25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、朝日が際立って美しい「道の駅 くしもと橋杭岩」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
朝日がきれいな「道の駅 くしもと橋杭岩」は、干潮時は目の前で磯遊びも楽しめる風光明媚な道の駅。

道の駅 くしもと橋杭岩 DATA
道の駅 くしもと橋杭岩
〒649-3511
和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川1549-8
☎0735-62-5755
4月~9月:9時~18時
10月~3月:9時~17時
年中無休
「道の駅 くしもと橋杭岩」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第39回
登録日/2013年3月27日
2010年に、串本町が和歌山東漁協の土地を買い取り、ドライブインとしてスタート。その後、熊交商事が指定管理者となり、2013年に道の駅に登録された。
「道の駅 くしもと橋杭岩」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
※道の駅になる前からの訪問を含む
2008.10.12
2010.01.17
2012.10.07
2018.12.29
2021.02.11
2023.02.17
2023.07.12
2026.08.03
※「道の駅 くしもと橋杭岩」での現地調査は、2026年8月が最新になります。
道の駅 くしもと橋杭岩

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「道の駅 くしもと橋杭岩」のロケーション

「道の駅 くしもと橋杭岩」は、「南紀白浜温泉」から延伸が続く、「紀勢自動車道」の「すさみ南インター」から、国道42号で約27キロ・35分、「近畿自動車道」の「吹田インター」からだと約223キロ・3時間のところにある。
近畿在住者からすれば、これでもずいぶん近くになったほうだ(笑)。
「紀勢自動車道」がなく、「湯浅御坊道路」が4車線化される数年前までの「串本」は、「吹田インター」から400キロ近く離れた、「富士山」や「安曇野」まで行くのと変わらない、まさに「陸の孤島」のようなところだった。
ちなみに2025年の春には、その「串本」まで高速道路が到達する予定になっていたが、建設工事の途中で地盤の長期的な補修対応が必要となったため、2027年夏頃まで延期になっている。

さて。
「道の駅 くしもと橋杭岩」に近い「潮岬」から「紀伊大島」にかけての一帯は、豪快な黒潮の息吹が肌で感じられる、いかにも和歌山らしいエリアだが、その中でも際立つ景観を誇っているのが「橋杭岩」だ。

「弘法大師」と「天邪鬼(あまのじゃく)」が一晩で橋を架ける賭をし、「弘法大師」が一夜にして創り出したという伝説が残る「橋杭岩」は、国の名勝天然記念物に指定され、朝日の名所でも有名だ。

出典:南紀串本観光協会
これは観光協会がドローンで撮影した「橋杭岩」の写真だが、上空から見ると、まさに「橋」!
やっぱりドローンには敵わない(笑)。

干潮時は岸から「橋杭岩」の間近まで歩いて渡ることも可能。子供を遊ばせるには絶好のタイドプールになる。

そんなわけで、「橋杭岩」は道の駅に登録される前から、広い駐車場がある無料のドライブインとして、車中泊の旅人に愛されてきた。
この写真は、道の駅になる前の2010年に撮影したものだが、奥の駅舎にあたる建物が、現在とはまったく違っている。

なお、万一「道の駅 くしもと橋杭岩」が夜間も満車の場合は、少しだけすさみ町方面に戻ったところに、「橋杭岩園地」の無料駐車場がある。

ただし、ここは海水浴場の駐車場を兼ねているので、夏は有料になる。

こちらがトイレとビーチ。右にはもう橋杭岩が見えている。

ちなみにトイレはウォシュレットになっている。

「道の駅 くしもと橋杭岩」の施設

2013年に道の駅に登録されたことで、もっとも変わったのが駅舎だ。

かつてはトイレと昔ながらの土産物屋しかなかったが、現在は食堂・売店のほかに、雨天でも橋杭岩が見られるテラスも用意されている。

テラスとは別に設けられた情報休憩室。

観光地だけあって、周辺施設のパンフレットもよく揃っている。

観光バスが立ち寄る景勝だけに、売店の土産物の品揃えも充実している。

紀伊大島とゆかりの深いトルコ石も置いてあった。

以下のページには、心温まるいい話が記されている。

テイクアウトでは、串本町特産品の「金柑」を使った「キンカンソフト」が人気。

なお、食堂は駐車場から駅舎を通り越した一番奥にある。

また道の駅から200メートルほどのところには、添加物を一切使用せずミネラル豊富な自然塩などを独自調合して作る、干物の老舗「おざき干物店」がある。

とりわけ、70年以上にわたって受け継がれてきた秘伝のタレを使用する「みりん干し」は絶品で、干物は大阪でも流通しているが、ここでは店内での食事が可能だ。

いっぽうこちらは、「道の駅 くしもと橋杭岩」の普通車用駐車場。
路面はフラットで車中泊はしやすいが、海と面しているため風の強い日は避けた方がいいと思う。

また冒頭でも見せた通り、駅舎の前は観光バス用の駐車場になっているため、トイレまではけっこう歩く必要がある。

道の駅登録時に改修された24時間トイレ。

もちろん中は、多目的トイレに加えて男女の個室もウォシュレットになっている。
「道の駅 くしもと橋杭岩」の車中泊好適度
「道の駅 くしもと橋杭岩」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上。

ただし、夜間は照明がなく真っ暗になるので、利用時は灯りを持っていくほうがいいだろう。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 くしもと橋杭岩」の最寄りの温泉&買い物施設

串本温泉サンゴの湯
道の駅から約2キロ
☎ 0735-62-2001
おとな500円
11時〜21時・月曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで約1.7キロ。

スーパーマーケット
「オオクワ串本店」まで約1.7キロ
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