、ゴミを回収しないのは非常識で困りものだが(笑)、クルマから近い場所が確保できるのなら、調理と食事ができて、汚れた食器も洗える「田万川キャンプ場」を覚えておいて損はあるまい。
また2012年7月には、「田万川温泉」に隣接する駐車場エリアの一部に、コイン式電源スタンドと、サイドオーニングが出せるスペースを確保した4区画の駐車スペースを整備し、日本で最初の「RVパークたまがわ」がオープンしている。
なお、上のオフィシャルサイトではゴミ持ち帰りとなっているが、「クルマ旅」の公式サイトでは、「RVパークたまがわ」の場合、指定のゴミ袋1枚に付き500円でゴミ処理可と明記されている。
ちなみに…
ゴミが持ち帰れる人にはどうでもいいことだが(笑)、萩方面に向かって次の道の駅になる「道の駅 阿武町」に行けば、24時間いつでも利用できる可燃物のゴミ箱が置いてある。その次の「道の駅 萩しーまーと」にもだ。
筆者が今のふたつの道の駅の駅長なら、この事実を知ったらムカつかないではいられない(笑)。
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」の施設
これが「道の駅 ゆとりパークたまがわ」の公式マップ。
この写真は上のマップの❻あたりになるが、路面は平坦で特に車中泊に支障は感じなかった。
24時間トイレは写真の右側にある。
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」は1996年オープンの古い部類に入る道の駅だが、2018年にリニューアルを受けているようで、トイレはウォシュレットに改修されていた。
キャンプ場を併設しているだけあって、直売所の品揃えはなかなか豊富。
近頃安くなってきたとはいえ、「あまおう」400円は格安。
目ざとく見つけて、旅で不足しがちなビタミン補給用にゲットした。
キャンパーには、このほうがワイルドでいいかも知れないが、旅人には鮮魚を刺身にしてもらえないと手が出せない。
こちらはマップ❺の「たまがわ味番地」。
あまり賑わいを感じなかったが、とりあえず気になる「うなぎ」に釣られて中を覗いてみた。
そこで見た、浜名湖産の表示には驚いた。
今は本元の浜松でも、お隣の愛知か鹿児島のうなぎが主流と聞くし、その割には安い気もする。
ホームページを見て、またびっくり。
「うな道」は山口市にある人気店の出張店舗で、営業日は主に週末とはいえ不定期なため、「営業していたらラッキー」くらいの感覚で訪問ください。
だって(爆)。
ついでに調べてみたところ、食べログでは3.05。筆者はアンラッキーだったが、貴方もよろしければ「運試し」にどうぞ。
さて。最後はマップ❷の「道の駅観光案内」について。
ここでは「ゴミ箱は設置しておりません」と「道の駅での車中泊はご遠慮ください」の表示が気になった。
当事者たちは気づいてないと思うが、「道の駅 ゆとりパークたまがわ」は「殿様商売」が身についてしまっている。
筆者は仰せに従い、道の駅を後にしたのだが、もしかするともう「次」はないかもしれない。
ということは、この記事が延々とネット上に残る(笑)。
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
筆者がかつてここで車中泊をした時は、「道の駅阿武町」が昔のままで、現在のようにリニューアルされていなかった。
道の駅 ゆとりパークたまがわ オフィシャルサイト
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
田万川温泉
※徒歩3分。2022年4月21日にリニューアルオープン
☎08387-2-0370
おとな550円
10時~21時 (受付最終20時30分)・月曜定休
コンビニ
ローソン・ポプラ たまがわ店が、国道191号を挟んだ向かい側にある。
スーパーマーケット
約600メートルのところに「キヌヤ 江崎店」がある。
「道の駅 ゆとりパークたまがわ」のアクセスマップ
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