25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、岡山県の「美作三湯(湯郷温泉・奥津温泉・湯原温泉郷)」を車中泊で訪ねたい人に向けた旅行ガイドです。
「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊で訪ねた名湯レポート
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国の温泉地の車中泊事情や温泉情緒、観光、グルメにいたる魅力を再評価し、「車中泊旅行者の目線」から紹介しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

~ここから本編が始まります。~
「美作三湯」は、温泉地だけでなく近くの史跡を合わせて訪ねるのがお勧め。

美作三湯の筆者の歴訪記録
※記録が残る2003年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2003.10.26
2011.08.01
2015.10.11
2018.10.06
2026.01.17
「美作三湯」での現地調査は2026年1月が最新です。
美作三湯

美作三湯のロケーション

便宜上、興味を惹きやすいよう「三湯」をつけているが、実質的にこの記事は、岡山県東部の山中にある、美作エリアの観光地をガイドしている。
「美作(みまさか)」は、古墳時代から奈良時代の初めにかけて、強大な勢力を誇った古代「吉備国」が、「ヤマト王権」よって4つに分国された中のひとつの国で、長い歴史と固有の文化を有している。
古くから「播磨」「備前」「因幡」「伯耆」と接する境目の国だったことから、その語源も「ミ」=裂ける・分かれる、「サカ(坂・境)」=境界・峠、すなわち「山の裂け目・境」を意味する古語から来ているという説が有力だ。

今は京阪神から岡山方面に出かける場合、アップダウンが少なく、「姫路」「倉敷」さらに「尾道」といったメジャーな観光地を通る、「山陽自動車道」を利用する人が多いと思うので、「美作」は馴染みが薄い地域かもしれない。
しかし、代わりに昔からある「中国自動車道」が横断するように走っているため、筆者のように20世紀からクルマに乗っている人間には、きっと覚えがあると思うし、漢字も読めるに違いない。
それも含めて…
今なお「歴史・温泉・山里の暮らし」がセットで楽しめる「美作」は、『中高年が親しみを覚える旅先』と云えそうだ。
美作エリアの主な見どころ

「美作エリア」の主な見どころの詳細は、別途オリジナルの紹介記事を用意しているので、ここには東から順に、そのサムネイルを記している。
武蔵の里

筆者が最初に紹介するのは、温泉ではなく、日本人のみならず我国を訪れるインバウンドの多くがその名を知っているという、剣豪「宮本武蔵」の生誕地だ。
「美作」にゆかりのある人物で、もっとも有名なのはおそらく彼だろう。

湯郷温泉

「美作三湯」でいちばん京阪神から近くて、規模も大きい「湯郷温泉」は、「武蔵の里」から約30キロ・40分ほどのところにある。
「白鷺伝説」が残る「湯郷温泉」は、「美作三湯(湯郷温泉・奥津温泉・湯原温泉)」のひとつで、開湯は約1200年前の平安時代初期とされ、「慈覚大師・円仁」が修行の途中で、傷ついた白鷺(しらさぎ)が湯溜まりで傷を癒しているのを見て発見したと伝えられている。
津山城

知名度こそ高くないが、専門家から『日本屈指の“完成度を誇る城郭遺構”で、石垣の完成度・城郭構造・歴史性がそろった、近世平山城の優等生』と高い評価を得ている「津山城」は、日本100名城に名を連ねる名城だ。
奥津温泉

「美作三湯」の一画を成す「奥津温泉」は、鳥取県との県境に近い鏡野町の国道179号線沿いにあるが、他の2つと違って高速道路から外れた山中に”孤立”しており、アクセスの悪さは否めない。
そのため昭和以降も開発が進まなかったのだが、それが幸いして今は、『派手さはない、町並みも素朴、しかし泉質と風情は良い』という”数少ない特性”を持つ温泉地としてリピーターに愛されている。

湯原温泉郷

「湯原温泉」は、旭川の川底から自噴する豊富な湯量を誇る古くからの温泉地だ。
一度も空気に触れることなく、生まれたばかりの源泉が、湯船の底からぷくぷくと湧き出す「足元湧出温泉」は、日本に20~30ヶ所しか存在していないことから、温泉マニアの間では”究極の温泉”と呼ばれ、今や「砂湯」はその”聖地”になっていると聞く。

蒜山高原・大山

ここは本来、「美作エリア」より、鳥取県の「大山エリア」に組み込まれることが多いのだが、「湯原温泉」から「蒜山高原」までは、国道でも約24キロ・30分ほどしか離れておらず、気軽にドライブに出かけられることから、”番外編”的に付け加えている。
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