25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、新名神高速にある上下線共用の「土山SA」での車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「土山SA」は、セルフのガソリンスタンドとコンビニがある、新名神高速道路の人気サービスエリア

「土山SA」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.06.04
2009.09.25
2011.01.08
2013.02.02
2016.04.29
2018.12.31
2019.09.26
2020.04.09
2020.06.29
2021.09.01
2022.04.14
2023.10.23
2026.04.25
「土山SA」での現地調査は2026年4月が最新になります。
土山SA【目次】

PR-TIME
これまでなかったバッテリー内蔵で、電源なしでも最大12時間まで利用できるスグレモノの冷凍冷蔵庫を割引価格でご紹介。これなら冷凍のお土産も買って帰れちゃう!
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集
「土山SA」のロケーション

三重県との県境に近い滋賀県甲賀市にある「土山SA」は、新名神高速道路の「草津ジャンクション」と「亀山ジャンクション」の間に位置している。
上下線共用になっていることに加え、京都・名古屋市内からちょうど休憩を挟みたくなる、ほぼ100キロ地点にあたること、またセルフのガソリンスタンドとコンビニがあるせいなのか(笑)、筆者のイメージは『いつ来ても混雑している』。
その意味からすれば、ここにSAを設けたのは正解だったと思う。

近くには忍者発祥の地とされる甲賀の里と、2019年秋から2020年春にかけて放送された、NHKの朝ドラ「スカーレット」の舞台となった信楽の町がある。
だがいずれに行くにも、ひとつ草津寄りの「甲南インター」が最寄りの高速出口にあたるため、名古屋方面から来る人には都合がいいが、京都方面から来て「土山SA」で休憩や車中泊をすると、かなりの大回りをさせられることになる。
そのため京阪神から「甲賀・信楽」に行きたい人には、2026年3月にシャワーステーションが完成した「甲南PA」か、2025年8月に全面リニューアルされた「道の駅 あいの土山」で車中泊をするほうがいい。
「土山SA」の施設

新東名高速が開通した今では珍しくなくなったが、土山サービスエリアの施設は上下線共用になっている。
こういうレイアウトは、逆方向から来る友人と高速上で待ち合わすのに適していて、預かっていた忘れ物を渡したりする際にはとても便利(笑)。

駐車場は上下線ともに若干の傾斜はあるが、車中泊に支障をきたすほどではない。
ただしトラック・クレーンが近いので、夜間はエンジン音がかなり気になる。
ここはそれを回避することが難しいので、普通車は念のため耳栓を用意しておくほうがいいだろう。

実は、開業当時の土山SAには、トラック用の「給電スタンド」があった。
これは中央自動車道の「談合坂SA(上り)」とともに、実験的に導入されたエコのための設備だったが、トラック側にスタンド対応の冷暖房装置等を別途取り付ける必要があったことも影響して、ほとんど用を果たさないまま、いつしか消えて失くなった(笑)。
おそらく車中泊をする多くの人は、運送会社がこういうものにお金をかけるとは思っていなかったと思うし、事実その通りの結果に終わった。
現在のサービスエリアにおけるトラックのアイドリング実態を見れば、家庭用エアコンを搭載できるキャンピングカー以外の、車中泊旅行者の暑さ対策は『もはや切ない努力』に思えてくる。
その件については、以下の「多賀SA」の記事で詳しくふれているので、興味があればご覧いただきたい。
続いて物販飲食施設の紹介に移ろう。

出典:土山サービスエリア
こちらがセンター棟と呼ばれる館内のレイアウト図になる。

近畿地方と東海地方の境界に位置するだけあって、2ヶ所に分かれた売店に並ぶ土産品の種類は豊富で、「大津SA」よりここのほうがいろいろなものが揃っている。
空いていればじっくり見たいのだが、なかなかそういう日には巡り会えない。

中央に位置するフードコートは、カレー・麺類・丼が中心。

本格的なランチは、同じ館内にあるレストランで食べられる。

もちろんセブン・イレブンは24時間営業している。

また、屋外に広々とした休憩スペースと屋台ゾーンが用意されていて、気候のいい時期は心地よく過ごすことができる。

敷地の一画には、子供やペットが羽を伸ばせる公園もある。
セルフのガソリンスタンドを含め、総じて「土山SA」は『旅行者の財布にやさしい道路休憩施設』といえそうだ。
しかも前述したように、2026年3月にひとつ草津寄りの「甲南PA」にシャワーステーションができたことから、そこに立ち寄ってくれば、課題だった入浴問題も解消できる。
これは車中泊旅行者にとって、汗をかく季節にはありがたい対応だと思う。

ただし冬の土山には、こういう日もあることを忘れてはいけない。

「歌川(安藤)広重」の時代から、土山はよく雨が降ることで知られている。
「土山サービスエリア」の車中泊好適度
湖南 車中泊旅行ガイド

琵琶湖 車中泊旅行ガイド

車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
この記事がよく読まれています。




























