「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
倉敷と尾道・鞆の浦の間に位置する「道の駅 笠岡ベイファーム」は、車中泊には当たり外れの日があるものの、海鮮が安く手に入る人気の道の駅

「道の駅 笠岡ベイファーム」 DATA
道の駅 笠岡ベイファーム
〒714-0046
岡山県笠岡市カブト南町245-5
☎0865-67-6755
営業時間
9時~18時
無休 年始のみ休館
「道の駅 笠岡ベイファーム」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第35回
登録日/2011年3月3日
開駅日/2011年8月4日
「道の駅 笠岡ベイファーム」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.09.15
2022.04.21
2025.12.28
「道の駅 笠岡ベイファーム」での現地調査は2025年12月が最新です。
道の駅 笠岡ベイファーム

「道の駅 笠岡ベイファーム」のロケーション

「道の駅 笠岡ベイファーム」は、瀬戸内海に面した岡山県笠岡市を走る国道2号の道の駅で、「倉敷美観地区」から下道を走って約33キロ・1時間ほどのところにある。
「倉敷美観地区」を観光した後、「瀬戸大橋」方面には行かず、西に進んで「尾道」や「鞆の浦」に向かいたいた人、あるいはその逆のコースを旅する人が、その日の”旅の宿”にするならちょうどいい場所になる。
さて。

笠岡のシンボルといえば、カブトガニ。

道の駅から3キロほどのところには、「カブトガニ繁殖地」と「笠岡市立カブトガニ博物館」があり、博物館では水槽の中にいる生きたカブトガニを見ることができる。

町ではその保護と繁殖に力を注いでおり、以下のようなPR動画を用意している。
少し長めだが、興味があればどうぞ。
ただ、「道の駅 笠岡ベイファーム」の難点は、近くに温泉がないことだ。
最寄りの日帰り温泉まで、福山方面に15キロも進むなら、入浴後は戻ってくるより、「道の駅 アリストぬまくま」まで進むほうが精神衛生上はいい。

ゆえに筆者はここで泊まる時は、岡山か倉敷で入浴と買い出しを済ませてから来る。
「道の駅 笠岡ベイファーム」の施設

まず現地に行って驚くのは、その敷地の広さだと思う。

上の写真は、この航空写真に★印をつけたあたりから撮影したもので、四角で囲っているところが、実質的な道の駅になる。
こうして空から見れば、民家から離れているうえに、広大なアスファルトの駐車場が設けられたここが、”目立ちたがり屋”たちにとっては、パラダイスのようなロケーションというのがよく分かる(笑)。

そのため「道の駅 笠岡ベイファーム」では深夜、自動車やバイクの集結、空ぶかし、大声での騒音、ゴミのポイ捨て等の迷惑行為が頻発しており、周辺住民や休憩ドライバーからの苦情により、2025年11月14日より22時以降の駐車場照明が全消灯(トイレを除く)されている。
その程度のことで怯む輩たちではないと思っていたが(笑)、案の定、筆者が車中泊をした2025年12月末にも、”ブンブン丸”は出撃してきた。
ただ筆者より早く誰かが通報したのか、けっこう早いうちに退散していなくなったのは幸いだった。

実は開業してからしばらくの「道の駅 笠岡ベイファーム」は、そんな心配がなかったどころか、『車中泊旅行者にとってのパラダイス』と云えるような道の駅だった。

2015年に筆者が初めて訪ねた時は、現在の普通車用駐車場と大型車用駐車場の境あたりに、ご覧のような屋根付きのデッキテラスがあり、車中泊の旅人にはそこを自由に使うことが許されていた。
テントは別だと思うけど(笑)。

そして大型車用駐車場の場所には、四季の花が咲き乱れていた。
ところが2022年に訪れてみると…

なんじゃこりゃ。 ええっ、ええ~!
コスモスが風に揺れて咲いていた休閑地は、日本一トラックが通る新東名高速道路のサービスエリアでも、ここまでは駐められないだろうというほどの、広大な大型車用の駐車場に代わり、情緒はエンジン音で木端微塵に砕き飛ばされていた。
正直、車中泊旅行者にすれば、これだけのトラックに夜間アイドリングされようものなら、暴走バイクと変わらない迷惑を被ることになる。
とはいえ…
そういう日にさえ当たらなければ(笑)、かつては一級品の車中泊スポットだった「道の駅 笠岡ベイファーム」が、並の車中泊スポットになっただけで、さほど悪いところではないと思う。

冒頭の航空写真に四角で囲った、駅舎の前のフラットな場所にクルマを駐めれば、大型車の駐車場からは離れているので、まばらな数ならエンジン音は気にならない。

24時間トイレは休憩室の奥にある。

もちろん中にはウォシュレットが完備している。

こちらが情報休憩室。

そしてこちらが、朝から賑わう駅舎の中の鮮魚市場。

棚には新鮮な魚介に加えて、地元で「がざみ」と呼ばれるワタリガニの浜茹や、

炊き込みご飯などの調理済み食品が豊富に並んでいた。
なお「レストラン四季彩」のメニューはこちらで確認を。

ちなみに、隣にあった休閑地は、整備されてお花畑が移動していた。

春は菜の花とポピー、夏は100万本のひまわり、秋は風にゆれるコスモスが、広大な笠岡湾干拓地をバックに咲き乱れる。

そうそう、あのデッキテラスは解体されず、お花畑の片隅で「次の出番」を静かに待っていた。
「道の駅 笠岡ベイファーム」の車中泊好適度
「道の駅 笠岡ベイファーム」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

可燃物のゴミ箱は、2015年は24時間トイレに置かれていたが、今は場所が移されてテイクアウトの店の前に置かれている。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 笠岡ベイファーム」の最寄りの温泉&買物施設
天然温泉コロナの湯福山店
道の駅から約15キロ・30分
☎084-981-5026
おとな平日900円・土日祝1100円
月~木:9時~23時30分
金・祝前日: 9時~深夜0時30時
土曜日:7時~深夜0時30時
日・祝日:7時~23時
不定休
なお約5キロのところにある「元気酵素風呂 笠岡店」は、おとな2700円。
コンビニ
ローソンまで約3.5キロ。
スーパーマーケット
「ザ・ビッグ 笠岡店」まで約3.5キロ。
「道の駅 笠岡ベイファーム」のアクセスマップ
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