25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 ふぉレスト君田」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 ふぉレスト君田」の実態は、RVパークを併設している宿泊可能な温泉施設の駐車場。

道の駅 ふぉレスト君田 DATA
道の駅 ふぉレスト君田
公式サイトなし
〒728-0405
広島県三次市君田町泉吉田311-3
☎0846-23-5100 0824-53-7021
「君田温泉 森の湯」の営業時間
11時~21時
火曜 定休
標高 242メートル
「道の駅 ふぉレスト君田」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回 /第13回
登録日/1997年10月22日
2024年8月 リニューアルオープン
「道の駅 ふぉレスト君田」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2025.09.12
「道の駅 ふぉレスト君田」での現地調査は2025年9月が最新です。
道の駅 ふぉレスト君田

「道の駅 ふぉレスト君田」のロケーション

「道の駅 ふぉレスト君田」は、中国自動車道から「三次・東ジャンクション」で分岐している、「松江自動車道」の無料期間にある「口和(くちわ)インター」から約4キロのところにある。
それゆえ「尾道」「広島」方面と、「松江」「出雲」方面からアクセスしやすい好立地にはあるのだが、周辺にメジャーと呼べる観光地はない。

あえて云うなら、「毛利元就」が居城としていた「吉田郡山城跡」と、映画「もののけ姫」と日曜ドラマ「VIVAN」のロケ地で登場した、島根県の「たたら製鉄」が行われていた「吉田」あたりになるのだろう。
ただ「吉田郡山城跡」に行くなら「道の駅 三矢の里あきたかた」が、いっぽう「吉田」に行く場合は「道の駅 たたらば壱番地」のほうが近くてお勧めだ。
そうなると、『旅人にとっての利用価値』はどこに見いだせるのか?
確かに「道の駅 ふぉレスト君田」には、日帰り入浴ができる温泉とRVパークがあるので、クルマ旅というより、自然豊かな場所でキャンプ気分が楽しみたい、中国地方在住の人にはフィットするだろう。
だが、少なくとも近畿・四国・九州からは、わざわざそれをここに求めなくても、地元でも同じことができるフィールドが容易に見つかるはずだ。
ゆえに筆者は、中国地方を車中泊でめぐる旅人が、「道の駅 ふぉレスト君田」を利用するなら、「山陽」と「山陰」の旅の区切りに当たる日がいいと思う。

「広島市内」と「呉」、あるいは「尾道」「鞆の浦」を観てから「道の駅 ふぉレスト君田」で車中泊をした後、翌日そこからから「出雲大社」までは、「松江自動車道」を使えば、約90キロ・1時間20分で高速料金は990円(ETC休日割引660円)、また「松江城」までは、約85キロ・1時間20分で高速料金880円(ETC休日割引620円)で行くことが可能だ。
「道の駅 ふぉレスト君田」の施設

「道の駅 ふぉレスト君田」は、車中泊の旅人が普段慣れ親しんでいる、一般的な日帰り温泉併設の道の駅とは違い、主要施設の「君田温泉 森の泉」が駅舎を兼ねており、その館内に観光用のパンフレットやスタンプが置かれている。

観光用パンフレットは、二重扉のフロントがある内扉の外に置かれている。

スタンプは「君田温泉 森の泉」の営業時間が始まると、入口に出してくれる。

残りの施設と云えるのは、「おはよう市」と「森のベーカリー」だが、いずれも営業時間は16時頃までと短く、通常の道の駅とは形態が異なっている。

こちらが「おはよう市」の店内。営業時間は8時30分から16時で、定休日はなし。

「森のベーカリー」は、2024年の「君田温泉 森の泉」のリニューアルに伴ってできたようだ。
中には喫茶スペースもあるが、営業は9時から15時で火曜が定休日となっている。
この建物には他に飲食店はないが、「君田温泉 森の泉」の中のお食事処「囲炉裏」が、昼の部に加えて夜の部として、17時~20時(LO19時30分)まで営業している。
聞くところによると、1997年にオープンした「道の駅 ふぉレスト君田」は、自治体と民間から成る第三セクター「君田トエンティワン」が、26年間運営を担ってきた温泉施設だったが、2023年10月1日に経営難のため閉館となった。
その後、新たな指定管理者となった「有限会社ジャパンクリーンサービス」が施設の改修を行い、「君田温泉 森の泉」の名称はそのままに、装いと施設ロゴを刷新し、2024年8月にリニューアルオープンを果たしている。

