この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 蛍街道西ノ市」は、山口県西部を車中泊旅行中の、困った時に使える道の駅。
「道の駅 蛍街道西ノ市」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第20回
登録日/2004年8月9日
開駅日/2004年12月14日
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.03.11
2022.04.24
道の駅 蛍街道西ノ市【目次】
「道の駅 蛍街道西ノ市」のロケーション
よく云えば山口県西部エリアの真ん中、悪く云えば中途半端な場所にある「道の駅 蛍街道西ノ市」は、車中泊の旅人にとって、「スーパーサブ」的な車中泊スポットだと思う(笑)。
普通に考えれば、どの観光地からも外れた「道の駅 蛍街道西ノ市」が、「旅の宿」になることはあるまい。
だが、どんな旅も天変地異には敵わない。
旅の途中で天気予報が変わり、急な雨になることもあれば、ゲリラ豪雨や大雪で道が通れなくなる危険性も、今は排除できない時代になった。
下関をはじめ、角島、北長門、秋吉台のいずれにも近くはないが、比較的行きやすいところにある「道の駅 蛍街道西ノ市」は、そんな時に「様子見」をするのに最適だ。
天気が怪しくなってきた時が出番。
その意味では「スーパーサブ」という表現がよく似合う。
本州ではあまり必要性を感じないかもしれないが、北海道を旅してみれば、こういう使い方ができる道の駅のありがたみがよく分かる。
「道の駅 蛍街道西ノ市」の施設
なんといっても助かるのは、温泉を併設していることだろう。
特に悪天候時には、そんな中を運転しなくて済むこと、小雨のタイミングを見計らって動けるため、あまり濡れずに済むこと、さらには空調の効いた休憩室でゆっくり休めて食事までできることなど、そのメリットは計り知れない。
「道の駅 蛍街道西ノ市」の温泉施設には、道の駅のレストラン「万作」とは別に、麺類などの軽食が食べられる、湯上り処「川床」もある。
こちらが「道の駅 蛍街道西ノ市」のレイアウト。
「道の駅 蛍街道西ノ市」は、農村集落をイメージした純和風建築で、左が「ふるさと野菜市」で、右が情報コーナーになる。
2021年4月にリニューアルオープンした、レストラン「万作」のメニュー。
「海老天ざる(1000円)」を筆頭に、総じてリーズナブルだが、営業時間 は 11時~15時30分(LO:15時)とランチタイムのみになっている。
また祭り広場には、2021年から蒸気機関車「長門鉄道101号」が展示されている。
駐車場は117台が駐められるとあって、面積は十分なうえにフラットだが、駅舎の横にトイレがあるので、離れるとかなり遠くなる。
24時間トイレは、駅舎から離れた敷地の端に建てられている。
残念ながら便座はウォームレットのみで、ウォシュレットは付いていなかった。
なお、可燃物のゴミ箱は屋外には見当たらなかったが、情報コーナーの中に設置されているようだ。
「道の駅 蛍街道西ノ市」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
「道の駅 蛍街道西ノ市」は、どちらかといえば道路利用者の休憩施設というより、地元のファミリー層を意識した施設だが、居心地も利便性も良い。
ただ、旅人はここで寛いでしまうと時を失うかもしれない。
道の駅 蛍街道西ノ市 オフィシャルサイト
「道の駅 蛍街道西ノ市」の温泉&周辺買い物施設
西ノ市温泉「蛍の湯」
併設
大人670円
10時~21時 (受付最終20時)・第4火曜定休
コンビニ
セブンイレブンが約2.3キロのところにある。
スーパーマーケット
約250メートルのところに「ゆめマート 豊田」がある。
「道の駅 蛍街道西ノ市」のアクセスマップ
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