蔵王「御釜」の概要とアクセス&車中泊ガイド【クルマ旅のプロが解説】

蔵王・御釜 アクセス 車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、宮城県の蔵王連峰にある「御釜」の概要と、そこまでのアクセスルート及び車中泊でのアプローチに関する情報です。

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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

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~ここから本編が始まります。~

マイカーでアクセスできる「御釜」は、グリーンシーズンの蔵王最大の見どころ

御釜 蔵王

「御釜」 DATA

蔵王「御釜」
〒989-0998
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林地内
☎現地電話なし

※「御釜」が登録されていないカーナビは、「蔵王山頂レストラン」または「蔵王山頂レストハウス」にセット

駐車場(無料)
大型車 20台、普通車 300台
(第1駐車場135台、第2駐車場107台、第3駐車場30台、第4駐車場15台)

「御釜」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2000年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2000.08.02
2010.08.25

2024.10.14

※「御釜」での現地調査は2024年10月が直近になります。

蔵王「御釜」の概要と車中泊アクセスガイド

蔵王ハイライン

「御釜」の概要

「御釜」へのアクセスルート

車中泊での「御釜」へのアプローチ

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「御釜」の概要

蔵王 御釜

標高約1,600 m の山岳地帯に位置する「御釜」は、蔵王連峰の「刈田岳」「熊野岳」「五色岳」の3つの山に囲まれた火口湖で、「樹氷」と並ぶ蔵王のシンボルと云われている。

蔵王 御釜

文字通り「お釜」のような形からその名がつけられ、深緑やブルーなど、太陽の光によって色を変えることから「五色沼」とも呼ばれている。

蔵王 御釜

「御釜」の周りには2本の遊歩道が設けられており、ちょっとした散歩と本気のハイキングが楽しめる。

刈田嶺神社奥宮

まず散歩は、駐車場からこの「刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)奥宮 」までの登坂で、距離は500メートルもないと思う。

刈田岳山頂 御釜

ここまでくると、また違ったアングルで「御釜」が見られる。

蔵王 御釜

いっぽうハイキングは、「刈田嶺神社奥宮」とは反対方向に進み、正面に見える「熊野岳」から通じる「馬の背登山道」を歩くルートだが、筆者はそこまでは行っていない。

蔵王 御釜

というのは、「御釜」はガスに覆われることが多いため、晴れていてもわずかな時間で見えなくなることが多い。

ただ、逆に風があればガスは流れるので、到着時に隠れていても、しばらくすると見えてくることもある。

県営 蔵王山頂レストハウス

そんな時は、駐車場の横に「県営 蔵王山頂レストハウス」があるので、行く時は1時間くらいは粘るつもりで出かけよう。

「御釜」へのアクセスルート

出典:マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ

宮城県にある「御釜」は、山形県とのちょうど県境付近に位置しており、どちらからでも無料の「蔵王エコーライン」と、途中から分岐している有料の「蔵王ハイライン」を通ってアクセスできる。

ただし「御釜」まで行けるのは、「蔵王エコーライン」と「蔵王ハイライン」が通行できる、4月下旬から11月初旬までの実質6ヶ月間だけになる。

蔵王ハイライン

「蔵王ハイライン」の通行料金は、普通車で往復550円。

わずか片道2.5キロしかないのに高い気がするが、そのぶん眺めもいいので、ここからは飛ばすともったいない。

蔵王ハイライン

2024年は猛烈な残暑の影響で紅葉が2週間近く遅れたため、まだ色づき始めだったが、代わりに雲海が穴埋めをしてくれた。

それだけに、紅葉シーズンは朝から「御釜」の駐車場は混み合うようで、満車になると「蔵王ハイライン」に駐車待ちの渋滞が発生し、ひどい時は「蔵王エコーライン」にまでその列が続くという。

ただ「御釜」そのものは、ほとんど禿山なので、あえてその時期に行く必要があるのかどうかは疑問だ。

蔵王エコーライン

いっぽう「蔵王エコーライン」は、なかなかのワインディングで、こっちは飛ばしたくても飛ばせない(笑)。

蔵王刈田リフト

なお「蔵王エコーライン」の途中には、「蔵王刈田リフト」の乗り場がある。

リフトの搭乗時間は約8分、リフトから降りれば徒歩5分ほどで「御釜」に着く。

料金はおとな往復750円。隣接する「刈田駐車場」は無料なので、「蔵王エコーライン」の混み具合を見て、「山頂の駐車場が満車では?」と感じたら、こちらを選択する手もある。

車中泊での「御釜」へのアプローチ

蔵王山頂 レストハウス・御釜展望台

まず「御釜」には、トイレは「蔵王山頂レストハウス」の中にしか用意されておらず、駐車場を含めて屋外に24時間利用できるトイレはない。

刈田駐車場

そのため、「御釜」から「馬の背登山道」を経て「熊野岳」を目指す人達も、車中泊が必要な時は、さきほど紹介した「蔵王刈田リフト」の乗り場に隣接する、この「刈田駐車場」を利用しているようだ。

ただ聞いた話では、「刈田駐車場」のトイレは24時間利用できるが、トイレは外灯も中の照明も備えられておらず、洋式とはいえ、清掃状況もあまりよくないようだ。

なので旅行者は、少し離れたところで「前泊」し、早朝から「御釜」を目指すほうが無難だと思う。

お勧めなのは、宮城県の「道の駅村田」か、山形県の「道の駅やまがた蔵王」から「蔵王エコーライン」に向かうことだ。

「道の駅村田」は「御釜」まで約34キロ・45分、いっぽう「道の駅やまがた蔵王」は約28キロ・40分のところにある。

ちなみに宮城県側には「遠刈田温泉」、山形県側には「蔵王温泉」が、道の駅より「御釜」に近いところにある。

蔵王温泉大露天風呂

インパクトからすれば、この大露天風呂がある「蔵王温泉」だが、もし温泉町で車中泊をしたいのなら、環境は「遠刈田温泉」のほうがいい。

ただ、えてして温泉地には、「湯治ごっこ」に浸るできれば同席したくない車中泊の旅人もいる(笑)。

ただし、「蔵王エコーライン」は宮城県側のほうが通行量が多く混みやすい。

また筆者の記憶では、勾配も宮城県側のほうがきつかった気がする。

特に下りではエンジンブレーキを使い、ブレーキの踏み過ぎで効きが悪くなる、「フェード現象」や「ベーパーロック現象」が生じないよう慎重に走ろう。

車重の重いハイエースベースのキャンピングカーにとって、「蔵王エコーライン」は息の抜けない手強い道だった。

 

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