25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、兵庫県の但馬を車中泊で旅する際に、お勧めできる道の駅の詳細情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
総合的に見て、車中泊旅行者に但馬で最適と云えるのは「道の駅 ようか但馬蔵」

車中泊旅行者にお勧めしたい、但馬の4つの道の駅

最初に結論から云うと、12件ある「但馬」の道の駅の中で、人気観光地へのアクセスがよく、それなりの設備が整った道の駅は次の4つで、それぞれに筆者オリジナルの詳細記事を用意している。
❶但馬東部の主な観光地へのアクセスと、車中泊環境が整っている、「道の駅 ようか但馬蔵」

「道の駅ようか但馬蔵」は、”但馬の玄関”的役割を果たしている、リピーターに馴染みの深い道の駅だ。
晩秋から早春にかけて雲海のベールに包まれる「竹田城址」まで約25分、皿そばで有名な「出石」まで約30分と、但馬東部の有名な観光地へのアクセスに秀でている。
❷京阪神からのアクセスに優れた、竹田城址に最寄りの「道の駅 但馬のまほろば」

「道の駅 但馬のまほろば」は、「北近畿豊岡自動車道」の無料区間にある「山東(さんとう)パーキングエリア」に併設されている。
京阪神からのアクセスの良さに加えて、土日祝日はフードコートが20時まで営業しているのもありがたい。
❸但馬の日本海沿いを縦断するのに適した、湯村温泉に最寄りの「道の駅 山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」

「湯村温泉」に近いこの道の駅の魅力は、「丹後半島」から兵庫県を超えて「鳥取砂丘」へと続く「山陰海岸ジオパーク」をめぐる際の旅の宿としても使えること。
冬は近くの浜坂漁港前の店とスーパーで、松葉ガニをリーズナブルに食べたり買ったりすることができる。
❹ハチ北・神鍋高原を抱える”但馬のへそ”に位置する「道の駅 村岡ファームガーデン」

但馬の高原地帯に位置する「道の駅 村岡ファームガーデン」は、1993年4月22日に、全国で103ヶ所が同時に登録された”最初の道の駅”のひとつで、「但馬」の中でも「老舗」にあたる存在だ。
館内にはご当地の「但馬牛」の精肉専門店とレストランがあり、中でも但馬ビーフ100%のハンバーグは昔から人気がある。
この4件を”お目当ての旅先”に応じて組み合わせれば、時間と燃料のロスを抑えつつ、傾斜や騒音で寝られないというような失敗も避けられると思う。

なお前泊を含めて3泊あれば、「但馬」の主要な観光地はまわれるが、「城崎温泉」だけは近くに道の駅が見当たらない。
しかし、温泉街に車中泊に適した有料の市営駐車場があるので、泊まるならそこがお勧めだ。
さて。
ここからは、ベスト4選出理由の話になる。
判断基準は、”旅の宿”として使えるかどうか

ご承知のように、筆者は2008年から全国各地の道の駅を紹介しているが、そのコンセプトは「車中泊でクルマ旅を楽しむ際に、”旅の宿”としての適性があるかどうか」を調べ、同じようにクルマで旅をする人に向けて公表することにある。
ゆえに、最重要視しているのは「ロケーション」だ。
どんなに施設が整い、駐車場が平らで、広くて、静かで、涼しくても(笑)、クルマ旅をする際に、その前や近くの道を通る必要がなければ意味がない…
典型例は、同じ兵庫県にある「道の駅 フルーツフラワーパーク」だろう。
ということで、
『「道の駅」という名が付けば、なんでもOK』というわけではない点において、ネット上にある類似のサイトとは、明らかに一線を画している。

もう少し深く云うと、
筆者のようにクルマで旅がしたい人が、その途中で日が暮れ、道中にある道の駅で一夜を明かすのは、車中泊でも「休憩=(国交省の云う仮眠)」の範疇に含まれる。
早い話が、長距離輸送トラックと同じ理屈で、国交省も利用を容認している。

しかし、家で寝るより車中泊のほうが良くて道の駅を利用するのは「宿泊行為」、すなわち国交省と道の駅が『やっきになって、やめてくれ~』とお願いしている、彼らが云うところの「迷惑行為」になる。
車外にイスやテーブルを広げなくても、それに該当する人がいるのは確かだろう。
日本には、そういう車中泊を「Van-Life」と呼ぶ人もいるが、その車中泊地に道の駅を推奨すれば、行政も道の駅も”黙って見過ごす”わけにはいかなくなる。

