25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 庄内みかわ」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 庄内みかわ」は、日帰り温泉・スーパーマーケット・コインランドリーが併設する、理想的な”旅の宿”。

道の駅 庄内みかわ DATA
道の駅 庄内みかわ
997-1301
山形県東田川郡三川町大字横山字堤172-1
☎0235-68-2500
営業時間:9時~17時
※1.2月は16時30分まで
年末年始 定休
「道の駅 庄内みかわ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第15回
登録日/1999年8月27日
「道の駅 庄内みかわ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2014.04.13
2015.08.27
2024.10.16
「道の駅 庄内みかわ」での現地調査は2024年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年10月に更新しています。
道の駅 庄内みかわ

「道の駅 庄内みかわ」のロケーション

「道の駅 庄内みかわ」は、山形県の鶴岡市と酒田市を結ぶ、県道333号鶴岡広野線(旧国道7号)沿いにある、利便性に優れた理想的な”旅の宿”だ。
ここで云う、利便性には「ロケーション」と「設備」の2つの意味がある。

まず「ロケーション」だが、鶴岡市の名所「致道博物館」まで約7キロ・15分、いっぽう酒田市の「山居倉庫」までは17キロ・20分、さらに「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載された「羽黒山」へも、約16キロ・20分で行くことができる。
つまり「尾花沢」から「庄内エリア」に進む旅人は、ここで「前泊」すれば、翌日その3つのどこに行くにも困らない。
なお、鶴岡・酒田・羽黒山の概要と見どころは、以下の記事にしっかりまとめているので、もしその予習がまだという人にはぜひ、行く前に参考にしていただきたい。

こういう話も含めてね(笑)。
2つ目の「施設」については、日帰り温泉・スーパーマーケットに加えて、コインランドリーまで併設していることが挙げられるが、それはこの後で詳しく紹介する。

というのは、せっかくの東北旅なので、山形県内のみならず、宮城県の「鳴子温泉」からの道中にもあたる、「道の駅 とざわ」と「道の駅 しょうない」についても簡単にふれておきたい。
ただ、「道の駅 庄内みかわ」の施設のことが詳しく知りたいから、当サイトにお越しの方も多いと思うので、『その話は要らない』という場合は、飛ばして先に進んでいただいてもけっこうだ。
道の駅 とざわ

「道の駅 とざわ」は、「最上川」沿いを走る国道47号の、”ちょっと日本離れした”道の駅で、『モモカミの里「高麗館」』という愛称で親しまれている。

韓国を匂わす建物が特徴で、現地の食材や人気のコスメなどを販売する物産館や、ビビンバや冷麺といった本格的な韓国料理が味わえるレストランも併設している。

「道の駅とざわ」が韓国チックなのは、1985年からの農業技術交流をきっかけに、戸沢村と韓国で国際結婚が進み、村に韓国出身の女性が多く住むようになったことがきっかけで、相互理解を深めるための施設として、1997年8月に建てられた。
なお「モモカミ」は韓国の地名ではなく、アイヌ語で崖の意味がある「モモ」と、盆地を意味する「カミ」を組み合わせて名づけられた造語で、「最上」の地名に引っ掛けてあるとのこと。
ただそれは、さすがに凝りすぎだ(笑)。

駐車場は数ヶ所に分かれているが、車中泊には24時間トイレに近い「第2駐車場」が適している。路面はフラットで、国道からも離れているので静かだろう。
トイレにはウォシュレットが完備しているが、可燃物のゴミ箱は置いていない。
結論として、

山形県を3日ほどで周りたい旅人にとっては、ちょっと中途半端な場所にあるので、ここは高台から最上川の景観を眺め、お酒のつまみにキムチを手に入れるなどして、休憩がてらに立ち寄るのがいいと思う。
道の駅 しょうない

「道の駅 とざわ」から、国道47号を庄内方面に約20キロ走ったところにある「道の駅 しょうない」は、2001年(平成13年)に設立された農産物直売所の「風車市場」が前身で、2016年に道の駅としてリニューアルオープンしている。

設備的としては、直売所とレストランで構成されているオーソドックスな道の駅だが、トイレにはウォシュレットが完備し、ここはこの記事で紹介している3つの道の駅の中で、唯一可燃物のゴミ箱を24時間利用できる屋外に置いてくれている。
とはいえ、日帰り温泉を併設する「道の駅 庄内みかわ」と約15キロ、クルマで20分ほどしか離れていないため、車中泊にはやはりそちらを利用する人が多いのだろう。
ブロガーやYouTuberの紹介も、比べると圧倒的に少ない。

こちらがその「道の駅 庄内みかわ」の場内レイアウト図になる。
日帰り温泉併設と云っても、駅舎と隣接しているのではなく、温泉施設は広大な敷地の中の別の場所に独立して建っている。
もちろん、十分歩いて行ける範囲内だが。

ショッピングセンター「ラコス」の前に広がるメインの駐車場。
写真はレイアウト図の「イベント広場」から撮っており、正面に見える三角屋根の建物が「道の駅 庄内みかわ」の駅舎で、24時間トイレのある「マイデル」だ。

