「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 センザキッチン」は、山口県の長門にある風光明媚でグルメが人気の道の駅

道の駅 センザキッチン DATA
道の駅 センザキッチン
〒759-4106
山口県長門市仙崎4297-1
☎0837-27-0300
営業時間
9時~18時(店舗によって異なる)
第2木曜 定休
「道の駅 センザキッチン」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第48回
登録日/2017年11月17日
開駅日/2018年04月20日
「道の駅 センザキッチン」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2022.04.24
2025.11.23
「道の駅 センザキッチン」での現地調査は2025年11月が最新です。
道の駅 センザキッチン

「道の駅 センザキッチン」のロケーション

「道の駅 センザキッチン」がある長門エリアは、昔から車中泊の旅人に人気の高い、山口県北部の観光スポットだ。

海岸まで連なる真っ赤な鳥居でお馴染みの「元乃隅神社」は、「道の駅 センザキッチン」から約20キロ・30分のところにある。

また数々のクルマのCMの舞台に使われてきた「角島大橋」も、「道の駅 センザキッチン」から約36キロ・45分のところにある。

いっぽう近場に目を移すと、道の駅がある「仙崎」は、詩人の「金子みすゞ」が生まれた町で有名だ。
「金子みすゞ」は26歳でこの世を去るまでに、512編もの詩を綴った昭和初期の詩人で、代表作の「こだまでしょうか」が、「東日本大震災」後に繰り返し流された、ACジャパンのCMに使われていたのを、覚えている中高年もおられるだろう。
これらの見どころについては、長くなるので詳しい車中泊旅行者向けの観光ガイドを用意している。
また「角島大橋」については撮影ガイドも作成しているので、SNSをされている方にはぜひ参考にしていただきたい。

ちなみに世界遺産の「萩城下町」から「道の駅 センザキッチン」までは、約25キロ・クルマで40分ほどあれば到着できる。
ということは、前日の夕方まで「萩」を観光して「道の駅 センザキッチン」で車中泊し、午前中ゆっくりしてから「角島」方面に進み、その日は「道の駅 北浦街道豊北」もしくは、そこから南下して温泉が併設する「道の駅 蛍街道西ノ市」で車中泊をすることも十分可能だ。
「道の駅 蛍街道西ノ市」まで行っておけば、よく朝下関までスムーズに出られる。
筆者がここまでこだわって、周辺観光情報を発信しているのは、それによって「道の駅 センザキッチン」で車中泊をする理由が芽生えるからにほかならない。
ろくに周辺の観光もせずに、遠方からわざわざ「道の駅 センザキッチン」まで、車中泊がしてみたいために行くというのは、国交省が云う「宿泊目的」そのものに該当するため、結果としては『道の駅がご遠慮願いたい人たち』の仲間に加わるということになってしまう。
特に道の駅の車中泊情報を発信する側は、そこをよくわきまえてやらないと、国交省のお役人からすれば、『やるなと云っていることを助長している、うっとおしい抵抗勢力』に思えるのは当然だ(笑)。
ゆえにマスコミは手を出さないわけだが、かたやで道の駅の車中泊情報を求めている旅人はたくさんいる。
その狭間を生き抜くには、情報を出す側も得る側も、抜け道ではなく”王道”を歩むほかあるまい。
国交省は『道路利用者が休憩で利用するのは、昼夜に関係なくOK』としている。
つまり長門の観光に訪れた人が、夕方から翌朝まで休憩を兼ねて「道の駅 センザキッチン」で車中泊をするのは、彼らの許容範囲内の行動であって、用もないのに終日居座ったり、イスやテーブルを広げたりするマナー違反は、それとは別の話になる。
そうできないのならRVパークへどうぞ。
もう今はそれが正しい時代だと思う。
「道の駅 センザキッチン」の施設

「道の駅 センザキッチン」は、10年以上前からあった「青海島(おうみしま)」への遊覧船発着場を中心とする観光施設「青海島シーサイドスクエア」の敷地内に、長門市が新たに6億円をかけて整備した「仙崎地区交流拠点施設」だ。

