車中泊で旅する淡路島 【クルマ旅のプロが詳しく解説!】

淡路島 車中泊旅行
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「淡路島」の魅力と見どころ及び車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド



この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

車中泊のクルマ旅は、新しい日本の「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。



~ここから本編が始まります。~

淡路島は、車中泊クルマ旅のデビューにお勧めしたい理想の地。

明石海峡大橋

「淡路島」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2008.05.17/2009.05.23/2010.03.27/2010.08.06/2011.03.26/2012.03.04/2012.04.07/2012.11.22/2015.02.07/2015.03.26/2016.04.22/2018.10.08/2020.06.20/2022.04.15/2023.03.05/2024.11.21/2025.02.07/2025.11.07

「淡路島」での現地調査は2025年11月が最新です。

淡路島 車中泊旅行ガイド

ここがええで! 淡路島

淡路島ほど
車中泊が有効な観光地はない

イチオシは「鳴門のうずしお」

淡路島の観光要素

淡路島のソウルフード

車中泊事情&車中泊スポット

【車中泊のプロが推薦】NATURE LAND キャンプ マット 極厚 10cm インフレーターマット エアーマット ポンプ機能付き 防災 防災グッズ
NATURE LAND
¥8,980(2025/11/11 16:24時点)
この厚みがあれば、普通車でもマットだけでシートの凹凸を吸収し、快適な寝心地が得られます。

 

ここがええで! 淡路島

クルマ旅というのは、できるものなら”行ったり来たり”ではなく、”一方通行”的に前へ前へと進んでいきたいものだ。

その意味からすると、島・湖・半島は”いい旅先”になりやすい。

海津大崎

つまり北海道・九州・四国はもとより、関東方面なら伊豆半島や房総半島、近畿なら紀伊半島や琵琶湖などがその候補地に挙がるわけだが、とりわけ京阪神在住の車中泊旅行者にお勧めしたいのが、これから紹介する淡路島だ。

淡路島パンフ

海はほどよくきれいで、食べ物も美味しく、歴史的な見どころも、ファミリーで楽しめるレジャー&アウトドアスポットも、そこそこ揃っている。

幸せのパンケーキ

さらに近年は西海岸の開発が進み、ハワイを思わせるようなオーシャンビューのカフェやレストランに、若いカップルたちが集まるようにもなってきた。

明石海峡大橋

1998年に開通した「明石海峡大橋」により、大阪市内から約1時間で行けるようになった『神話における日本発祥の地』には、京阪神から気軽に行けるリゾート地として、今では年間約1200万人の観光客が訪れる。

もし、「明石海峡大橋」に鉄道を通すことを断念していなければ、きっとその倍以上の人たちが訪れていたに違いない。

淡路島ほど車中泊が有効な観光地はない。

明石海峡大橋

とはいえ、

淡路島に行くには、けして安くはない「明石海峡大橋」の通行料が必要だ。

ちなみに、「明石海峡大橋」を挟む「垂水IC」から「淡路IC」までの、わずか約11キロしかない「神戸淡路鳴門道」の通行料金は、割引がなければ普通車で2370円、軽自動車でも1900円が必要になる。

だがETC割引を使えば、普通車900円、軽自動車750円と”半額以下”だ。

車中泊で各地を旅している人ならご存知の通り、ETC割引は『高速道路に入る時から出る時までの間に、割引となる時間帯』が入っていれば適用される。

つまり金曜日の夜、自宅を出てその夜に「淡路SA」で車中泊をすればOKだ。

ゆえに筆者は夕食と入浴を済ませ、金曜日の夜に橋を渡って「淡路SA」で車中泊し、一夜明けた土曜日の朝に高速を降りるようにしている。

『それなら、土曜日の朝から家を出れば同じじゃん!』

と思う人がいるかもしれないが、淡路島を舐めてもらっては困る(笑)。

幸せのパンケーキ

今や週末の西海岸は開店前からこういう状況だし、もし釣りをするなら朝マズメがベストタイムになる。

しかも近年は、3連休に休日ETC割引が効かないのだが、深夜割引は使える。

津名港旧フェリー乗り場

加えて1周約200キロの淡路島には、コンビニや日帰り温泉が点在し、道の駅やキャンプ場・RVパーク以外にも、無料で利用できる港湾施設が充実している。

その車中泊環境は、北海道から九州までの筆者が知るかぎり、日本で指折りと云っても過言ではないだろう。

イチオシは「鳴門のうずしお」

鳴門の渦潮

今や「鳴門のうずしお」は、世界遺産への登録が真剣に検討されているほどの「ビッグ・コンテンツ」。

淡路島まで来て、これを見ないで帰るというのは「あり得ない」(笑)。

淡路島の観光要素

クリックすると拡大されます。

早い話が、『淡路島には、うずしお以外に何があるの?』

ということだが、よくある「淡路島の見どころ」みたいな漠然とした切り口から探すには、ご覧の通り面積の割に種類も数も多すぎる。

加えて、自然にしてもグルメにしても、「旬」によってお勧めが変わるため、いわゆる「モデルルート」というのも組みにくいのが淡路島の特徴だ。そこで、まずは「観光要素」を知ることから始めよう。

