25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、広島県を車中泊でクルマ旅するために知りたい、県内各地の見どころと車中泊スポットのガイドです。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
広島県の車中泊クルマ旅は、福山から尾道・呉・広島市内を経て宮島へといたる、瀬戸内海沿いの国道を走るのが「ベストルート」。

「広島県」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.11.22
2010.05.09
2011.04.21
2012.03.16
2012.05.12
2013.03.11
2013.05.22
2016.12.07
2022.04.23
2025.04.20
2025.11.21
「広島県」での現地調査は2025年11月が最新です。
車中泊で旅する広島県

広島県のロケーション

出典:教育出版
中国地方から遠く離れた北海道や東北地方在住の旅人でも、世界遺産に登録されている「原爆ドーム」と、宮島の「嚴島神社」がある広島県の位置は、大半の人が把握していると思う。
だが、広島県が中国地方最大の面積を誇っていることをご存知だろうか。

その広島県は芸北、安芸、備北、備後(びんご)の4つのエリアに分けられ、中国山地の標高1200m程度の「高位」、500m程度の高原がある「中位」、200m以下の平野がある「低位」と、3段の階段状の地形になっているのが特徴とされている。
しかし着目すべきは、まず県全体の70%を超えるという山林面積だろう。

出典:47Prefectures
このマップを見れば「なるほど」と思うわけだが、実際に「中国自動車道」で広島県を走り抜けてみれば、それを身を持って知ることができると思う(笑)。
広島県の地域と歴史

出典:中国地方整備局
続いて注目したいのは、「広島市」が中国・四国地方最大かつ唯一の100万都市で、なんと広島県民の約44%が暮らしているということだ。
県民の約2人に1人が広島市民というのもすごい話だが(笑)、云い換えればこの数字は、さきほどの『広島県には人が暮らせる土地が少ない』という話と合致している。
いっぽう、海に目を向けると

いにしえより、大陸と畿内を結ぶ航路であった瀬戸内海沿岸で、多くの島が織りなす入江に恵まれ、どこより海運で栄えてきた歴史を持っているのも広島県だ。
平安時代の末期に、「平清盛」が呉にある写真の「音戸の瀬戸」を、日宋貿易船が航行できるよう開削したのは有名な話だが、

そこから、やがて日本の”鎮守府”となる「呉」の歴史は始まっていく。
広島県をうまく旅する秘訣

ここまでの話から、広島県は「帝釈峡」のような、緑の自然が豊かな中国山地にある一部の景勝地を除けば、主だった観光地が瀬戸内海沿岸に集中している理由がお分かりになったと思う。
ということは、広島県をうまく旅する秘訣は、山間部には足を向けることなく、『瀬戸内海沿岸を一方通行的に観光する』ということだ。

もっと云えば、岡山県の「倉敷」あたりから始めて、山口県の「下関」で進路を北に取り、帰路は日本海側を走って、島根県から鳥取県に至る。

あるいは山口県の「下関」から九州に渡り、「門司港」からフェリーで「大阪南港」に戻る、もしくは大分県まで南下して「国道九四フェリー」で四国に渡り、香川県の「高松」か徳島県の「鳴門」まで四国を横断する。
といった具合に、単純に来た道を戻るのではなく、ダイナミックな「ロード・トリップ」を企てていただきたいと思う。

道の駅のスタンプラリーを目的に旅をしている人は別として、県外からの旅人にとって、筆者がもったいないと思うのは、広島県内を一周することだ。
地元の旅人でも、中国山地に近い「芸北」エリアや「備北」エリアには、周遊ではなくアウトドアフィールドやリゾート地を目指して足を運んでいる。
もしあなたも筆者と同じように、時間と体力、そして財力に限りがあるのなら(笑)、悪いことは云わない。実利のあることに原資を回そう。
広島県 車中泊旅行ガイド

ということで、筆者がこれまで訪ねてきた広島県の瀬戸内海エリアにある観光都市の、見どころと車中泊事情及び、車中泊スポットをまとめた記事を紹介したい。
そのまま紡いで行けば、冒頭で紹介した『広島県の車中泊クルマ旅のベストルート』になるはずだ。
山陽・山陰 県別車中泊旅行ガイド

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