25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、名神高速道路の「草津パーキングエリア」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「草津PA」には上下線ともにシャワーステーションがあるが、ここは”トラック御用達”の感が強いので、車中泊は避けたほうがいい。

「草津PA」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
上り線(名古屋方面行き)
2008.04.29
2011.02.10
2013.03.15
2015.12.04
2019.02.24
2019.09.23
2020.06.16
下り線(京都方面行き)
2020.04.09
「草津PA」での現地調査は2020年6月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2026年5月に更新しています。
草津PA【目次】

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草津PAのロケーション

「草津PA」は、名神高速道路と新名神高速道路が交わる「草津ジャンクション」の少し京都寄りに位置する、規模の大きなパーキングエリアだ。
「大津SA」から10キロほどしか離れていないことから、昔は必要性を感じていなかったが、2010年7月に上り線(名古屋方面行き)に名神では初めてとなる「シャワーステーション」が開設されたことで、利用価値が一気に高まった。
もちろんそれを誰よりも喜んだのは、長距離輸送トラックのドライバーだった。
筆者もできて半年ほど過ぎた頃に現地を訪ねたのだが、その時はあまりの駐車台数の多さと、彼らが夜間に発するエンジン音の大きさに閉口した(笑)。

ところで。
「シャワーステーション」は、コインシャワー・コインランドリー・マッサージチェアの3つをひとつの棟にまとめた、ドライバーのためのオアシス的な存在で、今なお「車中泊は推奨しない」と言い張るNEXCOが(笑)、その展開を全国に広げている。

山陽自動車道と東北自動車道には、以前からコインシャワーがある休憩所があったみたいだが、目新しかったのは2012年の新東名高速道路の開通と同時に登場した「天神屋」だ。

「天神屋」は、静岡市に本部を置く弁当・惣菜販売のチェーン店だが、本業にコインシャワーとコインランドリー、さらに仮眠スペースを加えたテナントを、NEOPASA駿河湾沼津、NEOPASA静岡、NEOPASA浜松で展開している。
また「天神屋」ではないが、現在は愛知県の「岡崎SA」もコインシャワー・コインランドリーのコーナーを備えており、新東名高速道路ではすべてのサービスエリアで汗を流すことができる。
また名神高速道路では、「草津PA」に続いて2010年9月に「多賀SA・下り線」に、さらに2022年4月に「大津SA・下り線」に設置され、新名神高速道路では、2019年3月にオープンした上下線共用の「鈴鹿PA」に加え、2026年3月には「甲南PA」の上下線それぞれに、コインシャワー・コインランドリーのコーナーが用意されている。
おかげで今は、かつてのような「一極集中」は緩和され、我々車中泊の旅人もその恩恵に授かりやすくなった。
とはいえ、「草津PA」にはトラックが多い別の理由もあるようだ。
草津PA・上り線(名古屋方面行き)

シャワーステーションはコンビニがある駐車場の右端に用意されている。

シャワーステーション前はトラッククレーンだが、小型車用の駐車エリアは敷地の逆サイドのコンビニ側なので、そこまで離れれば車中泊は辛くない。
利用する際は先に静かそうな場所を見つけてクルマを停め、そこから歩いてシャワーステーションまで行くといい。
ただ満車の時に備えて、「とっておきの場所」を紹介しておこう。

この写真は「草津PA」から東に向かって次の休憩所になる「菩提寺PA」で、上り線側には写真の”離れ小島”のようになった小型車専用の駐車スペースがある。
ここはまずトラックが来ない、静かに眠れる一等地だ。
つまり「草津PA」でいい場所が見つからなかった時は、シャワーを浴びたら少しクルマで移動し、「菩提寺PA」で車中泊をするといい。
草津PA・下り線(京都方面行き)

こちらの「シャワーステーション」は、PAに入ったすぐのメインのスペースではなく、隣接する「第2駐車場」のガソリンスタンドの手前にある。
したがってそこまでクルマで行ってしまうと、小型車の駐車場があるメインのスペースに行くには「逆行」となり、容易には戻れなくなる。
もっともここで車中泊をせず、シャワーを浴びるだけなら、それでも問題はない。
そもそも下り線の「草津PA」は、名古屋方面から名神高速道路で来る人に加え、北陸自動車道と新名神高速道路の利用者も合流してくるため、上り線側よりもはるかに混雑しやすい環境にある。
ゆえにここでの車中泊は避け、今はコインシャワーも使える「大津SA・下り線」を利用するのが、お勧めというより”正解”だ。
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