淡路島の観光要素は大きく分けると以下の4つになる。

❶テーマパーク
❷グルメ
❸景勝地
❹史跡

あとそれに加えるとしたら、アウトドアになるのだろう。

淡路島 釣り

今でも「淡路島」は、釣りや海水浴、キャンプ、サイクリングといったアウトドアを愉しむ人々のパラダイスであることに変わりはなく、無料またはリーズナブルに遊べるところはたくさん残されている。

ということで、ある程度の予算を決め、季節に応じて行き先を観光要素の中からセレクトすることが、この島と上手に付き合うための秘訣になる。

淡路島のソウルフード

五目釣りの釣果

「御食国(みけつくに)」とは、古代から平安時代まで、朝廷に海水産物など貢いだ国のことで、「延喜式」には淡路が「雑魚」を納めていたと記されている。

淡路の雑魚と云えばタコ。ただし、ここには一味違う食べ方がある。

さらに京阪神の人間なら、この魚を挙げるに違いない。

沼島のハモ

そして近年はこの「淡路島3年とらふぐ」にも注目が集まっている。
あわじ島バーガー
海鮮以外では特産品の淡路牛と玉ねぎが挙げられるが、この両者が同時に食べられることで有名になったのが「淡路島バーガー」だろう。

車中泊事情&車中泊スポット

さて、冒頭で「淡路島は、車中泊デビューにお勧めの地」と書いたが、その根拠となるのがここからの話だ。

淡路島は、サービスエリア・道の駅・RVパーク・オートキャンプ場・有料の観光駐車場駐車場・そしてトイレがある無料駐場が揃う、『車中泊スポットの見本市』とも呼べる場所だ(笑)。

車中泊の旅人の中には、「道の駅さえあればいい」と思っている人もいるようだが、国内すべての観光地の近くに「道の駅」があるわけではないし、あってもそこがベスト車中泊スポットだとは限らない。

もし将来、日本列島を一周したり、縦断したりしようと思うのなら、それぞれがどういう環境なのかを「ここで見ておくこと」は、いい経験になるはずだ。

また、淡路島は気候温暖な瀬戸内の気候区にあるため、冬でも道が凍ることはなく、年間を通じて訪ねることができるのも大きな魅力だ。

そういった理由から、筆者は京阪神在住で初めて車中泊をされる方の旅先として、この淡路島をお勧めしている。

 

淡路島 車中泊旅行ガイド

淡路島 車中泊

淡路島 車中泊旅行
淡路島 車中泊旅行ガイド
淡路島の魅力と概要を分かりやすくご紹介。
鳴門のうずしお
「鳴門のうずしお」を確実に見る方法
ニーズに応じた見学方法を適切にご紹介。
淡路島西海岸 概要と見どころ
淡路島西海岸の楽しみ方
「美食観光地」として人気が高まっている「淡路島西海岸」の魅力を詳しくご紹介。
淡路島の無料観光スポットガイド
お勧めの無料の観光スポットをご紹介。
淡路島 車中泊スポットガイド
淡路島の車中泊事情&車中泊スポット
クルマ旅のプロが適切な情報を具体的に解説。
淡路島 関連記事一覧
淡路島 関連記事一覧
これまでに取材してきた、淡路島に関連する全て記事の一覧です。

 

車中泊でクルマ旅 総合案内

トップページにはこちらから。

クルマ旅を愉しむための車中泊入門

トップページへにはこちらから。


フェイスブック

インスタグラム





この記事がよく読まれています。

車中泊のクルマ旅は、新しい日本の「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
道の駅での車中泊は、簡単に”禁止”できるものではなく、ルールを守れば原則OKが本筋。【現役のプロ車中泊旅行家が解説】
車中泊歴25年の車中泊旅行家が、2025年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話
この道25年の現役のクルマ旅専門家が提唱する、「車中泊の本質」「車中泊の流儀」「車中泊の定義」の3つの話を、分かりやすくまとめてご紹介。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。