「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 あらエッサ」は、足立美術館・皆生温泉・境港に一番近い、鳥取と島根の県境に位置する「旅の宿」に適した道の駅。

「道の駅 あらエッサ」 DATA
道の駅あらエッサ
〒692-0074
島根県安来市中海町118-1
☎0854-23-2510
営業時間
直売所 9時~18時
レストラン「中海の郷」のみ火曜定休
「道の駅 あらエッサ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第35回
登録日/2011年3月3日
「道の駅 あらエッサ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.05.02
2016.03.21
2018.03.20
2019.09.16
2022.05.06
2023.11.28
2025.09.15
「道の駅 あらエッサ」での現地調査は2025年9月が最新です。
道の駅 あらエッサ【目次】

「道の駅 あらエッサ」のロケーション

「道の駅あらエッサ」は、島根県安来市にある国道9号の道の駅だが、約600メートル東が島根県と鳥取県との県境になっており、米子市からも近い好立地にある。

島根県の安来にある日本庭園で有名な「足立美術館」と、日本100名城にその名を連ねる「月山富田城跡」。
いっぽう鳥取県では、米子にある山陰地方最大級の規模を誇る「皆生温泉」に、「ゲゲゲの鬼太郎」の故郷で知られる境港。
これらの観光エリアに、極めてアクセスしやすい立地は、”旅の宿”としての大きなアドバンテージといえるだろう。
「道の駅 あらエッサ」の施設

出典:道の駅 あらエッサ公式サイト
こちらが「道の駅 あらエッサ」のレイアウトだが、抜群の立地に加え、物販飲食にもかなり力を注いでいるようだ。

まず明治の古民家を移築改装した和風レストラン「中海の郷」は、売店との間に24時間トイレと情報コーナーを挟んで独立している。

ここでは安来名物のドジョウが食せる。
最新情報はこちらで。

出典:しまね観光ナビ
ご当地の民謡「安来節」は、その『どじょうすくいの唄』として有名で、道の駅のネーミングも、合いの手の「あら、えっさっさー」から来ている。
2017年に放送された連続テレビ小説「わろてんか」にも登場していたので、中高年の中には覚えている人もおられるのでは。

道の駅の中央にある「なかうみ菜彩館」には、その土産品もしっかり置いてある。

「なかうみ菜彩館」は、農産物直売所を兼ねた「道の駅 あらエッサ」の売店だ。
ただ場所柄からして、お勧めはやはり海の幸になる。

こちらは「やすぎ魚々市」の店内だが、汽水湖の中海(なかうみ)に近いこともあって、とりわけ魚介類の品揃えには、こだわっているように見えた。

日本海のもずくは、スーパーで買える沖縄のもずくに比べると、繊維が細く上品な味わいで、能登では「絹もずく」と呼ばれる高級食材だ。

もちろん地魚の刺身も売っている。

ちなみに「道の駅大社ご縁広場」では、1匹4320円と法外な値段がついていた「のどぐろ」の干物もこのお値段。
もっともここまで小さいと、食べられるところはほんの僅かになるのだが、4匹で1000円というのは格安であることに間違いない。それに「のどぐろ」は、小さくても脂のノリはいい。

さらに調理した魚まで手に入るのは、車中泊の旅人にはこのうえなくありがたい話だと思う。

そんなこんなで、地元の人も相まって、休日の日中がこうなるのは当たり前…

ただ、今はそれが深夜まで続くから困ったものだ(笑)。
確かに「道の駅あらエッサ」の駐車場はフラットで、車中泊に支障はない。

また新しいだけあって、トイレにもウォシュレットが完備している。

ちなみに駅舎の裏にある「緑の広場」は、GWのような繁忙期には夜間も臨時駐車場として開放されるが、こちらもご覧の通りの満車になる。

そしてGWには必ずと云っていいほど見かける、お馴染みの風景(笑)。
これをマナー違反と切り捨ててしまう前に、ポジティブに捉えるなら、
今の時代に本当に必要なのは、道の駅に併設するチンケなRVパークより、ライダー・チャリダー・バックパッカーに加えて、構造上車中泊がしずらい乗用車や、家族でクルマ旅を楽しみたいけど就寝スペースが足りない人たちが「安心して」利用できる、「テントひと張・1000円キャンプサイト」のような設備だろう。
バイクや自転車に乗る人も「道路利用者」であることに違いはない。
そういうことを試してくれれば、話題性も評判も急上昇すると思うのだが、あろうことか「道の駅あらエッサ」は、その真逆の方向に進んでいる。