2017年10月に仮オープンした後、道の駅の登録に伴う駐車場エリアの再整備と、「青海島シーサイドスクエア」の売店棟「ショップ青海島」のダイニング棟への改修を経て、2018年4月に「道の駅 センザキッチン」として、グランドオープンを果たした。

上の2枚を見比べていただければ分かるが、左端に「ショップ青海島」の文字が見えるこの写真は、2011年に撮影した道の駅に登録される前の「青海島シーサイドスクエア」で、その上の写真はそれから14年後の2025年に撮影したものだ。
前述した周辺観光情報を見て、『やけに筆者が長門に詳しいな』と感じた方もある思うが、実はこの地には2011年4月と2015年5月にも足を運んでいる。

さて。
知っている場所が「道の駅」になったというので楽しみに来てみたが、さすがは道の駅づくりに秀でた山口県だけあって、コンセプトの構築が相変わらずうまい。

キッチン「食べる」・ダイニング「つながる」・リビング「遊ぶ」の3つの柱で構成された「道の駅 センザキッチン」は、洗練されていながら利用客に消費のプレッシャーを与えることなく、居心地がいいように工夫されている。

屋根付きのスペースまであるシーサイドデッキからは、海が見える。

観光案内所にはレンタサイクルもある。

さらに敷地の中には、「長門おもちゃ博物館(入場料おとな700円)」まで。

出典:センザキッチン
こちらがそんな「道の駅 センザキッチン」のレイアウト図だ。

148台を収容できる駐車場は広いので、どこでもフラットというわけではない。

その中で、車中泊に適した場所はイラスト図に★をつけたここになる。
24時間トイレは、この駐車位置のすぐ裏側の大きな三角屋根の中だ。なおイラスト図の5のトイレは夜間閉鎖される。

いうまでもなく、24時間トイレにはウィシュレットが完備されている。

なお、何件あるのかさえ分からない飲食店の情報は公式サイトで確認を(笑)。
筆者が「道の駅 センザキッチン」で着目したのは、テイクアウトができる食品だ。

海の近くなので、刺身が売っているのは当たり前としても、

白子の天ぷらは初めて見た。

季節にもよると思うが、クエのアラもこの値段。鍋にするなら、これで十分と云うより、いいダシが出るこのほうがいい。
ただ、この日は残念ながら、他の食材が揃わなかったので断念した。

なので、代わりに珍しいコチの薄造りをゲットした。旅先ではこういうものをいつも探すようにしている。

もちろん、締めのご飯物も手に入る。

とどめは「ど~よ」と云わんばかりのお酒の品揃え。冷えた日本酒とワインがあるのがいいね~。

そしてここには、銘酒「獺祭」も置いてあった。山口県と云えども、道の駅で置いているのは珍しい。
もはや完璧! お見事でした。

というわけで、美味しものを食べて早々と眠りに落ちた。
「道の駅 センザキッチン」の車中泊好適度
「道の駅 センザキッチン」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

2022年に訪ねた時は、可燃物のゴミ箱がよく分かるところに置かれていた。

しかし2025年には、目立たないシーサイドデッキにだけになっていた。
こういうのを見ると、旅人というのは『どうせ置くのなら、気持ちよく利用させてくれればいいのに…』と、施設の本音が見えて一気に興冷めしてしまう(笑)。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 センザキッチン」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

ここには、24時間トイレの隣にコインシャワーがある。
料金:5分300円
利用時間:9時~18時
最寄りの温泉は
湯免ふれあいセンター
道の駅から、8キロ・12分
☎0837-43-1000
おとな500円
10時~21時(受付最終20時30分)
火曜 定休

なお、長門湯本温泉の「恩湯(おんとう)」は、リニューアル後に価格が大きく上がり、もはやお勧めとは云えなくなってしまった。
コンビニ
ローソン・ポプラまで約200メートル
スーパーマーケット
「ゆめマート 南仙崎」まで約1.5キロ
「道の駅 センザキッチン」のアクセスマップ
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