25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 おおさと」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 おおさと」は、松島からいちばん近い道の駅。

道の駅 おおさと DATA
道の駅 おおさと
〒981-3521
宮城県黒川郡大郷町中村字北浦 51-6
☎022-359-2675
9時〜18時
年末年始 定休
「道の駅 おおさと」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第10回
登録日/1996年4月16日
2018年11月にリニューアル
「道の駅 おおさと」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.20
2012.04.28
2020.07.17
2025.06.03
※「道の駅 おおさと」での現地調査は、2025年6月が最新です。
道の駅 おおさと【目次】

「道の駅 おおさと」のロケーション

このマップを見れば一目瞭然だが、「道の駅 おおさと」は宮城県の人気観光スポット「松島」から約11キロのところにある、最寄りの道の駅だ。
2024年11月に、名前に”松島”がつく「道の駅 東松島」が、「瑞巌寺」から国道で約17キロ・30分ほど離れたところにオープンしているが、距離から云うと「道の駅 おおさと」のほうが遙かに近い。
近くに日帰り温泉がないのはネックだが、松島観光の後で行くなら、松島市内にある「芭蕉の湯」で入浴を済ませて行けば問題はなく、隣にコンビニもあるので買い物も事欠かない。
なお松島については、いかに観光と車中泊の詳細をまとめた記事を用意している。
さて。
問題は松島に行かない人にとっての、「道の駅 おおさと」の”使い道”だ。

たまたま現在のところ、仙台市内から近い場所に道の駅がないため、高速道路を使えば仙台のランドマーク「青葉城公園」まで約40キロ・40分ほどでアクセスできる「道の駅 おおさと」が、いわば”最寄りの道の駅の代行”となっているものの、利用した実感としては中途半端な印象が拭えない。
有料とは云え、今はその「青葉城公園」で車中泊をすることが可能だ。
また筆者のように、遠方から来て東北地方を車中泊で旅する人にすれば、もし太平洋フェリーのターミナルがある「多賀城市」界隈に、新しい道の駅が誕生すれば、その立場は逆転してしまうと思う。
「道の駅 おおさと」がある大郷町は、豊かな農地に恵まれた田園地帯で、この道の駅には新鮮な野菜や、近隣市町村の特産物を求めて、地元の人達が集まってくる。
つまり「道の駅 おおさと」は、「道路休憩施設」より「地域交流施設」としての性格が強いといえるだろう。

いっぽう大郷町は、江戸時代に「伊達政宗」の命を受けて、サン・ファン・バウティスタ号を建造して海を渡り、ローマ法王に謁見した「支倉常長(はせくらつねなが)」の出身地だ。
しかし、彼の7年間に及ぶ壮絶な苦労を知らなければ、大郷町でそのことが旅人の胸を打つまでにはいたらないだろう。

だが石巻にある「宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)」へ行けば、『お~、ここであの「支倉常長」は生まれ育ったのか』となる(笑)。

映画「レジェンド&バタフライ」を観た人にも、このミュージアムはお勧めだ。
筆者はめちゃくちゃおもしろかった。
「道の駅 おおさと」の施設

「道の駅 おおさと」は、写真左の漬物・お菓子・モロヘイヤうどん作りなどの体験ができる「大郷町開発センター」と隣接しており、その本体は右側の建物になる。

分かりづらいのは24時間トイレの場所で、道の駅の右端にある銀行のATM施設の前に、独立して建てられている。

中は2022年以降にウォシュレットに改修されたようで、とてもキレイだった。

それもあって車中泊をしているクルマは、24時間トイレに近い写真のエリアに集まっていたが、路面はフラットで特に車中泊に支障は感じなかった。

続いてこちらが、「道の駅 おおさと」自慢の直売所になる。
壁には大きな「支倉常長」がローマ法王に謁見した時の絵が飾られているのだが、はたして何人がそれに気づいているのかな。
「道の駅 おおさと」を紹介しているブロガーやYouTuberさんも、たまにはトイレとアイスクリーム以外のところにも、目を向けたほうがいい(笑)。

近頃は他県の道の駅でも時折見かける、軽自動車の陳列台は、たぶんここがパイオニアでは?
そしてこちらがフードコートになる。

メニュー等の詳細はこちらで確認を。
最後に。
ウィキペデアによると、「道の駅 おおさと」は1993年(平成5年)4月に開設され、1996年(平成8年)に道の駅に登録されたとなっている。
開設当初は何だったのかは調べられなかったが、もしかすると愛称の「大郷ふるさとプラザ」がその前身の施設名だったのかもしれない。
その経歴もあってだと思うが、ここは”商売熱心”さがよく目立っていた。
例えば、古い道の駅ほど用意されている「道路情報室」にあたりそうな場所は見当たらない。

駅舎の2階にはこういう空間があったが、ここは休憩室と云うより研修室に見える。

パンフレットも置いていないわけではないが、スタンプラリーの受付場所みたい。

もちろん可燃物のゴミ箱もない。
『うちはただでさえ忙しくて人手が足りないんだから、余計なこと云わないでよ!』と叱られそうな感じすらした(笑)。
ここが我々、車中泊の旅人にとって重要な位置づけにある道の駅なら、ちょっと残念な話だが、いずれ記憶からもなくなりそうなので、まあ好きにやってくれればいい。
道の駅に『いてもいなくても困らない利用客』があるように、我々にも、ないと困る道の駅と、なくても平気な道の駅がある。
これももしかしたら、WinWin?
「道の駅 おおさと」の車中泊好適度チェック!
「道の駅 おおさと」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 おおさと」の温泉&周辺の買い物施設
芭蕉の湯
道の駅から10.5キロ・15分
☎022-353-8155
おとな平日750円・土日祝850円
※平日の17時以降は700円
10時~20時(受付最終19時30分)
水曜・木曜 定休
コンビニ
ファミリーマートが隣接(徒歩圏内)
スーパーマーケット
「ヨークベニマル 大和吉岡店」まで約10キロ
「道の駅 おおさと」のアクセスマップ
宮城県の道の駅
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