ゴミ箱を置いていないのは「道の駅あらエッサ」だけではないのだが、「衛生面・安全面の問題により、ゴミ箱はございません」の余計なひとことが、車中泊の旅人の心を逆撫でしている(笑)。
では聞くが、
可燃物のゴミ箱を置いている道の駅は、『不衛生で、安全面に問題がある』とお考えなんですね。
ここの責任者は、どう答えるのかな。

実際に日本海側を車中泊で旅すれば分かるが、「道の駅 神話の里・白うさぎ」を過ぎると、もうどこの道の駅にも可燃物のゴミ箱は置かれていない。
そうなると旅人には、ゴミに加えて、それが捨てられないストレスが溜まっていくばかりだが、それがこの看板を見た瞬間に限界を超えて、こうなる(爆)。

このことについては、下で詳しく解説しているが、車中泊の旅人であれば、別に「申し合わせ」などしなくても、同じ行動に出ることを確信した。
ゴミの問題は、切実かつ理不尽なだけに当然の結果だろう。
この記事を関係者が見たのかどうかは定かじゃないが、2023年11月には上記とは離れた場所に、可燃物用のゴミ箱が登場した!(笑)。

冒頭に書いているように、筆者はこの時までに5回「道の駅あらエッサ」を訪ねているので、それ以前からここにあったのを、見落としていたとは思えない。
仮にそうだとしたら、極論『ないのと同じで、もっとタチが悪い』(笑)。

ただ2025年9月になっても、相変わらず看板はそのまま。ということは、『悔い改めた』わけではないのだろう(笑)。

最後に。
「道の駅あらエッサ」の駅舎の前には、開放的な休憩スペースが用意され、

かくも立派な24時間開放している情報休憩室まで揃えている。
『良識ある利用者と同じレベルで物事の判断ができる駅長』に代えるだけで、ここは車中泊の旅人が選ぶ『島根県で人気ナンバーワンの道の駅』になれる可能性を秘めている。
観光に力を注ぎたい島根県にすれば、それはイメージ上「プライスレス」とも呼べる大きな効果を生むと思うな。
「島根に行くなら、まずは居心地のいい安来から」
が定着すれば、旅人を「出雲大社」に2泊目に行かせることができ、単純に島根県の滞在時間は倍になる。
しかも米子・境港・安来、そして松江にまでその経済効果は派生するわけで、裏返せば、現在はその金額を、みすみすドブに捨てているようなものだ。
「道の駅あらエッサ」の車中泊好適度
「道の駅 あらエッサ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:あり
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

2025年9月の訪問時には、「やすぎ魚々市」の前にも可燃物のゴミ箱が出してあったが、先ほどのゴミ箱も含めて、閉店と当時に館内に収納される可能性は高い。
ただ、ここで処分できないと、松江・湯の川・出雲と西に行くほどゴミは捨てられなくなる。それで困った場合は、有料道路に乗って「宍道湖SA」で捨てるしかない。
また逆に東に進む場合は、山陰道のSAのような「道の駅琴の浦」に可燃物のゴミ箱がある。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅あらエッサ」の最寄りの温泉

おーゆ・ランド(皆生温泉)
道の駅から約7キロ・15分
☎0859-31-2666
おとな400円
10時~23時(受付最終22時30分)
不定休
コンビニ
ローソンまで約850メートル
スーパーマーケット
「トライアル米子大谷店」まで約3キロ
「道の駅あらエッサ」のアクセスマップ
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