25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 よつくら港」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 よつくら港」は、見た目よりも使い勝手のいい車中泊向きの道の駅。

道の駅 よつくら港 DATA
道の駅 よつくら港
〒979-0201
福島県いわき市四倉町五丁目218-1
☎0246-32-8075
営業時間
情報館:8時30分〜22時 年中無休
直売所:9時〜18時
(11月~2月は17時まで)
フードコート:10時〜18時
(11月~2月は17時まで)
※オーダーストップは閉店30分前
火曜日・元日 定休
「道の駅 よつくら港」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第32回
登録日/2009年12月26日
2011年3月11日の東日本大震災で被災し営業を一時休止したが、翌年8月に建物を再建し、リニューアルオープン。
「道の駅 よつくら港」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.11.19
2016.09.07
2025.05.28
※「道の駅 よつくら港」での現地調査は、2025年5月が最新です。
道の駅 よつくら港【目次】

「道の駅 よつくら港」のロケーション

福島県の太平洋岸に面した「道の駅 よくつら港」は、県南部の観光都市「いわき」のランドマーク・スポット、「スパリゾートハワイアンズ」から国道で約25キロ・40分ほどのところに位置している。
開業からまだ20年を経てはいないが、東日本大震災からの復興が進む「浜通り」にあることもあり、今ではどちらかと云えば”古株”の部類に入る道の駅で、昔から東北地方をめぐってきた車中泊の旅人には、よく親しまれている存在だろう。

そのような経緯から、
「道の駅 よくつら港」は、車中泊が第一次ブームの最盛期を迎えた2010年に、『東北「道の駅」車中泊研究会(現在名は東北みち会議)』により、山形県の「道の駅 いいで」とともに、国土交通省の社会実験に採択された「『道の駅』利用高度化実験」の実施駅に選ばれた経緯を持っている。
「『道の駅』利用高度化実験」の趣旨は以下の通り。
近年道の駅で増加している、車中泊利用者の長時間駐車やマナー違反などによるトラブルを防ぐため、道の駅敷地内の一部に、車中泊専用車両区画や仮設設備を設置。
アンケート調査を実施し、車中泊利用者の実態とニーズ、受入側の施設や一般利用者からみた課題等を把握し、道の駅車中泊のルールづくりについて考えるとともに、道の駅の新たな活用策を提言する。
「道の駅 よくつら港」で実際に行われたのは、車中泊専用区画の設置(17台程度)、流し場・テントの設置、ゴミの引取サービスで、まとまった実験結果によると、1日最大で24台の利用があったが、目立ったトラブルはなく、利用者の多くは東北や関東の旅行者だったとのこと。
また同時に実施された、東北の道の駅を対象にしたアンケート調査では、約8割が車中泊の受け入れに好意的だった。
ただ受け入れる場合、ゴミの持ち帰り、火を使わないなどのルールが必要との意見もあったという。
参考資料:
日本経済新聞 2011年1月8日発刊
※東北みち会議の公式サイトからは、すでに関連記事は削除されている。

しかし残念なことに、この社会実験の直後に東日本大震災が発生し、世の中はそれどころではなくなり、同時に「1000円高速」も廃止されてしまった。
ただ筆者自身は、東日本大震災前のこの道の駅のことを知らない。
2000年・2009年・2010年に東北を訪れてはいるのだが、福島県では会津を旅しており、「道の駅 よくつら港」を訪ねたのは、震災以降の2015年が初めてになる。
「道の駅 よつくら港」の施設

もともと漁港施設だった「道の駅 よくつら港」のレイアウトは変則的で、敷地内に24時間トイレがある駐車場は、駅舎にあたる「交流館」とは離れた、信号機と横断歩道のある車道を渡った隣にある。

交流館の前は、マップの表記とは違い、実際はクルマを停められる。
しかし館内のトイレは閉館とともに利用できなくなるため、夜間は24時間トイレまで徒歩で信号を渡って行く必要があり、ここでの車中泊はお勧めではないだろう。