どうやら、この建物はかつては「森の食彩館(君田地域農産物等活用型交流促進施設)」として使われていたようだが、現在は開いておらずその面影はない。
筆者が”違和感”を覚えたのはそのせいだったわけだが、とどのつまり、なんとか温泉施設の「君田温泉 森の泉」だけは体裁を立て直したものの、「道の駅 ふぉレスト君田」としては、よくいえば『これからテコ入れされる』ということだろう。

こちらが「君田温泉 森の泉」の前に広がる駐車場で、中央は少しうねっているものの、クルマが停まっているあたりは平坦で車中泊に支障はなかった。

ひとつ上の写真の左に見えているのが24時間トイレ棟で、「君田温泉 森の泉」とは敷地の真反対の場所に建っている。

幸いなことに、中はウォシュレットに改修済みだった。

出典:君田温泉 森の泉
これがリニューアル後の公式サイトに掲載されている施設のマップだが、驚いたことに「道の駅」の表示はどこにもない…

こちらは、敷地の奥に2024年のリニューアルオープン時に開設された、RVパーク。
サイドオーニングの展開及び、車外での調理・飲食の可否はネットでは確認できなかったが、電源込みで1泊2500円は格安で、14台とキャパも大きい。
そもそも、ここはロケーションから見ても道路休憩施設にはなり得ないと思うし、当事者の意識も低いのだから、それこそRVパークがあれば、道の駅の認定を外したところで『お客様は誰も困りはしない』。
「道の駅 ふぉレスト君田」での車中泊は、特段よくも悪くも思わなかったが、車中泊の旅人には、「松江自動車道」に高規格な「道の駅 きみた」があるので、ここで温泉さえ利用できるのなら、車中泊ができなくなっても構わないように感じた。
筆者は道の駅の施設だけにとどまらず、その「生い立ちと経緯」及び「指定管理者の意識」に加えて、そこから派生してくる「居心地」についても着目している。
どんなに素晴らしい設備があっても、『道の駅を道路休憩施設として、まっとうに利用している人への配慮』が感じられないところで車中泊をしても、楽しい気分になれるとは思えない。
このサイトは、クルマ旅を楽しいものにしていくことを基本にしており、車中泊スポットの紹介はその一環として行っている。
「道の駅 ふぉレスト君田」の車中泊好適度
「道の駅 ふぉレスト君田」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置

いかにも、可燃物のゴミ箱など置いてなさそうな雰囲気のする道の駅だった(笑)。
なお「道の駅たかの」に、24時間利用できる可燃物のゴミ箱が設置されている。
ここで車中泊した後、出雲・松江方面に進む場合、現地の道の駅には可燃物のゴミ箱が置いていないので、申し訳ないが「道の駅たかの」を利用させてもらわないと実質3日間、ゴミを抱えて旅をすることになる。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 ふぉレスト君田」の最寄りの温泉&買物施設
君田温泉 森の湯
道の駅に併設
☎0824-53-7021
おとな800円
通常:11時~21時(受付最終20時30分)
※サマータイム:10時~20時30分(受付最終20時)
火曜 定休
コンビニ
「Yショップはしなかや君田店」まで約3.5キロ
スーパーマーケット
「サングリーン三次」まで約14キロ
「道の駅 ふぉレスト君田」のアクセスマップ
























