「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 竜王かがみの里」は、近江八幡の商家町と安土城に最寄りの道の駅。

道の駅 竜王かがみの里 DATA
「道の駅 竜王かがみの里」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第19回
登録日/2003年8月8日
道の駅 竜王かがみの里 筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2014.04.01
2015.01.31
2022.06.11
2026.05.16
「道の駅 竜王かがみの里」での現地調査は2026年5月が最新です。
道の駅 竜王かがみの里

「道の駅 竜王かがみの里」の
最寄りの温泉&周辺の買い物施設
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「道の駅 竜王かがみの里」のロケーション

「道の駅 竜王かがみの里」は、滋賀県蒲生郡竜王町にある国道8号の道の駅。

近江八幡の古い町並みが残る商家町まで約9キロ・20分、戦国時代の覇者「織田信長」の居城だった「安土城跡」へも約12キロ・25分と、湖東の人気観光地をめぐるのに、絶好のロケーションに位置している。
普通であれば、「道の駅 竜王かがみの里」のPRポイントはそこだと思うのだが、悲しいことにこの道の駅の所在地は「近江八幡市」ではなく「竜王町」。
「安土城」も今は「近江八幡市」になるので、早い話が”手が出せない”。
同じ滋賀県のすぐ近くにありながら、『なんでうちの町の税金を使って、隣町の宣伝をする必要があるんだ?』
みたいな「圧」をかける輩が、行政のお偉いさんにでもいるのだろうか(笑)。

いずれにしても、2026年5月現在の情報休憩室には、「近江八幡」や「安土城」に関するパンフレットは1枚たりとも置かれていなかったし、公式サイトでも紹介はされていない。

それもあってなのか、「道の駅 竜王かがみの里」は、『かつて東山道、中山道で栄えた宿場「鏡の宿」があり、牛若丸(源義経)が元服した地』であることを強調している。
しかしそれは、「大谷翔平」と「山本由伸」がいるドジャースが、LAに旅行に来た、メジャーリーグのことをよく知らない日本人観光客に、『うちの看板選手は「佐々木朗希」です』と白々しく云っているようなものだろう。
かつてマーケティング業界で持て囃された、CS(Customer Satisfaction=顧客満足度)という概念に照らし合わせると、これは著しく観光客の期待を裏切る行為で、少なくとも観光サービス業がやることじゃないのは明らか。
いわゆる『縦割り行政の弊害』って奴としか思えない。
道の駅のスタッフも、そのことを肌で感じているようで、普通は入口正面に置かれる記念撮影用のボードも、目立たない壁際にそっと置いてあった(笑)。
「道の駅 竜王かがみの里」の施設

さて。
具体的な施設の説明に入る前に、「道の駅 竜王かがみの里」にはハッキリさせておくべき問題がある。
既に公式サイトや、他の車中泊ブロガーの記事をご覧になった方はご存知だと思うが、2026年5月現在も、この道の駅では『夜間は24時間トイレに近い上のメインの駐車場を閉鎖する』としている。
しかし、現地にはそういう表示がいっさい見当たらない。

出典:道の駅 竜王かがみの里
それどころか、公式サイトに記されたこの「夜間駐車場」は、現在「大型車用駐車場」に造成し直されている。

こちらが現在の航空写真。

そして現地の写真。

ちなみにこれは、現在も道の駅に表示されているレイアウト図で、上記の変更が反映されていない。

しかし、実際は大型車Pのスペースは普通車用に変わっている。
これで「道の駅 竜王かがみの里」の『メイン駐車場の夜間閉鎖』が、事実上”形骸化”していることがお分かりいただけると思う。
早い話、実勢に公式サイトや場内看板がついていけてないだけ。すなわち予算の都合か忘れているかで、修正が業者に伝わっていないのだろう。

