「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「吉備SA」は、道の駅のない倉敷・岡山・吉備エリアの”救世主”と云える車中泊スポット

吉備サービスエリア DATA
上り(神戸方面行き)側
☎086-284-8617
スマートインターあり
小型車160台
ウェルカムゲート18台
下り(広島方面行き)側
☎086-284-8618
スマートインターあり
小型車134台
ウェルカムゲート15台
「吉備サービスエリア」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.11.21
2013.03.11
2025.25.26
「吉備サービスエリア」での現地調査は2025年12月が最新です。
吉備サービスエリア

吉備SAのロケーション

このマップを見れば、いかに「吉備サービスエリア」が岡山県の主だった観光地の近くにあるかということと同時に、岡山県は本当に肝心なところに道の駅を用意していないことがよくわかる(笑)。

美観地区でお馴染みの「倉敷」はもちろん、日本三大庭園の「後楽園」を併設する「岡山城」、桃太郎伝説が残る「吉備津神社」に「鬼ノ城」など、いずれも「吉備サービスエリア」からほぼ20キロ圏内に収まっている。
倉敷美観地区まで、約20キロ・20分
岡山城まで約10キロ・20分
吉備津神社まで約6キロ・10分
鬼ノ城まで約20キロ・40分
とはいえ、
『吉備サービスエリアは山陽自動車道上にあるため、利用には高速料金が必要でしょ。』と思っている人には朗報がある。

ここには上下線ともに「ウエルカムゲート」と呼ばれる、一般国道から人が出入りできるゲートがあり、そこに無料の駐車場も併設されているため、道の駅と同じように利用することが可能だ。
だが、
それ以上に魅力的なのは、ここで車中泊をすれば、何時に家を出ていようが、ETC深夜割引が適用されることだろう。
ちなみに、中国自動車道の「吹田インター」から、山陽自動車道の「倉敷インター」までは約180キロ・2時間で、通常の高速料金は4720円だが、ETC深夜割引が適用されれば3300円になる。
「倉敷インター」より吹田寄りにある「吉備サービスエリア(下り線)」までは約170キロなので、19時に高速道路に乗れば、途中で一度トイレ休憩を入れても、21時30分には到着できるため、京阪神在住者にすれば十分射程距離に入るだろう。

しかも汗を流したい季節は、途中の「淡河PA」に10分300円の「シャワーステーション」がある。
だが、考えることは誰しも同じ(笑)。

これは2025年12月27日の9連休初日の朝6時に撮影しているが、すでに駐車枠は満車で、枠外にも多くが駐車している。
「吉備サービスエリア」の下り線は近畿から九州を目指す旅人にとっても、車中泊がしたくなる位置にあるため、特にGWや年末年始は混雑しやすいのでご用心を。
吉備SAの施設と留意点

こちらは下り線の写真だが、「吉備サービスエリア」の駐車場は、上下線ともにフラットで車中泊に支障はない。

上り線の駐車場。

そしてこちらが、前述した「ウェルカムゲート」にある一般道側の駐車場。
下り線は15台とキャパは小さいが、あまり知られていないせいか、まだ少し空きがあった。

さらに「吉備サービスエリア」には「スマートインター」も設置されている。
写真は下り線だが、難点は高速道路から「吉備サービスエリア」に流入する場合は、物販飲食施設と駐車場が使えるが、ここから流入した場合は、逆走になるため施設は使えず、流入後はそのまま高速道路に進まなければならない点だ。

しかし、上り線は違う。

このように「スマートインター」から流入後、車線はサービスエリアの施設の前を通るように設計されており、下り線とは違って利用が可能だ。
ちなみにGoogle AIでは、スマートインターから流入後に物販飲食施設と駐車場は利用できないと表示される。

しかし、ChatGPTでは正しく表示された。

たいしたもんだね!

つまり周辺を観光してから、「吉備サービスエリア」の中で「後泊」をすることができるのは「上り線」だけなので、「下り線」のSAを利用したい場合は「ウェルカムゲート」にある一般道側の駐車場を利用しなければならない。
このことさえ知っていれば、可燃物のゴミ箱もウォシュレットもあり、フードコートも24時間営業している「吉備サービスエリア」は、けして悪くないどころか、際立って条件のいい車中泊スポットと云える。
ただ上り線の「ウェルカムゲート」は、訪ねた時は場所が分からなかったので写真は撮れていない。しかしこうして航空写真で見ると、けっこう離れているので分からなかったのも無理はなかった。
「ウェルカムゲート」を利用するなら、下り線のほうがお勧めだと思う。

下り線 テイクアウトコーナー
最後は物販飲食施設についてだが、これはもう公式サイトを見ていただくのがいちばんいい(笑)。

上り線 フードコート
道の駅でもそうだが、特に食事のメニューは入れ替わりのサイクルが早く、ホームページで食レポをしても、見る人には”過去の話”になってしまう可能性が高い。
ゆえに食レポは『孤独のグルメの井之頭五郎』氏にまかせて、筆者は筆者らしい情報で旅人のお役に立ちたいと思っている(笑)。
吉備SAくだり線のウェルカムゲート アクセスマップ
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