ゆえに、そういう人たちのニーズに応えるために生まれてきたのが「RVパーク」だ。
だがそれが、我々のような車中泊の旅人にも適しているとは限らない。
「フットボール」にサッカーとラグビーがあって、ルールも競技場も違うように、「車中泊」にも「キャンパー」と「トラベラー」がいて、やり方とフィールドが異なるのは当然だ。
多くのマスコミはそこが分かっていないから、正しい対応ができないでいる。
この件については、以下の記事により詳しく記載しているので、興味があれば一度目を通してみていただきたい。
但馬地方とは

出典:但馬情報特急
さて。
判断基準が違えば、おのずからアプローチも答えも違ってくる。
ゆえに、筆者の記事は「ロケーション」の話から始まる。
「但馬」とは、飛鳥時代から明治時代初期まで、日本の地理的区分の基本単位として使われていた「令制国」のひとつで、現在の兵庫県北部・日本海側に位置する豊岡市・養父(やぶ)市・朝来(あさご)市、香美(かみ)町、新温泉町の3市2町からなるエリアにあたる。

「但馬」は兵庫県と云うより、「紀伊半島」と双璧をなす近畿の「車中泊クルマ旅」の適地で、南から挙げれば「生野銀山」「竹田城址」「出石」「城崎温泉」「湯村温泉」などの観光地を、”ロードトリップ”でめぐることができる。
Googleの生成AIによると、”ロードトリップ”とは自分で車を運転して長距離を旅すること。
ツアーや団体旅行とは異なり、自分のペースで自由に旅を楽しめるのが特徴だ。
”ロードトリップ”こそ、車中泊クルマ旅の真髄

25年以上にわたり、車中泊クルマ旅を続けている筆者は、そう確信しているのだが、

多忙な現代の日本人は、自宅と観光地、すなわち「点」と「点」を、飛行機・列車あるいはバスを利用して、短期間で結ぶ旅行に長い間慣らされてきたため、マップに自ら引いた「線」を辿ることに、慣れていないというより無関心だ。

「車中泊クルマ旅」の目的は、大雑把に云えば「旅」だが、その中には「温泉めぐり」もあれば「史跡めぐり」「郷土料理の食べ歩き」、さらには「廃線めぐり」に「ドラマや映画のロケ地めぐり」といったマニアックなものまであり、まさに「千差万別」。
つまり、『”旅行ルート”は旅人の数だけある』と云える。
ただ、「車中泊」であることと、その”旅の宿”の候補地として、「道の駅」が真っ先に思い浮かぶことだけが共通している。
これは「但馬」に限ったことではないが、既に全国で1200件を超える数にまで膨れ上がった「道の駅」は、車中泊の”ロードトリップ”に必要な件数よりも明らかに多い。

ゆえに旅人は、自らが描く旅行ルート上にある道の駅の『どこが車中泊に適していそうなのかを、あらかじめ選別をする必要性』に迫られており、それゆえ貴殿も当サイトに辿り着かれたはずだ(笑)。
そしてこの記事は、そんな貴殿の手間を省くお手伝いをするために用意している。
最後に。

「但馬」については、各観光地の情報を含めて、以下の記事に詳しくまとめてあるので、これからゆっくりご覧いただければ幸いだ。
既に日本一周はもちろん、10回以上日本縦断の旅を重ねてきた筆者から見ても、「但馬」は行く価値のある旅先だと思う。
近畿以外に在住の旅人には、兵庫県が”イコール神戸”ではないことを知ってもらえる、いい機会になるのでは(笑)。
その他の個別の道の駅の紹介
- あさご
- フレッシュあさご
- 但馬のまほろば
- 但馬楽座
- やぶ
- ようか但馬蔵
- ハチ北
- 村岡
- 神鍋高原
- 矢田川
- あまるべ
- 浜坂の郷
ご覧の通り、筆者は既に但馬にあるすべての道の駅に足を運んでいるが、それら全部に対して、上記のような個別の記事を用意しているわけではない。
以下は現時点で個別記事のある道の駅の一覧になる。もし気になるところがあれば、あわせてご覧いただきたい。
但馬 車中泊旅行ガイド

日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
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