25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 福良」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 福良」は、南淡路のうずしおクルーズ船発着港に隣接する町の中の道の駅。

道の駅 福良 DATA
※南あわじ観光案内所
9時~17時
火曜 定休
「道の駅 福良」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第39回
登録日/2013年3月27日
「道の駅 福良」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.05.17
2010.03.27
2011.03.27
2012.04.07
2015.02.07
2022.04.16
2023.03.05
2025.11.08
「道の駅 福良」での現地調査は2025年11月が最新です。
道の駅 福良【目次】

「道の駅 福良」のロケーション

淡路島を南北に走る国道28号の最南端にある「道の駅 福良(ふくら)」は、冒頭に記した通り、南淡路の「うずしおクルーズ船発着港」と隣接している。

施設は古く、いつできたのかまでは調べられなかったが、道の駅に登録される5年前の2008年に筆者が訪れた時には、既にこの地に建っていた。

ちなみに、この写真は福良港から出港する上の船から撮影したもので、「うずしお」を生で見たい人には、以下の記事が大いに参考になると思う。
ただ残念なことに、

ここは港なので、鳴門海峡の景色は7キロほど離れた大鳴門橋のたもとにある「道の駅うずしお」のほうが圧倒的に素晴らしい。
タイミングがあえば、『まるで川のように潮が流れる、鳴門海峡ならではの不思議な光景』を目にすることもできる。

しかし、車中泊を予定していた人の中には、駐車場の傾斜か強風にたまげて、ここに来る人もあると思う(笑)。

いっぽう「道の駅 福良」の駐車場は、フラットで車中泊そのものには適しているが、うずしおクルーズが始まる時間になると、続々と観光バスがやってくるため、9時や10時までのんびり過ごすことは難しい。
さて。

古代から平安時代にかけての淡路島は「御食国」と呼ばれ、朝廷に海の幸を貢いできた歴史を持つ。
今でもタイ・ハモ・タコなどが有名だが、福良には近年自慢のグルメがある。

それがこちらの「淡路島3年とらふぐ」だ。
実は南あわじ市は知る人ぞ知るフグの養殖地で、「淡路島3年とらふぐ」は、一般流通サイズの2倍の大きさがあるという。
その魅力と食べさせてくれる店は、以下のサイトで確認できる。
いっぽう福良では、生の切り身を買って自分で食べることも可能だ。

うちはルーフベントがあるキャンピングカーなので、車内で「てっちり」を。

お一人様3000円ちょっとで、これは最高。

もちろん”おじや”まで完食(笑)。

売っているのは、道の駅から約1キロのところにある「岩男水産」の直売所だ。
そしてこちらは、道の駅から歩いて行ける直売所の「福良マルシェ」。

野菜だけでなく、刺し身も売っている。

運が良ければ、680円なんて格安で”てっさ(ふぐさし)”が手に入ることもあるので、筆者は必ず立ち寄っている。
「道の駅 福良」の施設

「道の駅 福良」の敷地は広く、駅舎と駐車場のほかに、うずしおクルーズ(ジョイポート南淡路)の観潮遊覧船が発着する桟橋、「うずのゆ」と名付けられた足湯、ベンチの置かれた緑地公園、そして農水産物及び加工品の販売所と食事処がある。

メインの駐車場はフラットで車中泊に支障はないが、夜間利用できるのはここだけのようだ。

福良港の周辺には幾つかの観光駐車場があるが、いずれも夜間は閉鎖される。

メインの駐車場から少し離れたところにある24時間トイレ。

中は改修されて、ウォシュレットになっており、可燃物のゴミ箱も置いてあった。

さて。
ややこしいことに、ここは同じ「物件」に、なぜか3つの「異なる名前」がついているため、事情を知る地元の人間以外は、きっと混乱してしまうに違いない。
そこで、ついでに施設の名前の整理もしておこう。
「道の駅 福良」は、福良港の港湾施設として作られた「南あわじ市ふるさと活性化センター」のことで、道の駅の「駅舎」に当たる建物は、「うずしおドーム・なないろ館」と呼ばれ、うずしおクルーズ船のチケット販売所と待合室はその中にある。

館内にある観光案内所。

売店の雰囲気も、ほかの道の駅とは少し違っている感じ。

駐車場に隣接する海産物店では、買ったイカや貝を店頭のグリルで焼いてもらい、前のテーブル席で食べることができる。

その並びにはちゃんとした食堂も。

なお、この通りで入手できる筆者の絶賛オススメ品がこちら。
この「干タコ」で作る「たこ飯」は本当においしく、店のおばちゃんが教えてくれたレシピは、以下の記事にまとめている。
「道の駅 福良」の車中泊好適度チェック!
「道の駅 福良」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:トイレの中にあり24時間利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

しかし、なにゆえにトイレの中なんだ?
同じ置くなら、駐車場の近くの分かりやすいところにしたほうが感謝してもらえると思うのだが…(笑)。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 福良」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

南あわじリフレッシュ交流ハウスゆーぷる
「道の駅 福良」からクルマで約5分。
☎0799-50-5126
大人630円
10時~22時30分(受付最終22時)
第3木曜 定休
コンビニ
すぐ近くにローソンがある
スーパーマーケット
「パルティーマルナカ三原店」まで7キロ
「道の駅 福良」アクセスマップ
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