「西行戻しの松公園」は、松島の海の絶景が見られる穴場の無料車中泊スポット【クルマ旅のプロが解説】

西行戻しの松公園 車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、宮城県・松島にある桜と朝日の絶景スポット「西行戻しの松公園」と、その無料駐車場での車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


 

~ここから本編が始まります。~

「西行戻しの松公園」は、松島で大高森より楽に絶景が見られて、車中泊までできる”とっておき”の場所

西行戻しの松公園

西行戻しの松公園 DATA

西行戻しの松公園
〒981-0213
宮城県宮城郡松島町松島犬田2
現地電話なし
問い合わせ先
☎022-354-5708(松島町産業観光課)
無料
24時間出入り可能
普通車60台
24時間トイレあり

西行戻しの松公園の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2020.07.16
2025.06.03

※松島での現地調査は、2025年6月が最新です。

西行戻しの松公園 目次

西行戻しの松公園

「西行戻しの松公園」の
ロケーション

「西行戻しの松公園」の施設

「西行戻しの松公園」の
温泉&周辺の買い物施設

「西行戻しの松公園」の
アクセスマップ

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「西行戻しの松公園」のロケーション

西行戻しの松公園

「西行戻しの松公園」は、公園のいちばん奥にある「白衣観音(びゃくえかんのん)展望台」から、松島湾を箱庭のように望むことができる展望スポットだ。

出典:ZEKKEI Japan

そしてこちらが桜の季節の写真。

地元では有名なお花見スポットのようだが、それ以外の季節にも楽しみはある。

出典:YAMAP

「白衣観音展望台」は、松島きっての朝日の撮影スポットで、これを観るなら「西行戻しの松公園」での車中泊は価値がある。

だが残念なことに、筆者がここを取材した時には、まだそのことを知らなかった。

ただ駐車場については細かく調べてある。

まず驚くのは、「西行戻しの松公園」は、なんと松島の無料観光駐車場で、車中泊もできる「町営三十刈駐車場」から、わずか650メートル、クルマで2分ほどのところにある。

県外からやってくる旅行者のアタマの中は、坂の下にある松島海岸のことでいっぱいなので、よもや少し坂を上がったところに、こんな絶景スポットがあるとは思わないし、ましてや『そこで車中泊までできるなんて!』だ。

大高森 夕陽

いっぽうこちらの写真は、「西行戻しの松公園」よりずっと東にある、「松島四大観」のひとつに挙がる「大高森」から撮影した夕陽。

つまり松島で車中泊をすれば、公共交通機関やツアーで訪れる人がまず目にすることのできない、両方の絶景が観られる。

そしてそれこそが、松島で車中泊をする本当の価値だろう。

さて。

気になるこの公園の名前だが、

西行戻しの松公園

「西行戻し」とは、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて実在した僧侶で歌人の「西行」が、諸国行脚の折りに、松の大木の下で出会った童子(どうじ)と禅問答をして、敗れたために道を引き返した、という伝説に由来していると、数多の『松島観光協会を参考にして作られた紹介サイト』には書かれている(笑)。

ただこれだけだと、なんのことかよく解らないので、少し深堀りしておこう。

この話こそ、本来は観光協会のサイトにあるのが当然だと思うわけだが(笑)、

この地で『山王権現の化身である鎌を持った童子』と出会った「西行」が、瞳子にそなたの仕事は何かと問いかけると、『冬ほきて夏枯れ草を刈りに行く』という返事が返ってきた。

しかし「西行」には、その言葉の意味が分からなかった。

そのため童子に、『それでは才人が多い霊場松島を訪れると、恥をさらすことになるだろう』と諭され、「西行」は諦めてこの地を去ることにした。

つまり「西行戻し」の真意は、「西行」がこの問答で『自らがまだ松島を訪ねる値する才のレベルに達していない』ことを悟りこの地を後にしたこと、すなわち、『松島は高名な西行以上に格式が高い場所』という主張にあるのだろう。

その真意のほどは分からないが、確かに松島には明確に「西行」が残したとされる和歌は見当たらないようだ。

出典:NHK
左が平清盛(松山ケンイチ)、右が西行(藤木直人)

ちなみに「佐藤義清」という俗名を持つ「西行」は、もともと鳥羽天皇に仕える北面の武士で、「平清盛」とも親交があったとされており、後に出家して僧侶・歌人となり、日本全国の景勝地を訪ね歩いて、数々の和歌を残した人物だ。

「藤原定家」などの当時の著名な歌人たちとも交流があり、「山家集」という家集を編纂し、「新古今和歌集」には当時の歌人の中でも最多の94首が入集されている。

ついでに云うと、

松島

「松尾芭蕉」は、その西行の”大ファン”で、彼の足跡を辿って東北の地までやってきたのだが、松島の美しさに感動して、現地では一句も詠めなかったという逸話もある。

もちろん

松島や ああ松島や 松島や

が「芭蕉」の句というのは真っ赤なウソで、この句は江戸時代に活躍した狂歌師の「田原坊」が、そんな「芭蕉」の様子をパロって表現した作品と云われている。

芭蕉が本当に詠んだ句はこちら。

島々や 千々にくだきて 夏の海

山寺 芭蕉

同じ東北の「山寺」や「平泉」で、現代に語り継がれるほどの名句を残した「松尾芭蕉」ほどの人物が、「松島」で手も口も出なかったとは到底思えない…

さすがは伊達のお膝元。

確かに松島はいいところだとは思うけど、ちょっと『盛りすぎの感もある』(笑)。

「西行戻しの松公園」の施設

西行戻しの松公園 駐車場

こちらが終日出入りができる、「西行戻しの松公園」の無料駐車場。

駐車場は2段になっており、いずれも路面はフラットで、車中泊に支障はなさそうだ。

幹線道路から離れているぶん、居心地は前述した「町営三十刈駐車場」より、断然こちらのほうがいいと思う。

西行戻しの松公園 駐車場 トイレ

24時間トイレは1段目の奥にあり、前には自販機と飲み物用のゴミ箱がある。

西行戻しの松公園 駐車場 トイレ

トイレの中は、「三十刈駐車場」と同じくウォシュレットはないが、洋式できれいに清掃されていた。

西行戻しの松公園 駐車場

いっぽう「西行戻しの松公園」は、その一番奥とも呼べる「白衣観音展望台」の入口にも駐車場が用意されている。

西行戻しの松公園 駐車場

ただし、こちらは敷地内にトイレはなく、空いていれば下の駐車場で目覚めてから、移動してきてもいいと思う。

西行戻しの松公園 

トイレのある駐車場から歩いても、5分ほどで到着できる。

西行戻しの松公園

なおここには、パノラマハウスと呼ばれる2階建ての建物があり、1階には「le Roman(ル・ロマン) 」という名のカフェがある。

カフェの詳細は、こちらのフェイズブックでご覧いただける。

「西行戻しの松公園」の温泉&周辺の買い物施設

芭蕉の湯
約400メートル
☎022-353-8155
おとな平日750円・土日祝850円
※平日の17時以降は700円
10時~20時(受付最終19時30分)
水曜・木曜 定休

コンビニ
ファミリーマートまで約2キロ

スーパーマーケット
「A&COOP松島店」まで約3.8キロ

「西行戻しの松公園」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。

 

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