「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
萩をじっくり観るには1泊2日がお勧めで、車中泊には前泊・後泊ともに、「ここがベスト!」と云い切れる道の駅がある。

「萩」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.09
2010.10.11
2011.04.24
2013.03.11
2015.05.06
2022.04.27
2025.11.23
「萩」での現地調査は2025年11月が最新です。
萩の車中泊事情&周辺道の駅ガイド

萩の概要と楽しみ方

「萩」と聞いて、ほとんどの人がイメージするのは、こちらの城下町だろう。
若者が『時代劇のロケセットか、テーマパークか?』と勘違いしそうになるのも無理はない「萩城下町」は、世界遺産にも登録された、日本でも他に例を見ないリアルな江戸時代の”置き土産”だ。

しかし、「萩城跡」から「萩城下町」をひとしきり歩いて、名物の「夏みかんソフト」で喉を潤し、お土産に「萩焼」をひとつふたつ買う程度で満足できるのなら、萩の町は半日あれば事足りるわけで、車中泊などせず、残りの時間を風光明媚な「秋吉台」や「長門」にまわすほうが賢明だ。

「長州藩」260年の歴史が”ギュッ”と詰まった萩は、知るほどに興味が湧き、『まさに車中泊をしてまで、見て周りたくなる町』であることは、大阪から7度も足を運んでいる筆者が、身を持って証明している。
当サイトでは、その経験を元に綴った『萩の車中泊旅行ガイド』を、以下に用意しているので、のちほど合わせてご覧いただければ幸いだ。
ここでは、車中泊事情を詳しく話そう。
萩は高速道路で行けない「陸の孤島」

さて。
車中泊で旅する萩の問題点は、アクセスの悪さにある。
元はと云えば、江戸時代のはじめに「徳川家康」が、そういう場所をわざと選んで左遷したのだから当たり前だ(笑)。
近年は、日本海側を横断する「山陰道」の延伸が続いているとはいえ、「萩」周辺では、西の「三見」と「三隅」間の僅かな距離しか開通できておらず、この地に高速道路が通るまでには、まだまだ時間がかかる。

そのため、メジャーな観光地の「出雲」や「下関」から、「石見銀山」や「角島」を観光しながらロード・トリップして行く場合、前泊なしで辿り着くのは大変だ。
ゆえに「萩」を攻めるには、萩にある3つの道の駅よりもむしろ、その周辺の道の駅のことをよく調べたほうがいい。
結論から云うと、次の2つこそが「萩」観光時のベスト車中泊スポットと云える。
つまり、どちらかを「前泊」「後泊」地にするのが、もっともスマートな選択肢だ。
出雲方面から萩を目指す場合
角島・長門方面から萩を目指す場合
「萩」がつく3つの道の駅の車中泊好適度チェック!

とはいえ、『いやいや、わたしが聞きたいのは、その話じゃない』。
という方もおられると思うので(笑)、ここからの説明は、萩市街地に近い3つの道の駅についてになる。
道の駅 萩しーまーと

車中泊旅行者に限らず、多くの旅行者から高い評価を得ているのは、「萩城下町」に一番近い「道の駅 萩しーまーと」だ。

その人気の理由は、圧倒的とも云える海鮮の品揃えにある。
確かに、2日間かけて萩をじっくり観光するのなら、ここでの車中泊はお勧めだが、難点は周辺の日帰り温泉が、安い施設でもひとり1000円と割高なことと、平日の開店時間が9時30分と遅めであることだ。
あと10キロほど東に走れば、ひとり600円で利用できる日帰り温泉を併設する、「道の駅 阿武町」に到着する。
道の駅 萩往還

「道の駅 萩往還」も城下町から約6キロと、「道の駅 萩しーまーと」と変わらないほど近いところにあるのだが、県道32号はクルマの往来が多く、しかも道の駅は坂の途中にあるため、アクセルを吹かして通る車両が多くて騒々しく、あまり車中泊に適しているとは思えない。
だが、ここには幕末ファンにはぜひ足を運んでいただきたい施設があるので、立ち寄ることには大賛成だ。
2025年12月現在、「道の駅 萩・さんさん三見」は萩周辺にある3つの道の駅の中で、もっとも中途半端だと思うので、個別ページまでは用意していない。

2010年3月に開業した「道の駅 萩・さんさん三見」は、国道191号萩・三隅道路(山陰自動車道の無料区間)の、「明石(あけいし)インター」を下りてすぐの場所にあり、「萩城下町」から8キロほど西に位置している。
道の駅 萩・さんさん三見
〒759-3721
山口県萩市三見1028-2
☎0838-27-0041
直売所:9時~17時
鯖島食堂:11時~14時
無休 年末年始のみ休館
普通車32台

本来なら、こここそ純粋に『道路利用者のための休憩施設』と云えそうだが、他の2つの道の駅に比べると、現時点ではどうにも設備が拙い(笑)。
いずれ「山陰自動車道」が「角島」から「萩」まで延伸されれば、リニューアルされるかもしれないが、現在の姿を知っていれば、よほど途中でトイレに行きたくならないかぎり、素通りされてしまうと思う。

おまけに2025年3月時点でも、24時間トイレがウォシュレットに改修されていないとなれば、なおさらだ(笑)。
かつては、「萩城下町」より西には他に道の駅がなく、観光後に長門方面に進みたい人には選択肢がなかった。

しかし2018年に、約25キロ・クルマで40分ほど離れた長門の「仙崎」に、前述した「道の駅 センザキッチン」ができたことで、事情は大きく変わっている。
「道の駅 萩・さんさん三見」からなら、プラス30分ほど走るだけなので、今は一気に「長門元湯温泉」にも近い「仙崎」まで進んでしまうほうがいいのは、誰が見ても明らかな話だろう。
萩 車中泊旅行ガイド

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