「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 彩菜茶屋」は、湯郷温泉と宮本武蔵の里に近い美作の町中にある道の駅

「道の駅 彩菜茶屋」 DATA
道の駅 彩菜茶屋
〒707-0003
岡山県美作市明見167
☎0868-72-8311
売店・休憩所:8時~18時
年末年始 休館
「道の駅 彩菜茶屋」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第13回
登録日/1997年10月22日
「道の駅 彩菜茶屋」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.10.11
2025.09.12
2026.01.16
「道の駅 彩菜茶屋」での現地調査は2026年1月が最新です。
道の駅 彩菜茶屋

「道の駅 彩菜茶屋」は、兵庫県との県境に近い岡山県「美作(みまさか)市」の、国道179号と県道51号の交差点付近にある、スーパーマーケットとガソリンスタンドが併設している利便性の高い道の駅だ。

4キロほどのところには、1200年の歴史を持ち、美肌効果の高い「美人の湯」として女性に人気の高い「湯郷温泉」があり、車中泊環境に恵まれている。

また「美作」は、剣豪「宮本武蔵」の故郷としても知られ、「道の駅 彩菜茶屋」から約25キロ・30分ほどのところに、生家や関連施設が点在する「武蔵の里」がある。

「宮本武蔵」の出生地については史料が少なく、「播磨国(現在の兵庫県)」出身という異説も存在しているが、江戸時代以来の伝承や地元の史跡、及び「武蔵」自身に関する記録から、現在は”美作国出身説”が通説・定説になっている。

筆者はその両者を訪ねた際に「道の駅 彩菜茶屋」で車中泊をしたが、中国自動車道から近い「美作」は、日本100名城のある「津山」を経て、残る”美作三湯”の「奥津温泉」と「湯原温泉」から、さらに「蒜山高原・大山」方面に足を伸ばしたい旅人には、かなり使える道の駅と思う。

「道の駅 彩菜茶屋」は、建物と24時間トイレを結ぶ屋根付きの大きな通路で、駐車場に隣の「A-coopみまさか」との”境界”を設けている。

ただ駐車場は中で行き来ができるため、ひとつの施設のように見えるし、駐車場の前を走る県道51号からの誘導線は、Bの「A-coopみまさか」の駐車場に入るよう作られていて、Aには出口しかない。

これが24時間トイレの前から見た写真で、右側がAの道の駅の駅舎、左側がスーパーマーケットの「A-coopみまさか」だ。

こちらがAの道の駅の駐車場。左手のトンガリ屋根の建物が24時間トイレになる。

いっぽうこちらがBの「A-coopみまさか」の駐車場で、路面はいずれもフラットで車中泊に支障はない。

厳密に云えば、『車中泊はAの道の駅の駐車場で』ということになるのだろうが、特にそういう旨が書かれた看板や張り紙があるわけでもなく、利用者もさほどそれを気にしているようではなかった。

ただし大型車用の区画があるのはBの駐車場で、普通車との距離がこのように近いので、夜間エンジンをかけたまま長時間休憩されると安眠の妨げになる。
それを考えると、ここではAの駐車場で車中泊をするほうが無難だ。
なおネット上では未だ、『道の駅 彩菜茶屋では原則車中泊禁止』と書かれたブログ記事がパラパラと見受けられるが、現在はもうそれは撤廃されており、他の道の駅と同じく、『”旅の宿”として就寝を含む夜間の休憩』に利用するのは何の問題もない。

こちらが24時間トイレになる。

外観は古いが、中はウォシュレットに改修済みだ。

そしてその中に、可燃物のゴミ箱が置かれている。

さて。
こちらが「道の駅 彩菜茶屋」の駅舎で、間口は狭い感じだが、中はけっこう広い。

「野菜市コーナー」と名付けられているだけあって、その品揃えは立派。

これが隣りにある、「A-coopみまさか」がちょっと気の毒に思える(笑)。

加工食品コーナー・お土産品コーナーとは、店内でも繋がっており、こちらの品揃えも想像以上に豊富だった。

中にはいかにもご当地らしい土産品も。

そしてその奥にレストランがある。

レストランと呼ぶよりは食堂のほうが似合うと思うが(笑)、外観よりも席数は多い。ただランチタイム営業で、メニューも軽食中心になっている。

そして客席側を隠すパテーション的な役割を果たしている棚が、「道の駅 彩菜茶屋」の情報コーナーだ。
ネット検索でこの記事に辿り着かれた方はもうご覧だと思うが、「道の駅 彩菜茶屋」の公式サイトには、驚いたことに『道の駅に関する記載』が1行たりともない。
すなわち、この道の駅の管理者は、ここを「商業施設」だと思っている(笑)。
地元の人はどうか知らないが、我々のような旅人は、ロケーションから見て「道の駅 彩菜茶屋」は、「美作三湯」でもっとも京阪神に近い「湯郷温泉」の玄関だと思って、車中泊に好適かどうかを調べると思うのだが、さすがにそれでは”話にならない”。

ゆえに我々のようなサイトの需要があるわけだが(笑)、その世界のプロとして筆者が思うのは、『本当は十分に「道路休憩施設」としての設備と体制が整っているのに、もったいない』だ。
筆者がここまで書いてきた内容は、忖度抜きで見たまま・感じたままをお伝えしているのだが、それを一部でもいいので、公式サイトに盛り込むだけで、イメージは大きく変わると思う。
だがそれには、駅名に「美作」か「湯郷温泉」を入れるのが最優先だ(笑)。
おそらく「美作(みまさか)」が読みづらいくらいの理由でそうしているのだろうが、「道の駅 彩菜茶屋」では北海道にあったって同じこと。まず、普通は駅名以外で検索エンジンにヒットすることはない。
「湯郷温泉」の記事で、もっと詳しく書いているが、この道の駅は自分たちが持っている”ポテンシャル”に気づいていない。
今のままでも、車中泊スポットととして悪くはないが、ひとひねり(とはいえ簡単ではないと思うが)すれば、岡山で”最強”を誇る道の駅に化ける可能性は大だと思う。
最後は隣接している「A-coopみまさか」について。

このスーパーマーケットも外観はパッとしないが(笑)、食料品の品揃えは充実していて、イートインコーナーと広い100円商品コーナーを備えており、21時まで営業している。

急な車中泊でも、これならなんとかなる。

筆者にはこっちのほうが大事かな(笑)。
「道の駅 彩菜茶屋」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:トイレの中にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置

可燃物のゴミ箱は、屋外の喫煙コーナーの横にもあるが、これはちょっと危なくないのかな。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。


湯郷 鷺温泉館
道の駅から約4キロ・10分
☎0868-72-0279
おとな800円
8時~21時(受付最終20時20分)
第2水曜 定休
コンビニ
ローソンまで約1.5キロ
スーパーマーケット
「Aコープみまさか」が隣接
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