車中泊にもっとも適しているのは、庄内弁で『待ってるよ』の意味を持つ「マイデル」前の駐車スペースで、なにより24時間トイレに近く、路面はフラットで、大型車の駐車場からも離れている。

外観は少し古びているが、24時間トイレの中にはウォシュレットが完備している。

こちらが「マイデル」の農産物直売所。
筆者が訪ねたのは午後2時すぎだが、既に売り場はこの通りスカスカ。
道の駅の農産物直売所はどこでもそうだが、開店直後に行くのがいい。
また農産物直売所の並びには、情報コーナーと軽食がメインの食堂もある。ただし営業時間は9時30分~14時(土日祝は15時まで)になる。

日帰りで利用できる「なの花温泉 田田」は、「マイデル」からこの「かっぱつ広場」を超えた先にある。
写真のいちばん右が「なの花温泉 田田」で、中央にあるのがお食事処「いろり火」だが、ここも営業時間は11時から14時(L.o.13時45分)で、火・水曜日が定休となっている。
正直云って「道の駅 庄内みかわ」は、施設のわりに物販飲食が脆弱。というか、現在の道の駅のレベルにはない。

逆に「道の駅 庄内みかわ」での車中泊で頼りになるのは、9時から20時まで営業しているショッピングセンター「ラコス」だ。

館内はちゃんとしたスーパーマーケットになっており、弁当・惣菜類も揃っている。

併設しているコインランドリーも、ガス乾燥機を装備した本格的な設備で、夏場はふたり旅でも1時間ほどで完全に乾かせる。
昔はキャンプ場の洗濯機を使ったものだが、今はこういうスーパーマーケットに併設するコインランドリーが断然便利だ。
とまあ案の定、
「道の駅 庄内みかわ」と「ラコス」は、事業者が違っていた(笑)。
「道の駅 庄内みかわ」の車中泊好適度
「道の駅 庄内みかわ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置

写真の左に掲げられた大きな注意書きには、こう書かれている。
缶・ビン以外の「ゴミ箱」は撤去することにしました。
いつも、道の駅「庄内みかわ」をきれいにご利用くださいまして、まことにありがとうございます。当駅では、心もとない利用者が不審物を放置したり多量のゴミを捨てるなどのマナー違反に大変迷惑をしております。そこで、皆さまに快適な道の駅としてご利用いただくために、缶・ビン以外の「ゴミ箱」は撤去することにしました。
またお持ちになったゴミ類は、路上に放置したり、投げ捨てたりせず、すべてお持ち帰り下さい。
「皆様の愛する道の駅をきれいに」を合言葉に、ご利用くださいますようご協力お願いいたします。
一見すると、丁寧な表現で理にかなっているように見えるが、これは一方的に『自分たちの都合を、マナー違反をしていない圧倒的多数を含む、道の駅を利用するすべての人に押し付けている』だけでは?
おもしろいのは、ここで捨てられなかったゴミが、その後どういう運命を辿るかが分かっていることだろう(笑)。
にもかかわらず、『知らんぷりで押し通せるという感覚』が21世紀の公共施設で許されると、あなたは思いますか?
そもそも既に総数1200件を超えた全国の道の駅は、同じ問題を抱えている。
にもかかわらず、多くの道の駅がそれを何らかの方法で克服しているのだから、「道の駅 庄内みかわ」は『自分たちの努力不足』を人のせいにしているだけ… と云えなくもない。
山形県でもそうだが、一度くらいこういう道の駅に相談をしたことがあるのか?
『「皆様の愛する道の駅をきれいに」を合言葉に』は、朝の朝礼で駅長が従業員に対して使う言葉で、お客様にそんなことを云うのは筋違いも甚だしい。
それが理解できているわけだ(笑)。
つまり「道の駅 庄内みかわ」の管理責任者で、三川町が実質経営母体である「株式会社みかわ振興公社」は、根本的に自分の立場を勘違いしているということ。
いくら徳川譜代の「酒井氏」の領地だったと云っても、もうとっくに、役所が”奉行所”の時代は終わっている。
令和の現代は、道の駅の「指定管理者」の代わりはすぐに見つかるし、見つからなければ『道の駅の存在』そのものが成り立たないということになり、作った行政の責任が問われ、しいてはそれを認定した国交省にも責任は及ぶ。
ただ、こういう道の駅が後を絶たないのは、健全な利用者が”自分たちの意思”をはっきり示さないことにも原因はあるだろう。
民主主義国家は『声が大きい人が勝つ』的な側面があり、正しい方が勝つとは限らないが、黙っていたら何も変わらないことだけは確かだと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 庄内みかわ」の温泉&周辺の買い物施設

なの花温泉 田田
道の駅の敷地内にある。
☎0235-66-4826
おとな500円
6時~21時30分(受付最終20時45分)
※第3水曜日は17時~
無休
コンビニ
セブンイレブンまで約900メートル
スーパーマーケット
「ラコス」が隣接
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