こちらが24時間トイレのある駐車場だが、中央付近は大型車と普通車の共有スペースになっているため、トラックが多い日はかなり騒々しい。

24時間トイレの外観。

中にはウォシュレットが完備している。

また駐車場の敷地内には、子ども向けの屋内遊び場、チャイルドハウス「ふくまる」があり、ファミリー層にも適している。

そうなると、こちらの駐車場で車中泊はしたいが、騒音からは逃れたい…
誰もがそう思うのは当然で、週末の外枠部分は”早いもの勝ち”になるのが常だった。

それを見かねて… かどうかはわからないが(笑)、2025年1月に人気観光スポットの「小名浜」にある大規模商業施設「いわき・ら・ら・ミュウ」が、道の駅に登録された。
グランドオープンを迎える同年9月以降は認知が広がり、車中泊旅行者同士の棲み分けも進むことから、”早いもの勝ち”は緩和されていくに違いない。

なお「道の駅 よくつら港」は、いわきで一番広い砂浜の四倉海岸と隣接している。

今はその前に広大な無料の市営駐車場ができており、トイレもあるようなので、そちらで車中泊することもできそうだ。
ただあまりに敷地が広いので、そこまで足を運んで見ることはできなかった。
次は物販飲食について。

「道の駅 よくつら港」の「交流館」は、1階が直売所と情報館、そして2階がフードコートになっている。

直売所には野菜や土産品もあるが、弁当や惣菜類も揃っている。
「ホッキ飯」や蒸しウニをご飯といっしょに炊き込んだ、日替わりの「ウニ飯弁当」もあるようだが、訪ねた日は午後3時半を過ぎていたため完売していた。

関西では「ソースカツ丼」といえば、福井や長野県・駒ヶ根市のソウルフードでお馴染みだが、関東では群馬県・桐生市、そして福島県・会津若松市でも郷土食に挙げられている。
「よつくらソースカツ」というのは初耳だったが、けっこう地元では有名らしく、ネットには『福島のソースかつ丼は3系統ある』という記事もあった。
時間が時間だったので、フードコートについてはフロアも見ていないが、公式サイトを見る限り、値段もリーズナブルでそそられる(笑)。
「道の駅 よくつら港」のホームページは、『ほかの道の駅も見習うべきでは』と思えるほどの出来栄えだ。

いっぽうこちらは、休憩室を兼ねた情報館。
中にはウォシュレットを完備したトイレもあるが、開館時間は8時30分から22時までとなっている。

なお、交流館の前は広々とした芝生広場になっており、夏は海水浴場となる四倉海岸まで歩いていくことができる。
ちなみに芝生の奥に見えるカラフルな建物は、夏に繰り出される「四倉ねぶた」が見学できる「ふれあい館」だ。
外観から想像するかぎり、変則的な構造の「道の駅 よくつら港」は、正直パッとしない感じだが(笑)、こうしてよく見るとなかなか味わい深いものがある。
ニーズや好みに応じて、「道の駅 いわき・ら・ら・ミュウ」と使い分けて見るのもいいと思う。
「道の駅 よつくら港」の車中泊好適度チェック!
「道の駅 よつくら港」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館外にあり24時間に利用可?(もしかすると閉店後は店内に移動され、利用できないかもしれない)。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。


近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 よつくら港」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
いわき市北部憩いの家
11キロ・20分
☎0246-34-6926
おとな50円
(500円の間違いではありません)
10時30分~17時(受付最終16時30分)
水曜 定休
石鹸、シャンプーなし
高額だけど近いのはこちら。
太平洋健康センターいわき蟹洗温泉
道の駅から約1キロ・3分
☎0246-32-2500
大人2000円
10時~22時(受付最終21時30分)
不定休
公式サイトに30%OFFのチケットあり。
コンビニ
セブンイレブンまで徒歩約300メートル。
スーパーマーケット
「マルト 四倉店」まで約2キロ。
「道の駅 よつくら港」のアクセスマップ
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