というのは、
筆者が2014年に訪れた時は、確かにこのようになっていた。

しかし2015年に筆者が訪ねた時は、メインの駐車場で車中泊ができたし、2026年5月にも、同じようにメインの駐車場が夜間解放されていたとの情報があり、この記事を書くに際して正確なことを調べるべく、5月16日に現場に再び足を運んだ。
その際には道の駅の売店のスタッフに、『夜間も駐車場が閉鎖されていない』ことを確認している。
ただし、正式に道の駅の責任者や行政には確認していない。
筆者はマスコミではないので、確実な裏取りをする必要はなく、逆に下手に指摘したことが仇となり、『寝た子を起こす』がごとく、再び閉鎖を始めでもしたら、面倒な話になるだけだ(笑)。
それからすると、今の『なし崩し状態の維持』こそが、道の駅にも車中泊の旅人にも”最良”であって、『気がついたら公式サイトから「夜間閉鎖」の文字が消えていた…』というのが、”理想の結末”でかまわないと思っている。
便利なところが空いていて、まわりもみんなルールを破っている中で、自分だけがクソ真面目に、夜間駐車場に行く勇気を筆者は持ち合わせていない。
よって自分は、公式サイトの記載を気にせず、他の道の駅と同じようにここでも車中泊をする。
万が一注意を受けたら、『現場に何の表示もないので気づかなかった』と釈明すれば、出て行けとまでは云うまい(笑)。
これだけ無責任な対応の証拠がある以上、揉めたら困るのが行政なのは明白だ。
ただ、
今のように『建前は閉鎖だが、実態は開いている』というのでは、真面目な人ほどバカを見るし、もっと云えば、夜間閉鎖であることを知らずに日没後に到着し、確信犯的に車中泊している人を見て、自分もしてしまった場合はどうなるのか…
こんなことで「マナー違反」の誹りを受ける身になってしまうのは、やるせない。
と不安に思う人には、以下の道の駅をお勧めする(笑)。
そもそもこれは、前述したPRの話と同じで、利用客に寄り添うことを知らない『お役所体質そのものの指定管理業者』が、この道の駅を運営していることが原因だ。
そして「道の駅 竜王かがみの里」では、この状態がもう10年以上放置されていることが一番大きな問題なのでは…
というわけで、ここからは『筆者と同じ穴のムジナ』さんに向けての話になる。

まず駐車場は全体的にフラットで、車中泊に支障はない。

24時間トイレは情報休憩室の奥にあるため、暗くなってから到着すると分かりづらいかもしれない。

中はもちろんウォシュレット。

営業時間中にしか使えないが、席数が多く居心地の良い情報休憩室。

入口の2重ドアの間に、可燃物のゴミ箱が置かれている。

駅舎の中央に当たる、烏帽子を象ったドームは野外の休憩スポットになっており、普段はテーブルとイスが並んでいる。

「道の駅 竜王かがみの里」は、さすが近江商人の発祥地に近いだけあって商売には熱心で、売店にはかなりの数の商品が並んでいる。

観光情報は置かないくせに、近江のこういうものは外さない(笑)。

もちろん近江より離れた「長浜」のものだって、売れるものには貪欲だ。
その積極性は評価に値するが、物を買わない道路利用者のためにも、もう少し発揮してもらいたいものだ。
ちなみに「道の駅 竜王かがみの里」の商売熱心さは、公式サイトによく現れている。
「道の駅 竜王かがみの里」の車中泊好適度
「道の駅 竜王かがみの里」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:情報休憩室にあり営業時間中に利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 竜王かがみの里」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設

蒲生野(がもう)の湯
クルマで約10キロ・10分
☎0748-57-1426
大人平日900円、土日祝1000円
10時~22時
木曜 定休
ただここまで行くなら、温泉から2キロほどのところにある「道の駅あぐりパーク竜王」で泊まるほうが楽だ。
コンビニ
ファミリーマートまで約500メートル
スーパーマーケット
「平和堂篠原店」まで約2.8キロ
「道の駅 竜王かがみの里」のアクセスマップ
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