「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
日帰り温泉が併設している「道の駅 蛍街道西ノ市」は、山口県西部の下関と長門のほぼ中間地点にある道の駅。

道の駅 蛍街道西ノ市 DATA
道の駅 蛍街道西ノ市
〒750-0441
山口県下関市豊田町 中村876-4
☎083-767-0241
営業時間
売店
8時30分~18時
蛍の湯(西ノ市温泉)
10時~21時(受付最終 20時)
第4火曜 定休
「道の駅 蛍街道西ノ市」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第20回
登録日/2004年8月9日
「道の駅 蛍街道西ノ市」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.03.11
2022.04.24
2025.11.22
「道の駅 蛍街道西ノ市」での現地調査は2025年11月が最新です。
道の駅 蛍街道西ノ市

「道の駅 蛍街道西ノ市」のロケーション

よく云えば山口県西部の真ん中、悪く云えば中途半端な場所(笑)にある「道の駅 蛍街道西ノ市」は、車中泊の旅人にとって、なくてはならないと云うより、「スーパーサブ」的な車中泊スポットだ。
普通に考えれば、どの主要な観光地からも外れた「道の駅 蛍街道西ノ市」が、”旅の宿”になるケースはあるまい。
ゆえに日帰り温泉を併設しているからという理由だけで、ここを「お勧め車中泊スポット」に挙げたり、安易に選んだりするのはどうかと思う。
しかし、どんな旅人も天変地異や災害には敵わない。

旅の途中で天気予報が変わり、急な雨になることもあれば、ゲリラ豪雨や大雪で道が通れなくなる危険性も、今は排除できない時代だ。

それを考えると、「下関」をはじめ、「角島」「長門」、さらに「秋吉台」のいずれにも近くはないが、比較的行きやすいところにある「道の駅 蛍街道西ノ市」は、プランの片隅に置いておきたい存在だ。
雲行きが怪しくなってきた時が出番。
その意味では「スーパーサブ」という表現がよく似合う。
「道の駅 蛍街道西ノ市」の施設

こちらが「道の駅 蛍街道西ノ市」のレイアウトで、駐車場はこの図の左と下に用意されている。

こちらがイラスト図の左側にある駐車場で、117台が駐められるとあって面積は十分だが、奥から駅舎に向かって緩やかに傾斜はしている。
また駅舎の横に24時間トイレがあるので、奥に停めるとかなり遠くなる。

つまり、できるだけ人から離れて車中泊がしたい人以外には、このあたりがベストな車中泊ポイントと云えるだろう。

右の白い建物が24時間トイレで、その奥にも20台ほどが停められる駐車場がある。

トイレはウォシュレットが完備していた。

さて。
「道の駅 蛍街道西ノ市」は、農村集落をイメージした純和風建築で、左が「ふるさと野菜市」で、右が情報コーナーになっており、駐車場からだとその間の狭い路地を抜けたところに、中庭のような「祭り広場」がある。

その「祭り広場」の中央に鎮座しているのが、蒸気機関車「長門鉄道101号」だ。

このクラシックなSLは、山陽本線の「小月」から「西市」までの18.2kmを結んでいた「長門鉄道」が開業した、1918年(大正6年)に購入されたアメリカのH・K・ポーター社(H. K. Porter)製の蒸気機関車で、1947年(昭和22年)までの29年間、豊田町の農産物や木材を運び続けてきた。
「長門鉄道」の廃線後は、何度か譲渡が繰り返されたが、2021年9月に”里帰り”し、同年11月から「道の駅 蛍街道西ノ市」で公開されている。
敷地が広いこともあるだろうが、こういう地域の歴史を物語る遺産を展示するのはいい試みで、道の駅が担うべき役割のひとつかもしれないと思った。

そして、その「長門鉄道101号」を通り越した、駐車場からいちばん遠い場所に、日帰り温泉の西ノ市温泉「蛍の湯」がある。
大人670円
10時~21時(受付最終20時)
第4火曜 定休

いっぽう2021年4月にリニューアルオープンしたレストラン「万作」は、「ほたる門」側が”正面入口”になる。

総じてリーズナブルだが、営業時間は11時~15時30分(LO:15時)と、ランチタイムのみになっているのが残念だ。
「万作」を含む、飲食店舗の最新メニューはこちらで確認を。

「道の駅 蛍街道西ノ市」の直売所は、近年流行りの天井近くまで商品を高く積み上げる「立体高密度陳列」ではなく、ゆったりとしていて、我々のような中高年には圧迫感がなくていい。

下関に近いだけあって、「ふぐ」関連の品揃えも目立っていた。

というわけで、今日はてっさを食べて「お疲れ生」。
Ps 名物のホタルについて

出典:豊田町観光協会
最後に、道の駅の名前に出てくる「ホタル」についても触れておこう
「道の駅 蛍街道西ノ市」の近くを流れる木屋川では、例年6月に「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」ほか、全9種類・数万匹のホタルの乱舞が見られる、約800メートルの川下りが楽しめる。
ホタル舟はおとな2000円で、集合場所は「道の駅 蛍街道西ノ市」の駐車場。
なお乗下船場との間は無料送迎バスが運行している。
詳細は以下のサイトで確認を。
また期間中は「道の駅 蛍街道西ノ市」に、19時~21時の間ホタル案内所が開設され、観賞スポットも案内してくれるそうだ。
基本的には地元の人向けのイベントだが、タイミングが合うなら、写真を見る限りは行く価値がありそうだね。
「道の駅 蛍街道西ノ市」の車中泊好適度
「道の駅 蛍街道西ノ市」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間に利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

「蛍の湯」の外にある自動販売機の横にこっそり置いてあるので、気づく人は少ないかもしれない。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 蛍街道西ノ市」の温泉&周辺買い物施設

西ノ市温泉「蛍の湯」
道の駅に併設
大人670円
10時~21時(受付最終20時)
第4火曜 定休
コンビニ
セブンイレブンまで約2.3キロ

スーパーマーケット
「ゆめマート 豊田」まで約250メートル
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