「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 阿武町」は、日帰り温泉・RVパーク・オートキャンプ場が併設する、萩観光時にも利用したい万能型の車中泊スポット

道の駅 阿武町 DATA
道の駅 阿武町
〒759-3622
山口県阿武郡阿武町奈古2249
☎08388-2-0355
営業時間
物産直売所:10時〜18時
5月と8月を除く第1水曜、及び元旦・2日 定休
千代丸食堂
朝食 8時30分〜10時(L.O. 9時30分)
ランチ 11時〜15時
水曜:定休
※その他は店舗によって異なる
「道の駅 阿武町」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第1回
登録日/1993年4月22日
開駅日/1993年10月
リニューアル/2014年4月20日
「道の駅 阿武町」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.09
2011.04.24
2015.05.06
2022.04.23
2025.11.23
「道の駅 阿武町」での現地調査は2025年11月が最新です。
道の駅 阿武町
「道の駅 阿武町」のロケーション

日本海に沿って走る国道191号沿いに建つ「道の駅 阿武町」は、住所が阿武郡阿武町となっているので気づきにくいが、実は世界遺産の萩城下町まで約15キロ、クルマで20分ほどしかかからないところにある。

2000年に、ここより萩市街地に近いところに「道の駅萩しーまーと」ができたことで、一時期は萩観光時の車中泊スポットとしての利用価値は薄れていた。

しかし2014年に全面リニューアルを受け、もともと温泉を併設しているところにRVパークが加わったことから、改めてこの「道の駅 阿武町」に注目する人が増えてきた。

さらに2022年3月には、道の駅の海岸側に「ABUキャンプフィールド」が造成され、今や週末は「満員御礼・札止め」とも云える活況を呈している。
「道の駅 阿武町」の施設

ここで少し歴史を振り返ろう。
1991年(平成3年)に旧建設省(現国土交通省)による道の駅の実験施設としてオープンした「道の駅 阿武町」は、その翌々年4月の「第1回・道の駅登録」時に選ばれた、全国103ヶ所の施設の中のひとつだ。

ゆえに、駐車場にデカデカと書かれた「ここより道の駅始まる」というのはウソではないが、同じことが云える道の駅が、全国に102件もあることを考えると、さすがにアピールしすぎの感はある(笑)。
道の駅が増えたと云っても未だ1200件ほど。その中のおよそ10件にひとつが、「日本で最初の道の駅」なのだから…

出典:道の駅 阿武町
さて。
前述したように、「道の駅 阿武町」は2014年4月に全面リニューアルを受け、現在は最新型の道の駅に変貌を遂げている。
写真は「道の駅 阿武町」の公式サイトに載っていた、ドローンで撮影した画像に、筆者が車中泊に関連する施設を独自に書き加えたものになる。

❶をつけたこのメインとなる普通車用駐車場には、多少うねりはあるものの、車中泊には支障はないスペースも多い。
とはいえ、できれば陽のあるうちに来て、フラットな場所を確認するほうがいいとは思う。

24時間トイレは、駅舎の一番左端にある。

いうまでもなく、中にはウォシュレットが完備している。

いっぽうこちらは、キャンプサイトに近い❷の駐車場だ。
全体的にフラットで24時間トイレにも近く、車中泊にはいい場所だと思ったが、残念ながら夜間は閉鎖されるようだ。

「道の駅 阿武町」の駅舎はウッディーな平屋で、中には物産直売所・観光案内所・レストラン・そして日本海温泉「鹿島の湯」があり、リーズナブルなフードコートは野外に用意されている。

直売所の品揃えは、もはや圧巻の域。

日本海で穫れる地魚も豊富に揃えてある。

キャンプ場が増設されたことで、こういった商品の売れ行きにもいい影響を与えているのだろう。

ここがインフォメーションを兼ねた観光案内所で、RVパークの受付もここになる。
「道の駅 阿武町」では物販も手広く行っているが、それでも「道の駅萩しーまーと」に比べると、明らかに「道路利用者の休憩施設」としての色彩が強い。
これは「道の駅 萩シーマーと」の記事でも書いたことだが、最近の筆者は、平日に萩を訪ねる時は「道の駅 阿武町」で泊まって、「道の駅 萩しーまーと」の開店時間前に買い物に行くようにしている。
朝から搬入車がどんどん出入りする「道の駅 萩しーまーと」で、9時30分のオープンまで待つのは落ち着かないし、ここでは朝8時30分から「千代丸食堂」で朝食メニューが880円で食べられる。
「RVパーク阿武町」

利用可能台数:4台
1泊1,000円/1台(トレーラー含む)
チェックイン当日13時~18時
チェックアウト翌日10時
なお「RVパーク 阿武町」では、調理・飲食をしなければ駐車区画の脇のスペースに、テーブルとイスを出してもいいようだ。

エアコンや電子レンジがあるなら使う価値があると思うが、電源は使いすぎにご用心。1時間100円なので夕方6時から翌朝6時まで使えば場合1200円になる。
※現在は1日1000円に変更されている。

なおゴミは500円で引き取ってくれるが、道の駅には可燃物用のゴミ箱が用意されている。
結論から云うと、
「道の駅 阿武町」のRVパークは、電源込みでも2000円とかなり割安で、大型キャンピングカーにはありがたいと思う。
しかしトイレまで遠いのと、すぐ裏を国道が通っているため騒々しく、普通車用駐車場の枠内に収まるクルマには、電源が使えるメリットを考えても、お勧めとは思わなかった。
キャンプサイト近くの落ち着ける場所に移転して、もう少し区画を広くすれば3000円でも、喜んで利用してもらえるのでは?
ABUキャンプフィールド

2022年4月にオープンした「ABUキャンプフィールド」は、「スノーピーク」が監修した62サイトを誇る高規格オートキャンプ場で、道の駅とは別に管理棟やビジターセンター、カフェなどを備えた独立施設だ。
直売所や温泉もある道の駅の強みを生かして町の魅力を伝え、地元産品の消費拡大や移住者の増加を目指すという。

利用料は電源付きサイトが5,500円、フリーサイト4,400円、デイサイト2,750円。
チェックインは13時~16時30分、チェックアウトは11時になる。

手前がキャンプ場のインフォメーションで、奥の建物はカフェテラス。

こちらの「SUNbashi CAFE」は、キャンプ場利用者以外も利用できる。
なお「ABUキャンプフィールド」の予約は、こちらホームページで。
「道の駅 阿武町」車中泊好適度
「道の駅 阿武町」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 阿武町」の温泉&周辺の買い物施設

日本海温泉 鹿島の湯
※道の駅に併設
☎08388-2-3106
大人600円
月・火・木・金:10時~21時(受付最終20時30分)
土:10時~22時(受付最終21時30分)
日: 9時~21時(受付最終20時30分)
水曜および年末年始 休館
※ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の期間は除く
コンビニ
ローソンまで約3.5キロ

スーパーマーケット
約700メートルのところに「サンマート 奈古店」がある。なお、ここはコインランドリーも併設している。
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