車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年4月現在の「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の車中泊に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅 津和野温泉・なごみの里」は、津和野の町の郊外にある、温泉併設の広々とした道の駅
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」 DATA
道の駅 津和野温泉・なごみの里
〒699-5613
島根県鹿足郡津和野町鷲原イ256
☎0856-72-4122
営業時間
直売所 9時~21時(施設によって異なる)
温泉のみ毎週木曜定休
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第16回
登録日/2000年8月18日
開駅日/2001年4月22日
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.04.22
2013.03.11
2022.04.23
※「道の駅 津和野温泉・なごみの里」での現地調査は2022年5月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年4月に更新しています。
道の駅 津和野温泉・なごみの里
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」のロケーション
天然ラドン温泉を併設する「道の駅 津和野温泉・なごみの里」は、「山陰の小京都」と呼ばれる津和野の城下町から、3キロ足らずの郊外にある。
さすがに殿町通りまで歩いて行くには遠いものの、津和野の観光拠点にできるだけの、いい条件を兼ね備えていると思う。
ただ…
昭和に端を発するこの町の人気は、令和の現在にも引き継がれているのだが、同時に「陸の孤島」とも呼べるアクセスの悪さも変わらない(笑)。
それも含めた津和野の観光情報は以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひ合わせてご覧いただきたい。もちろん、筆者と同じ「アラ還世代」に喜んでいただける内容に練り上げてある。
また、気になる津和野の「もうひとつの道の駅」についても、こちらに別途収録している(笑)。
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の施設
筆者にとって「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の思い出深い場所は、この入口に近い情報コーナーだ。
津和野の「ゲートウェイ」的存在なので、観光資料が揃っているのは当たり前なのだが、筆者は2011年にここで「自分史上、最大級の発見」をしている(笑)。
それがこちら。
なんと、さだまさしの名曲「案山子」に歌われていた情景は、津和野にあるという。
筆者はてっきり長崎のどこかにあるものと信じ切っていたので、現地に行く度に「グラバー園」や、坂本龍馬が腕組みをして立つ「風頭公園」の展望台から、目を皿のようにして町を見渡していた…
こういうことがあるから、道の駅は情報コーナーを大事にしないといけない。
この話はマスコミやウェブサイト・SNSを通じて、既に数万人の日本人が知ることとなっており、広告費に換算すれば「億」の桁の効果を生んでいるかもしれない。
民間企業なら、最初に情報を発信した社員は、100万円以上のボーナスを支給されるだけの価値がある功績だ。
さて。
筆者は冒頭のキャッチフレーズで「道の駅 津和野温泉・なごみの里」は、津和野の町の郊外にある広々とした道の駅」と書き、ロケーションでは「津和野の観光拠点にできるだけの、いい条件を兼ね備えていると思う。」とも記しているのだが、ご覧の通り93台を収容する駐車場は平坦で、広々としている。
そのうえ温泉施設と遊具、さらに営業時間外なら自由に使える屋根付きのBBQ用のテーブル&チェアがあるとくれば、ベテランの車中泊旅行者なら、ここを観光拠点にして津和野を周ろうとするのは当然だ。
たとえば朝の空いている時間帯に、津和野の城跡までクルマで出かけて散策したあと、一度道の駅に戻って車内で昼食を兼ねた休憩をする。
次はSLやまぐち号が津和野駅に到着する時間を見計らい、またクルマで出かける。
午後3時前には再び道の駅に戻って今度は昼寝。そして夕方、日帰りの観光客が帰路につく頃、殿町通りをゆっくりと散策する。
特にキャンピングカーなら、これらはいとも容易な話で、ご年配の旅行者にとっては「もはや旅の日常茶飯事」ともいえる。
ずっと停めっぱなしでは問題になるかもしれないが、これだけ出入りをすれば、立派な道路利用者の休憩行為(笑)。
既に多くのキャンピングカーオーナーは実践しているが、外からは見えないので分からないだけの話だ。
なお「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の24時間トイレは、駅舎と駐車場を挟んだ反対側に建っている。
中は改修されて、ウォシュレットになっていた。
最後は物販飲食について。
2018年にすぐ近くにある「道の駅 願成就温泉」が全面リニューアルしたことを受け、2019年にこちらも売店を改装。
やっぱり張り合っているようだが(笑)、さすがに団体様御用達だけあって、売店に関しては、正直なところ「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の完勝だ。
思わず手が出る「いい品揃え」に、筆者も引っかかってしまった。
ただレストランのメニューは、そそられるものではなかった。軽食専門のフードコートと分離するほうがいいかもしれない。
もっとも、営業時間は平日11時~16時土日祝は21時まで。年中無休とはいえ、平日は19時まで営業している「道の駅 願成就温泉」のほうが勝っている。
ついでに書くと、温泉もむこうのほうがちょっと安い。
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の車中泊好適度
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:24時間トイレの中にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置
可燃物のゴミ箱は、あろうことか、こんなところに隠れていた(笑)。
道の駅の本音が透けて見えた気がして、ちょっとイヤな思いをしたね~。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」の温泉&周辺買い物施設
あさぎりの湯
☎0856-72-4122
大人610円
10時~21時 (受付最終20時15分)・木曜定休
コンビニ
ローソン・ポプラが約2.5キロのところにある。
スーパーマーケット
約1.4キロのところに「キヌヤ 津和野店」がある。
「道の駅 津和野温泉・なごみの里」のアクセスマップ
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